~関東・東海地域きっての名道
ほのかな潮風と富士山遠望の絶景!~

関東ライダーにとって、定番でありながら不動NO.1の人気を誇るツーリングスポットが伊豆半島だ。
首都圏より2時間程度と抜群のアクセスにも関わらず、豪快な山岳地帯と爽快な海岸ロードが混在し、至る所で絶景のオンパレードが楽しめる。

絶景のみならず、海鮮を中心とする海の幸も年間を通じて豊富で漁港も多い。
素晴らしい鮮度の魚介が、かなりのお値打ち価格で頂ける事もあり、ライダーのみならず世界中より多くの観光客が詰めかける一大観光地でもあるのだ。

中でも定番の人気ポイントは、豪快な海岸風景が楽しめアクセスも良い東伊豆方面に集中している。
温泉で有名な伊東や熱川、金目鯛が美味い稲取。これらは全て東海岸だ。

当然、休日の海岸道路は大渋滞。
海鮮と絶景のスケールは素晴らしいが、渋滞のスケールも天下一。
辟易した経験のあるライダーは大変多いに違いない。

しかし、そんな伊豆でも比較的穴場と言われているのが西海岸だ。
天城山脈以西、西伊豆と呼ばれている一帯は、東伊豆と比べて観光地化が進んでおらず古い道が多い。
その為、国道でも酷道状態の場所も多く、一般観光客は少な目。
ストレスを感じず爽快に走りたいなら、絶対に西伊豆がお勧めなのだ。

そんな西伊豆で絶対に外せない爽快ロードが西伊豆スカイラインだ。
伊豆半島の山稜、達磨山より土肥峠までの約10kmを南北に縦断する絶景ロードである。

時間にして約20分。
走りきるとあっという間だが、ピーク標高は実に900mにも及ぶ豪快なアップダウンが堪能できる。

かつては有料道路だった事もあり、道幅は広く路面状態も良い。
しかし、最も素晴らしいポイントは富士山と相模湾・駿河湾の3つを一気に眺めることができる事だろう。

伊豆半島の背骨をトラバースするルートの為、半島の東西を一度に眺める事ができるのだ。

右に駿河湾と富士山。左には相模湾と湘南海岸。
まさに「両手に花」である。

日本広しといえども、2大名所を一度に堪能できるスカイラインはここだけ。
しかも交通量は少な目。
伊豆半島に訪れたなら絶対に走っておきたい、言わば裏定番スカイラインなのだ。

駿河湾を遠望しつつ半島の背骨を南北にトラバースしてゆく。
晴れた日には富士山を正面に望む絶景を楽しむ事ができる。
適度なワインディングが大変気持ち良いルートだ。

多少荒れ気味とは言え、大型ツアラーでも全く気兼ね無く攻め込める路面と、絶妙な線形が美しい道路。
標高は高めで、晩秋の今頃は気温もかなり下がっている。
防寒装備は十分に備えておこう。

海風を感じつつ山岳ワインディングを楽しめる大変珍しいルート。
駿河湾と富士山のコラボは思わず見とれる絶景だ。
駐車場もいくつか整備されている為、ぜひ見とれて頂きたい。

明るい雰囲気とは言え、一級の山岳地帯を縦断するルート。
豪快なワインディングも十分に堪能できる。
テクニカルな線形も多い為、ベテランライダーには大変面白いルートだろう。

~ワインディングの後は西伊豆の海鮮を楽しもう!~

西伊豆スカイラインを走りきった後は、麓の小さな港町、土肥で海鮮を堪能しておこう。
漁協直売所やお土産売り場も充実しており、マスツーリングでの利用にも大変便利。
清水港へ向かう駿河湾フェリーも連絡しており、交通アクセスも抜群だ。

オススメスポット

千歳すし

街道に面した小さな寿司屋。
名物は地魚や地エビが豪快に盛られた海鮮丼だ。

珍しい深海海鮮を頂ける場合もあり、ツウの間でも知られている密かな人気店だ。

住所:静岡県伊豆市土肥438
連絡先:0558-98-2151
営業時間:11:00~14:30、17:00~20:30 不定休

食事処 さくら

地元のファンで大盛況の海鮮料理屋。
定番の海鮮丼も美味いが、イカ丼の鮮度は特筆モノ。

季節に応じて種類や価格も変化し、天候によっては無い日もあるが、これは本当に美味い。

住所:静岡県伊豆市土肥690-8
連絡先:0558-98-0813
日帰り入浴時間:11:00~20:00 不定休

筆者プロフィール

神田 英俊

内外出版社発行、隔月刊ツーリング雑誌“MOTOツーリング”誌のコンセプター兼編集長。“旅人による旅人の為の雑誌”を基本コンセプトに、全国のDEEPな旅ネタを更に深く掘り下げて取材・掲載している。個人的なバイク趣向はオフロード。季節を問わず、主にキャンプを基軸とした旅が中心。冬季北海道ツーリングの常連でもある。バイクと共に温泉もこよなく愛しており、温泉ソムリエの資格を持つ秘湯巡礼ライダーでもある。