iPhoneと言えばスマホの定番人気モデル。
特に日本ではiPhoneのシェア率が2021年現在63%を超えているんだとか。

ライダーにもiPhoneユーザーは多く、この記事を書いている僕もiPhoneユーザーであり、ライダーです。

しかしアップルいわく、iPhoneをバイクにマウントするのはあまりおすすめできないんだとか?!

バイクの振動がカメラに悪影響


2021年9月10日、アップルからこんな発表がありました。
「iPhoneを特定の周波数範囲内の高振幅振動、特に高出力のオートバイエンジンによって生成される振動にさらすと、カメラシステムのパフォーマンスが低下する可能性があります。」(Google翻訳をベースに編集部にて改訳)

原文はこちら Exposure to vibrations, like those generated by high-powered motorcycle engines, might impact iPhone cameras

発表された内容を要約すると、iPhoneの一部モデルのカメラには光学式手ぶれ補正機構(OIS)クローズドループAFが搭載されていて、これにより写真を撮りながら動いてしまったりなど、困難な状況でもキレイな写真を撮ることができるというハイテクな機能。

このOISとAF機能が長時間特定の周波数範囲内の高振幅振動に長時間さらされると不具合が起き、写真やビデオの画質が低下する恐れがあるとのこと。
その壊れる可能性のある周波数の振動が一部のバイクによっておきてしまい、ハンドルや車体にマウントするとOISとAFが壊れてしまう可能性があるんです。


今回の発表ではiPhoneカメラのOISとAFが壊れる可能性があるとのことで、他のシステム面での影響は記述されていませんでした。

これは一部ライダーの間で結構前から言われていた話で、実際バイクにマウントしていてカメラが壊れた、という話は何人も聞いたことがあります。
しかしまさかアップルが注意喚起するほど本格的に壊れていたとは…!

バイクの振動で壊れやすいiPhoneは?

今回問題となったOISが搭載されているモデルは以下の通り。
iPhone 6 Plus以降のほぼすべてのモデルに搭載されているようですが、2021年9月15日に発表された次期iPhone13には従来とは違うセンサーシフト式の手ブレ補正が採用されるのではないかと言われています。

・問題となったOIS搭載モデル
iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 6 Plus、iPhone 6s Plus、iPhone SE(第2世代)

iPhone 12 Pro Maxの広角レンズのみ従来とは違うセンサーシフト式の手ブレ補正を採用していますが、3つのレンズのうち広角以外の他のレンズには従来と同じOISが搭載されているようです。
他にもiPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max の超広角カメラ、iPhone 7 Plus、iPhone 8 Plusの広角カメラも同じく問題となった手ブレ補正は入っていませんが、他のレンズには搭載されているようです。

・クローズドループAFが搭載されているモデル
iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone SE(第2世代)
(iPhone12については不明)

ここではiPhoneのみを挙げていますが、Android含む他社スマホのカメラにも同じような機能が含まれている機種が存在するため、iPhoneだけでなくスマホ全般注意が必要です。

出典:一部アップルサポートページから抜粋、iPhone 12においては編集部調べ

単気筒、2気筒は要注意!


今回の発表では高出力、または大容量のバイクのエンジンで生まれる振動に対してのみの記述でさらに具体的な情報は発表されていません。

これはMotoBe編集部の周りで起きた事例ですが、250cc以上の単気筒やハーレーなどのビックツインエンジンにマウントした結果、カメラが壊れたという事例が多くありました。

ですが250cc以上の4気筒エンジンのバイク、ミドルクラス以上の3気筒エンジンのバイクでも似たような振動が発生する確率はあるので「このバイクは安全!」という車種、エンジンはありません

今やスマホは人の近くになら何でもマウントする機会があると思うので、自転車やクルマならともかく、バイクは中でも振動が直接的なのかもしれません。

振動吸収ダンパーで対策できる?


振動でスマホに不具合が起こるというのはかなり前から言われていたため、最近のバイク用スマホマウントには振動吸収ダンパーが搭載されているものもあります。

関連記事:スマホ振動はこれで解決?衝撃吸収ダンパー付きのおすすめスマホホルダーを紹介!
関連記事:バイクの振動でスマホが壊れる?!クアッドロックの衝撃吸収ダンパーの効果を比較してメーカーに聞いてみた

これは車体に直接マウントするのではなく、マウントとスマホの間に振動を緩和する素材を入れたもの
実際これをつけることで振動が少なくなり、前は壊れたけどダンパーを入れてからは故障していないという声もあります。


しかし、一部ではダンパーを入れても再度壊れたという事例も。
今回のアップルの発表でも「モペットやスクーターなど小排気量エンジンや電気エンジンを搭載した車両にiPhoneを取り付けると、比較的低振幅の振動が発生する可能性がありますが、損傷のリスクを軽減するために振動減衰マウントをお勧めします。また、損傷のリスクをさらに減らすために、長期間の定期的な使用を避けることをお勧めします。」

と、ダンパーを使ったからと言って壊れないということはないし、振動がほとんど無いスクーターや電動バイクでもダンパーを使って長期間の使用は避けることを推奨しています。
結局は愛車の調子によって同じバイクでも振動の種類が違ったり、いつも使うことが多い回転数によっても振動の周波数が変わってしまうので、一概には言えません。

まとめ

今やバイクにスマホをマウントしていないライダーのほうが少ないんじゃないかと思うくらい、色んなライダーが愛車のハンドル周りにスマホをマウントしていると思います。

今後のアップルの対応やこれを改善する新機種、もしくは振動を無にする新しいマウントが登場するのかはわかりませんが、振動が激しいバイクに乗っているとライダー自身もキツイので、機械であるスマホがキツイのは当然なのかもしれません。

少なくとも現段階ではライダーのポケットやバックに入れておけば今回のような振動にはさらされないので故障のリスクは格段に減ります
また詳しい続報が届き次第、お伝えします!

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