春先のシーズンインを前にやっておきたいメンテナンスと言えば、洗車です。洗車はただ車体をキレイにするだけでなく各部に目をやる絶好の機会。今回は、洗車のコツのほか、バイク専用の洗車アイテムもご紹介します。

1.洗車で大事なことは、「洗いながら、よく見ること」

洗車はメンテナンスの基本であり、簡単に済ますこともできますが、実は奥が深いものです。愛車を水洗いするだけでもカッコよく見えるのはもちろんですが、各部のサビ落としやワックスがけなどの「愛車磨き」も丁寧な洗車の先にあるものです。

洗車で大事なことは、「洗いながら、各部をよく見ること」です。上から見て終わりではなく、かがんで見る、覗き込んで見る、こうしたことを習慣づけることで、愛車のダメージや不調に敏感になり、消耗部品の交換や故障などのトラブルにいち早く気づくこともできます。ぜひ、洗いながら、その奥や裏側にも目をやってみてください。それだけで、バイクに詳しくなることもできますよ。

2.バイク用品メーカーが開発した洗車アイテムで、楽に!効率的に!

洗車は意外と面倒です。自宅でできない場合はコイン洗車場などに行くことになりますが、水を出せる時間が決まっているため、洗車1回のコストを考えると、まさに時間との戦いです。こうした状況では、できれば楽に、効率的に汚れを落としたいものです。そこでオススメしたいのが、バイク用品メーカーが開発した洗車アイテムです。今回は、デイトナから発売される下記製品を使って行います。

①「バイク用 大容量シャンプー」 価格:950円(税抜)、サイズ:2.5L
②「アルティシャイン【バイク専用】ホイールクリーナー」 価格:1,500円(税抜)、サイズ:280ml
③「アルティシャイン【バイク専用】透明樹脂クリーナー」 価格:1,200円(税抜)、サイズ:140ml
④「メンテナンスブラシ 5本セット」 価格:1,100円(税抜)
 ※毛先違いのナイロンブラシ3本、真鍮ブラシ1本、ワイヤーブラシ1本
⑤「フレキシブルホイールブラシ」 価格:1,200円(税抜)、ブラシ部寸法:約φ80×220mm
 ※ブラシ部分の折り曲げ使用が可能
⑥「フレキシブルエンジンブラシ」 価格:1,200円(税抜)、ブラシ部寸法:約φ85×230mm
 ※ブラシ部分の折り曲げ使用が可能
⑦「マフラープラグ ビッグ φ28~φ53」 価格:550円(税抜)、寸法:約φ28×53mm
⑧「チェーンメンテナンスセット」 価格:2,400円(税抜)
※チェーンクリーナー(420ml)、チェーンルブ(220ml)、簡単ブラシのセット

●問合せ先:株式会社デイトナ
電話:0120-60-4955(月~金9~18時 ※指定休業日、祝祭日を除く)
URL: http://www.daytona.co.jp/products/genre02-J00417

3.洗車のポイントは洗う順番を考えて、道具を使いこなすこと

洗車のポイントを順番に沿って説明します。

1.車体全体に水をかけて汚れに水分を含ませる

ホコリや少量の泥など簡単な汚れは水で流します。水は基本的に上から下にかけます。水をかけながらブラシやスポンジで洗い流して拭きとるだけでも立派な「水洗い洗車」です。この時、マフラーエンドから水が入らないように注意します。「マフラープラグ」のような専用品があると便利で安心です。なお、ウインドスクリーンなど透明樹脂パーツを洗う時は、小傷がつかないように注意が必要です。※【6.スクリーンなど透明樹脂の洗い方・拭き方】を参照。

また、高圧洗浄機を使う場合は、電装・ハーネスが集まるタンク裏側やヘッドライト回り、スイッチ類には直接吹きかけないように注意します。電装系にトラブルを抱えるバイクだと、これだけでリーク(電気漏れ)の原因となりエンジンが始動できなくなる恐れもあるからです。

2.チェーンやホイールのオイル汚れは先に落とす

部屋を掃除する時のように、洗車も上から下に洗っていくと何度も車両全体に水をかけなくて済みます。しかし、チェーンやスイングアーム、ホイールといった足回りは洗っている最中にオイルが飛び散りやすいため、まず先に洗ってしまいましょう。チェーンもホイールも洗う場所を少しずつずらさなければいけないので面倒ですが、「チェーンクリーナー」や「ホイールクリーナー」といったケミカル剤や専用ブラシを使えば、洗う時間を短縮できます。なお、「チェーンルブ(オイル)」によるチェーンへの注油は洗車が終わった後、水分を拭き取ったチェーンに対して行います。

3.バイク用シャンプーで車体全体を洗う

バイクの汚れを落とすには、バイク用シャンプーが最適です。デイトナ「バイク用 大容量シャンプー」は弱アルカリ性で無着色、研磨剤も不使用です。さらに防錆剤が配合されており、洗車後の安心感も高い製品なのでオススメです。バケツでシャンプーと水を混ぜ、スポンジやブラシに含ませながら車体全体を洗います。なお、家庭用台所洗剤などでも代用できなくはないですが、その場合は中性のものを使用し、拭き残しがないように注意してください。

4.見えにくいところ、奥まったところにはブラシを活用

リヤフェンダーやマフラーの裏側、エンジンのシリンダーフィンなど、パッと見では目立たないところや奥まったところ、手が届かないようなところには小さ目のブラシを使います。プラスチックの外装パーツには「ナイロンブラシ」、金属パーツには「真鍮ブラシ」と、パーツの素材に合わせて傷がつかないように洗います。なお、金属パーツでも塗装されている部分に真鍮ブラシやワイヤーブラシを使ってしまうと傷がついてしまうので注意が必要です。

5.やわらかいウエスやセーム革で水分を拭き取る

シャンプーが終わったら、水で洗い流します。車体の細かなところやすき間にシャンプーが残らないように上から下に、丁寧に角度を変えながら流します。その後、やわらかくきれいなウエスやマイクロファイバークロスなどで小傷がつかないように車体の上から下へ水分を拭き取っていきます。拭き取りをしっかりやらないと、パーツの材質や色によっては水滴の跡が汚く残り、かなり目立ってしまいます。なお、バイク販売店などでは、エンジンのシリンダーフィンといった細かなすき間の水分はエアガンで素早く吹き飛ばしてしまいます。少々値が張りますが、エアコンプレッサーがあれば、こうした仕上げも可能です。

なお、真夏など気温が高く、シャンプーしたところがすぐに乾いてしまうような時は、タンクやシートなど車体の上部から下部へ何回かに分けながら「シャンプー → 洗い → 拭き取り」を繰り返します。こうすることで、シャンプーや汚れ混じりの泡が乾いて残ることを防ぎます。

6.スクリーンなど透明樹脂の洗い方・拭き方

ウインドスクリーンやメーターガラス(レンズ)など透明樹脂パーツに関しては、シャンプー時にゴシゴシ洗うことは厳禁です。スポンジやウエス、ブラシなど、たいていの道具で傷がついてしまうからです。こうした透明樹脂パーツには専用品を使うのがベストです。デイトナ「アルティシャイン【バイク専用】透明樹脂クリーナー」はウインドスクリーンやメーターガラス、ヘルメットシールドにも使え、汚れや小傷を除去してくれます。また、ノンシリコンなので施工後のぎらつきがなくクリアな視界が得られ、汚れの再付着も防止する優れモノです。

専用クリーナーが無い場合は、とにかく力を入れず、スポンジ等を大きく動かさずに洗います。また、拭き取る際は、ウエスをぽんぽんと押しつけるように拭き取ります。窓ガラスのようにキュッキュッ、サッサと大きなストロークで拭いてしまうと、無数の細かな傷がついてしまいます。なお、少々高価ですが、透明樹脂パーツのためにセーム革や吹き上げクロスを用意しておくと傷の心配がありません。

いかがでしたか。カバーをかけて保管していても、ホコリや雨の跳ね返りなど、バイクは少しずつ汚れていきます。愛車のピカピカ具合はオーナーの愛情に比例します。ぜひ、まめな洗車にチャレンジしてください。愛車への愛情も深まりますよ!

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