勝手に指標

  • 秘境感
    ★★★★☆
  • 天空感
    ★★★★☆
  • 潮風感
    ★☆☆☆☆
  • 爽快感
    ★★★★☆
  • 根性感
    ★★★☆☆
  • 開放感
    ★★★★☆

幽玄の山中、大秘境を縦断!
本能が喜ぶ山岳ワインディング

 関西ライダーの大定番。近畿圏ツーリングルートの筆頭格として、あまりにも有名な山岳ワインディングロードだ。元々、有料道路として建設され、1980年に供用が開始された観光道路だが、現在は無料化されており高野山と龍神温泉を連絡する重要なルートにもなっている。観光地及び日本仏教の聖地として有名な金剛峯寺を擁していると同時に、紀伊半島縦断ルートとしても重要な位置づけとなっている。また、世界遺産に登録された熊野古道の中でも、象徴的ルートと言える中辺路へも連絡するルート。つまり、国内屈指の観光地を複数擁している、観光ロードとも言えるのである。そのせいもあってか休日は観光バスやマイカーも多く、比較的交通量は多め。とは言え、渋滞が発生する程ではない為、豪快な山岳ワインディングを存分に楽しむ事ができる。
 全体的な様相は、護摩壇山を筆頭とする標高1300m前後の山稜に沿って伸びる山岳トラバースロードだ。メインディッシュはその道路線形。中低速コーナーはもちろん、ヘアピンや複合コーナーといったテクニカルポイントも盛り沢山。腕に覚えのあるライダーにとっては、極上スイーツにも似た、まさに垂涎の道だろう。総延は42.7kmあり走り応えも十分。途中には道の駅や展望台も点在しており、初心者を含めマスツーリングにもお勧めできるルートだろう。
 しかし、ネックはその展望。標高は高く道路線形も良好ながら、高い樹木のおかげでルート上よりの展望は、お世辞にも素晴らしいとは言い難い。とは言え、散発的に視界は開けており、局所的ながら抜群の展望を堪能する事は可能だ。また、随所にある展望台から眺める紀伊山地の奥深さは秘境感抜群!実際、スカイラインルートより1本外れると国内屈指の酷道・険道の宝庫。ガチ秘境が広がっているのだ。まさに幽玄の地。大定番ルートながら、穴場ポイントも数多く擁している奥深いルートでもある。
 基本的に積雪は少ない地域ながら、標高も高く冬期は冠雪や凍結も珍しくない。まれに通行止めが発生する場合もあり、季節によっては事前のチェックを忘れずに。また、早朝は路面凍結が頻発する為、春先でも十分に注意して走行して頂きたい。
 大定番ながら近畿の奥座敷とも言えるこのルートは、まだまだ多くの魅力を隠している。ぜひ、穴場探索も含めて出かけてみてはいかがだろう?

ルート中盤の箕峠付近は蒼空へ飛び出す滑走路!飛翔感抜群だ。まさにツーリングロード。次第にペースが上がりがちになるが、山岳展望を楽しみつつトコトコ走るのも気持ち良い。

遥か彼方まで緑一色。眼下は人知の及ばぬ幽玄の秘境世界。展望抜群の絶景ながら、ルート一歩外は魔界的雰囲気。この秘境感は、何とも言えない旅情を演出するのだ。

護摩壇山森林公園ワイルドライフからは、紀伊山地の山稜を見渡す大展望が!ただ、自然のスケールに圧倒される圧巻の風景だ。

全体的にルート上からの展望に乏しいながら、局所的に素晴らしい風景も多い。休憩所も点在しており、あまご飯や猪丼といった紀伊山中ならではのグルメを味わう事も可能だ。

高野龍神スカイラインは“和歌山県朝日夕陽百選”に選定されたポイントが数多く点在している。黄昏時にはルート上からも素晴らしい夕陽を堪能する事が可能だ。

マップ

  • 34.107849, 135.557950
  • 12
  • 16
  • 8
  •     

  • 34.107849, 135.557950

    高野龍神スカイライン~国道371号線~

  • 34.060919, 135.564358

    道の駅 ごまさんスカイタワー

大きい地図はこちら

  • in-out
  • ビューポイント
  • スポット(レストラン、道の駅、温泉、etc.)

ロードデータ

交通量

高野山と龍神温泉という一大観光地を連絡するルートかつ、熊野古道のルートにも被る為、観光バスやマイカーも多い。大定番の観光ルートだが、走り応えは抜群だ!

路面

山岳トラバースルートながら十分に整備されており、大型バイクでの走りも気持ちよく堪能できる。ただし、路肩は狭く不用意な停車は大変危険。冬季は凍結にも十分注意が必要

※2019年12月中旬~2020年3月までバイクの交通規制がかかっております。行かれる際には、交通情報を確認してからご出発お願い致します。
和歌山県道路交通情報
http://www2.wagmap.jp/wakayamadoro/top/

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■筆者プロフィール

神田英俊
MOTOツーリング誌編集長
内外出版社発行、隔月刊ツーリング雑誌“MOTOツーリング”誌のコンセプター兼編集長。“旅人による旅人の為の雑誌”を基本コンセプトに、全国のDEEPな旅ネタを更に深く掘り下げて取材・掲載している。個人的なバイク趣向はオフロード。季節を問わず、主にキャンプを基軸とした旅が中心。冬季北海道ツーリングの常連でもある。バイクと共に温泉もこよなく愛しており、温泉ソムリエの資格を持つ秘湯巡礼ライダーでもある。