勝手に指標

  • 秘境感
    ★★☆☆☆
  • 天空感
    ★☆☆☆☆
  • 潮風感
    ★★★★★
  • 爽快感
    ★★★★☆
  • 根性感
    ★☆☆☆☆
  • 開放感
    ★★★★★

瀬戸の潮風と多島海の絶景!
変化に富んだ爽快感抜群の旅路へ

市街地の多い岡山県南地域で、爽快ロードの筆頭格として定番の絶景路。当初は何と兵庫県西部の太子竜野バイパスまで接続し、大阪までダイレクトに接続するルートとなる予定だったのだ。しかし山陽自動車道の建設により、現状は岡山県東部と兵庫県西部を連絡するバイパス路として利用されている。
 当初は“岡山ブルーハイウェイ”という名称にて有料にて供与されていたが、2004年に無料化(名称変更は1994年)。驚くべき事に、当初より原付も走行可能な“ハイウェイ”であり、一大バイクブームだった当時は、近隣県の原付ライダーもこぞって集うツーリングロードだったのである。もちろん無料化された現在も原付走行は可能。その為、休日は県外の旅ライダーも含め、多くのバイクで賑わっているルートでもある。
 交通ルートとしても、渋滞がちな国道2号線の県東部をバイパスできる為、非常に時短効果が高い(岡山市内中心部より比較すると実質30分以上は短縮可能)。また、ブルーライン終点より山陽自動車道備前ICへダイレクトにアクセス可能な為、利便性も非常に高いのだ。
 また、その風景が素晴らしい。前半は干拓地の広大な田園地帯。中盤は山間の高速ワインディング、後半は多島海の展望とハイライトシーンがトリプルで迫ってくる。“絶景ロード”と呼ばれているものの、その区間は実に一瞬であるルートも数多いが、岡山ブルーラインは総延の70%程度は絶景ロード区間と呼んでも差し支えない。しかもハイライトを大きく分けても3つのシーンに分類可能な変化に富んだルートの為、実際以上に爽快感を堪能できるお得なルートでもあるのだ。総延は約32kmと、一気に走ればあっという間だが、のんびり流すには丁度良い距離でもある。
 そして、走るだけではなく“買う・遊ぶ”事でも楽しめるという特長もある。ルート途中には有料道路時代のPAを改装した道の駅が2ヶ所設けられており、中でも道の駅一本松展望園には、本格的な蒸気ボイラーで走るミニSLに乗れる鉄道公園が整備されている。また、眼下にはかつての塩田跡が一望!近隣屈指の絶景スポットでもあるのだ。一方、そこから東側の道の駅黒井山グリーンパークは鮮魚を購入可能な穴場スポット。特に、岡山県の特産であるママカリの酢漬(岡山漁連産がお勧め!)を購入できる為、岡山最後の土産ポイントとしてもお勧めなのである。
 岡山県は“晴れの国”とも呼ばれている程、気候は温暖。冬でも暖かさを感じる日が比較的多い為、岡山ブルーラインは厳寒期のツーリングスポットとしては最適なルートでもある。しかし!早朝の山間部ルートは若干凍結していた事がある事も確認済み。また、路肩が狭い為、停車しての休憩は大変危険だ。温暖で緩やかな雰囲気ながら、決して気を抜かずに走行して頂きたい。

岡山ブルーライン東部にあたる鶴海界隈では、入り組んだ多島海にて牡蠣の養殖が盛ん。ルート上からは牡蠣のイカダが点在する原風景的な絶景を堪能する事ができる。

山間部もブルーラインのハイライトシーンの一つだ。山間部とは言え、高規格に整備された高速コーナーが連続する、まさにバイクの為の道。取り締まりも頻繁に行われており、スピードには十分注意を。

備前市の日生町は良港に囲まれた小さな港町。昔ながらの漁村風景と共に、穏やかな時間が流れる旅情抜群の雰囲気が魅力。鮮魚はもちろん、冬の時期は牡蠣。カキオコは特に要チェック!

小豆島を目前に臨む瀬戸内の離島、前島は牛窓よりフェリー(1日20便程度/自二往復860円)にて5分程で渡れる小島だ。瀬戸の潮風と展望台よりの多島海の展望は必見!

牡蠣の特産地、日生町は小さな漁村ながら海鮮の宝庫。中でも、旬の牡蠣がたっぷり入った牡蠣のお好み焼き“カキオコ”は郷土グルメとして大人気。一度は食べておきたいメニューだ。

マップ

  • 34.724648, 134.233111
  • 15
  • 18
  • 8
  • 34.724648, 134.233111

    岡山ブルーライン~岡山県道397号寒河本庄岡山線~

  • 34.723708, 134.240189

    瀬戸内海国立公園夕立受山

大きい地図はこちら

  • in-out
  • ビューポイント
  • スポット(レストラン、道の駅、温泉、etc.)

ロードデータ

交通量

岡山市街地と赤穂・牛窓方面を繋ぐ早道&近道となっている為、大型車両を含め交通量はかなり多め。しかし、信号皆無で渋滞の心配は全く無く、爽快な走行と景色が楽しめる。

路面

元高規格有料道路だった事もあり、路面や整備状態は非常に良い。しかし、高架部分も多い上、路肩が極端に狭い為、路上停車は極めて危険。途中のPAや道の駅を利用しよう。

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■筆者プロフィール

神田英俊
MOTOツーリング誌編集長
内外出版社発行、隔月刊ツーリング雑誌“MOTOツーリング”誌のコンセプター兼編集長。“旅人による旅人の為の雑誌”を基本コンセプトに、全国のDEEPな旅ネタを更に深く掘り下げて取材・掲載している。個人的なバイク趣向はオフロード。季節を問わず、主にキャンプを基軸とした旅が中心。冬季北海道ツーリングの常連でもある。バイクと共に温泉もこよなく愛しており、温泉ソムリエの資格を持つ秘湯巡礼ライダーでもある。