近年、バイク盗難の話をよく聞きます。一般的には帰省や旅行などで家を留守にする夏休みや年末年始に増えると言われています。そこで今回は、夏休みを迎える前に、簡単便利な盗難用品を紹介します。

1.一番多いのは住宅での盗難! バイクカバーとチェーンロックが基本

警視庁公表の平成28年度データによると、バイク盗難発生場所で最も多かったのは住宅の敷地内、次に多かったのが道路上、その次が駐車場・駐輪場と続きます。

毎晩バイクを置いている自宅の保管場所では、皆さんも可能な限りの対策をしているのではないでしょうか? それでも「住宅」での盗難が最も多いということは、賃貸住宅や集合住宅など、バイクの保管場所や保管状態が自分の思うようにはできていないことが考えられます。やはり部屋を借りたりマンションを購入する際には、バイクの保管状況を考える必要がありそうです。

そこで、自宅でバイクを保管する際の最低限の対策が、バイクカバーとチェーンロックとなります。よく、バイクカバーの色が議論になりますが、最も理想的なのは、窃盗犯からバイクの存在を見えにくくすること。つまり黒やグレーなど夜間にバイクの存在がわかりにくい色を選びます。その上で、なるべく太く重いチェーンロックで構造物とバイクを固定し、敷地内の人影に反応するセンサーライトや防犯カメラ(ダミーでも効果あり)も備えるのが理想です。

ただし、住宅周辺の人通りが多い場合は、逆に、一般的なシルバーカラーのバイクカバーでかまいません。そのかわり、極太チェーンロックの存在が目立つように、チェーンの布カバーをブルーやオレンジなど目立つものにしセキュリティの高さをアピールします。さらに補助として複数のロックを組み合わせましょう。バイクの存在がどうしても目につきやすい場合は、このように「盗みにくい、盗みに時間がかかる」アピールが効果的です。

■DATA:
品 名:NANKAI EX-6 バイクカバーEX
価 格(税別)/10,700円
カラー:シルバー×ブルー
サイズ:最大車長2.3m、最大車高1.3m

■DATA:
品 名:DOBERMAN DBL-005 チェーンロック
価 格(税別)/9,800円
カラー:スリーブはブラックとオレンジを選択可能
サイズ:チェーン全長約1.3m
重 量:約5kg(Uロック・アシストリング含む)
素 材:強化クロムモリブデン鋼
付属品:Uロック1個、スリーブ(ブラック・オレンジ)、アシストリング1個、スペアキー3本

問合せ先:南海部品株式会社
電話: 06 – 6344 – 1581
URL: http://www.nankaibuhin.co.jp

2.出先でも44.1%の高い割合!グッドライダー・防犯登録も有効

さて、住宅に続く道路上や駐車場・駐輪場など、バイクで出かけた先での盗難割合も、全てを合計すれば44.1%となり、とても油断できない状況であることがわかります。こうした状況を踏まえ、警視庁では、以下の対策を薦めています。

●バイク盗難の防犯対策 ※警視庁公式サイトより引用
①絶対に路上に放置しない
②バイクから離れるときは短時間でもハンドルロックをしてキーを抜く
③防犯性の高い補助ロックを使う
④以下のような盗難防止装置を取り付ける
・マグシャッター付きシリンダーキー
・U字ロック
・チェーンロック
・ディスクロック
・バイクアラーム
⑤駐輪する時はバイクカバーをかける
⑥グッドライダー・防犯登録※をする
⑦犯罪防止に配慮した整備された駐車場・駐輪場を利用する
・簡単に人が入場できない構造で、車体をつなげる固定物がある
・フェンス等が設置してあり、夜間でも照明設備で明るく見通しが良い
・管理人が常駐している。または防犯カメラが設置されている。

※グッドライダー・防犯登録
日本二輪車普及安全協会と警視庁(東京の場合)が協力して実施するもので、加入車両は警察のコンピューターである「24時間全国オンライン網」に登録され、不審車両の発見時などに所有者確認が迅速にできるシステムです。加入車両の場合、警察が迅速に対応できるということで「盗ませないための」抑止効果にもなっているほか、盗まれた後の早期発見にも効果を発揮しています。

3.ツーリング中でもロックを携帯する習慣をつけよう!

さて、ハンドルロックやキーの抜き取りは当然のこととして、その上で、携帯に便利なU字ロックやディスクロックを組み合わせていくことが「盗ませない」ための最低限の工夫です。

写真は、南海部品の「DBL-001ポリゴンロック」という商品で、強化スチール鋼のプレートにより折り畳みが可能なので携帯時はほぼ手の平サイズとなり、シート下スペースにも収納可能です。また、展開時には、ポールやフェンスなどの固定物に回しこむことによって盗難防止効果を高めることができます。チェーンロックより軽量でワイヤーロック並みの使い勝手を持つ、とても便利なロックなのです。

■DATA:
品 名:DOBERMAN DBL-001 ポリゴンロック
価 格(税別)/4,300円
カラー:ブラックのみ
サイズ:全長約85㎝(折りたたみ時約18.8×5.4㎝)
重 量:約770g
素 材:強化スチール鋼 
付属品:収納袋 スペアキー3本

問合せ先:南海部品株式会社
電話: 06 – 6344 – 1581
URL: http://www.nankaibuhin.co.jp

また、バイク本体ではありませんが盗まれやすい用品のひとつにヘルメットがあります。近年のバイクは、ヘルメットホルダーの無いものや、あってもワイヤー式で使うのが面倒というものも増えています。ヘルメットは高価な用品なので後付けのヘルメットロックを増設するのもひとつの手です。

ヘルメットロックの多くは、ハンドルやサブフレームなどのパイプに装着するタイプです。写真の南海部品「DBL-002 ヘルメットロック」は直径22~25mmのパイプに装着・固定することができます。22mmというサイズは自転車やバイクの一般的なパイプ径なので、多くのモデルに対応しています。

ツーリング中など、ヘルメットをミラーにかけたままトイレなどの施設に入ってしまうライダーは意外と多くいます。盗難はもちろんのこと風や振動による落下からヘルメットを守るためにも、こうしたパーツは日常的に使用したいものです。

いかがでしたか? 盗難防止のためにできることはたくさんありますが、まずはこういったお手軽なロックを使い始めることをお勧めします。ロックがひとつ多ければ、それだけ犯行を断念させる効果が増すのですから。