勝手に指標

  • 秘境感
    ★★☆☆☆
  • 天空感
    ★★★★☆
  • 潮風感
    ★★★☆☆
  • 爽快感
    ★★★★☆
  • 根性感
    ★☆☆☆☆
  • 開放感
    ★★★★☆

樹林帯から感動の天空ロードへ
異世界感抜群の火山荒原に感激!

屋島は瀬戸内に面した標高282mの小高い台地だ。歴史好きな方なら、源平合戦の古戦場として聞いた事のある場所かもしれない。正確には、屋島の戦いにおいて古戦場となった場所は屋島直下(現在は干拓され住宅地)だが、その歴史的背景もあり屋島自体は定番観光スポットと言えるだろう。また、頂上の平坦な独特の形状も特徴的で、ランドマーク的存在にもなっている。この地形はメサと呼ばれる太古の火山活動の跡。屋島は火山台地でもあるのだ。江戸時代頃までは文字通り島だったが、塩田開発と干拓事業により現在は陸続きとなっている。
 香川県民ならある意味“常識”かつ、瀬戸内のランドマークとしてもあまりに有名な屋島だが、この台地を駆け登るルートが“屋島スカイウェイ”だ。だが、全長は3664m。走りを楽しむにはあまりにも短いルートの上、ピストンルート。正直、大型マシンでのツーリングとしては消化不良感を感じる方もいるだろう。屋島頂上には水族館や寺社・展望台・売店といった観光施設も整備されており、様相的にはそれら施設へのアクセス路と呼んでも過言でないかもしれない。このルートの魅力はその展望!瀬戸内をまさに一望。多島海の魅せる絶妙の風景美を心行くまで堪能できる、近隣髄一の展望ロードなのだ。標高は比較的低めながら、瀬戸内側に大きく開けた地形の為、ダイナミック感は抜群。特にトンネルを抜けた直後に広がる大展望は感激モノ。中四国屈指の絶景ロードなのだ。また、屋島スカイウェイのもう一つの魅力が夜景。高松市街地を直下に望んでおり、瀬戸を行き交う船舶群の照明も相まった風景は、周辺屈指の人気スポットにもなっている。
 実はこのルート、かつては有料道路で125cc以下のバイクは通行不可だった。しかし、2017年に無料開放されると同時に高松市道に指定。現在は無料かつ、原付も通行可能となっているが、山頂駐車場は二輪200円の料金が必要だ。また、利用可能時間も6:30~22:00と指定されている。
 大自然の中を爽快に…と言うよりは、都市近郊の散歩コース的な性格が強いルートだが、四国では数少ない瀬戸内展望絶景ロード。観光施設もルート上に集中している為、満足感の高いプチツーリングを楽しめるルートだろう。源平の昔に想いを馳せつつ、瀬戸内の多島美を楽しみに行こう。

短いながら、巨大な溶岩台地をトラバースするルート。瀬戸内に面しており展望の開ける区間が多いのも魅力。地元定番のスポットながら、一度は走っておいてソンはない。

下り坂なのに登り坂!?スカイウェイ入口より約1.6kmの場所にあるミステリーゾーン。通称“おばけ坂・幽霊坂”等と呼ばれているが、正体は錯覚。中々珍しいポイントだ。

頂上には複数の展望台が整備されており、瀬戸内を様々な角度で堪能できる。談古嶺展望台からは屋島古戦場と五剣山周辺の町並みが一望!夜景も美しいポイントだ。

これぞ屋島の秘境!大正12年に香淳皇后が命名された遊鶴亭展望台は320°の絶景。屋島台地の北端に位置する、最も海に近い展望台だ。山頂駐車場より徒歩40分かける価値アリ!

四国本土最北端の竹居岬へは屋島山頂より約30分程度。四国の“先端巡り”では外せないポイントだ。こちらは全く観光地化されていない穴場。白砂と沖に浮かぶ小豆島が美しい。

高松市は讃岐饂飩のメッカ。“小麦の芸術”とも称される餅にも似たコシと旨味の強さが特徴だ。ちなみに、市内の電柱の数より饂飩屋の数の方が多いと聞くが、真相やいかに?

マップ

  • 34.363851, 134.103834
  • 14
  • 16
  • 5
  •     

  • 34.355168, 134.109186

    市道屋島古高松線“屋島ドライブウェイ”

  • 34.359278, 134.104294

    屋島

大きい地図はこちら

  • in-out
  • ビューポイント
  • スポット(レストラン、道の駅、温泉、etc.)

ロードデータ

交通量

頂上には水族館や寺院等、観光施設が点在しており、休日はマイカーやバスも多い。また、夜景目当ての車も少なくない。観光道路の為、渋滞が発生する程ではないが、要注意。

路面

全線幅広2車線路。路面の荒れは少なく大型マシンでも気にせず走行可能。ただし、路肩は狭く駐車帯も少数が点在するのみ。路肩駐輪は禁止ではないが(4輪は禁止)極めて危険だ。

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■筆者プロフィール

神田英俊
MOTOツーリング誌編集長
内外出版社発行、隔月刊ツーリング雑誌“MOTOツーリング”誌のコンセプター兼編集長。“旅人による旅人の為の雑誌”を基本コンセプトに、全国のDEEPな旅ネタを更に深く掘り下げて取材・掲載している。個人的なバイク趣向はオフロード。季節を問わず、主にキャンプを基軸とした旅が中心。冬季北海道ツーリングの常連でもある。バイクと共に温泉もこよなく愛しており、温泉ソムリエの資格を持つ秘湯巡礼ライダーでもある。