ライダーの皆さんは一通りの道路標示・標識は学んで免許を取得していることと思いますが、ツーリング先で普段見かけない標示や標識直面すると「え、これなんて意味だっけ……?」なんてことになるかもしれません。

今回は、街中であまり見かけることのない、ちょっぴり珍しい道路標示・標識をおさらいしてきましょう!

左折可の標示板

街中で比較的多く見つけることのできる標示板が「左折可の標示板」。

信号が「赤」であっても、歩行者や周囲の交通を妨げない限り、常時左折が可能な標示板です。一見「一方通行」と見間違えやすいですが、信号に従って停止してしまうと後続車から追突されるリスクもあるため、しっかり区別したいポイントです。

安全地帯(標示・標識)

路面電車に乗降する人や、幅の広い道路を横断する歩行者のための避難スペースです。こちらもあまり見かけることはありませんが、やむを得ない場合であっても、絶対に入ってはいけない場所なので注意が必要です。

ライダーが注意すべきは、「安全地帯の左側とその前後10mは駐停車禁止」であり、さらに「歩行者がいる場合は徐行」が義務付けられている点です。

前方優先道路(標示・標識)

交差する前方の道路が優先道路であることを示しています。路面には小さな白い三角形(▽)が並んでいることもあります。一時停止義務はありませんが、優先道路を走る車両の進行を妨げてはいけません。

◇型のマークは前方横断歩道ありの道路標示なので、混同しないよう注意したいですね。

右側通行

ほとんど遭遇することはありませんが、珍しい道路標示として挙げられるのが、こちらの右側通行の標示。

通常、車は左側を通行しますが、幅が狭く車が中央線からはみ出さなければ通行できないなど、特殊な構造の道路で例外的に「右側を通行することができる」と指示する標識です。

対向車が来る前提の動きになるため、非常に緊張感のある区別が必要です。もしこの道路標示がある道を通ることがあれば、安全に注意して走行しましょう。

環状交差点における右回り通行

「環状交差点」を指します。信号のない円形の交差点で、時計回り(右回り)に通行します。

この標識に遭遇した際には、基本的に指定方向外進入禁止と同じように通行すれば大丈夫です。ただし、進入する際は徐行し、追い越しは厳禁です。

「ラウンドアバウト」とも呼ばれます。信号がないためスムーズに通行できますが、「環道内(円の中)を走っている車両が優先」というルールを忘れると接触事故に繋がります。入る時は徐行、出る時は左側ウィンカーを出すのが基本ルールです。

黄色い警戒標識の「ロータリーあり」というものもありますが、前方にロータリー構造の道路があるという点は同じです。

軌道敷内通行可

路面電車が走る街などへツーリングした際には見かけることがあるかもしれないのがこの標識。

本来、バイクやクルマは路面電車のレールの上(軌道敷内)を走れませんが、この標識がある区間では走行可能です。

ただし、電車が来た場合は速やかにレールから出なければなりません。雨の日のレールは非常に滑りやすく、溝にタイヤをとられる可能性もあるため、ライダーにとっては「通行可だけど要注意」な場所です。

警笛鳴らせ&警笛区間

「警笛鳴らせ」は、見通しの悪い峠道の曲がり角などで必ずクラクションを鳴らさなければならない場所です。

「警笛区間」は、その区間内で見通しの悪い場所がある際に鳴らす必要があることを示します。ツーリング中の山道でよく見かける、ライダーにはおなじみの標識ですね。

山道のブラインドコーナーなどで「警笛鳴らせ」の標識があったら、必ずクラクションを鳴らしましょう。これはマナーではなく義務であり、鳴らさないと「警笛鳴らせの標識等違反」になります。自分の存在を対向車に知らせる、命を守る合図ですね。

道路標識・標示をしっかり覚えて、ツーリング先も安全に!

免許を取得する際に一度は勉強する内容ですが、もしかすると忘れてしまっている方もいたのではないでしょうか?

普段は見かけないけれど、ツーリング先で偶然遭遇した際、交通ルールに違反してしまわないよう、道路標識・道路標示は時々勉強しなおしてみるのがおすすめです。

道路標示・標識をマスターして、安全にライディングを楽しみましょう!

筆者プロフィール

webオートバイ×BikeLifeLab

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