勝手に指標

  • 秘境感
    ★★☆☆☆
  • 天空感
    ★☆☆☆☆
  • 潮風感
    ★★★★★
  • 爽快感
    ★★★★☆
  • 根性感
    ★☆☆☆☆
  • 開放感
    ★★★★☆

旅情と南国感抜群の潮風ロード
さぁ、海と空の蒼が出会う道へ!

 海と空の蒼が出会う景色がどこまでも続く情景。水平線という、非常にシンプルながら深淵なる魅力を秘めた絶景を、心ゆくまで堪能できるルートがこの日南フェニックスロードだ。
 宮崎市と都井岬を結ぶ総延84kmにも及ぶロングルートで、地元では“日南海岸ロードパーク”という名称の方がメジャーかもしれない。宮崎県を海岸線に沿って南北に縦断するルートであり、主に北部の国道220号区間と南部の国道448号区間に大きく分類されている。中でも南部の国道448号線に沿った区間は、豪快な海岸風景と太平洋の蒼のコントラストが感動的な文字通りの絶景ルートだ。
 やはりハイライトは終点の都井岬。大隅半島を遠望する展望は国内屈指の良景。また、絶景である事もそうだが、周辺ロケーションや道程の様相も含め、バイク旅感を十分に感じる旅情抜群な雰囲気である事も重要なピックアップポイントだろう。その上、周辺屈指の夕陽ポイントでもあり、大隅半島へ沈む幻想的な夕陽を鑑賞できるスポットでもある。この黄昏タイムに合わせ、都井岬を目指して走るツーリングが最も贅沢な旅。青と赤、2つの色が醸す風景を存分に味わう事ができる。
 日南市以北の国道220号線区間は、ロードパークとして比較的整備された様相ながら、南部の国道448号線区間はワイルド感抜群。もちろん全線整備された2車線路ながら、太平洋の荒々しさを実感できる野趣を求めるならば、南区間の方がお勧めだろう。ただし、食堂や観光施設が大変少ない為、ご当地グルメ等を同時に味わいたいなら、日南市内にて腹ごしらえは済ませておく方が吉だ。
 現在、国道448号は一部区間で崩落の為、全面通行止めになっている。が、迂回ルートも完備されており、全線通貫してストレス無く走る事は可能。また、お勧めの穴場ルートは迂回路が国道448号に再合流する市木地区より、通行止め箇所に向かって北上するプランだ。もちろん、ピストンルートにはなるが、マイカーやバス等が皆無の為、まさにプライベートロードパークなのだ。
 小崩落も多く、天候により度々規制のかかる脆弱なルートだが、感激度は国内屈指。全国的知名度は今一つながら、九州南部の旅では絶対に外せない感激ルートなのである。

彼方に大隅半島を遠望できる都井岬の絶景スポットがこの小松ヶ丘。まさに空と海の蒼が出会う場所。愛車と共に潮風を存分に味わおう。

都井岬は周辺屈指の夕陽ポイントでもある。大隅半島に沈む夕陽を眺めつつ迎える黄昏は旅情抜群。この時間にここを目指して走る旅もお勧めだ。

日南市街にある堀川橋は明治38年建造の石造橋。もちろん現役でバイク通行も可能だ。映画「男はつらいよ~寅次郎の青春~」にも登場した橋だ。

油津は中世から日明貿易や琉球との貿易で栄えた港町。特に大正時代から昭和初期にかけては飫肥杉とマグロ景気で賑わった。赤レンガ館は油津を象徴する建物だ。現在はコワーキングスペースとして利用可能。

江戸時代より受け継がれた“御崎馬”は都井岬に生息する野生馬。国定天然記念物に指定されており、運が良ければ群れの行列に出会う事ができるかも!

全国的にも珍しいうどんがこの“魚うどん”。戦時中の物資不足の際、小麦粉麺の代用として魚肉で作られた事が発祥だ。かまぼこのようなプリプリ感と旨味に驚き!
●ごんぐり亭 宮崎県日南市南郷町中村乙4789-1 10:30~14:30 水曜休

マップ

  • 31.522005, 131.375658
  • 13
  • 16
  • 8
  •     

  • 31.522005, 131.375658

    日南フェニックスロード~国道448号線~

  • 31.504112, 131.377235

    茶碗山展望台

  • 31.541549, 131.383206

    ごんぐり亭

大きい地図はこちら

  • in-out
  • ビューポイント
  • スポット(レストラン、道の駅、温泉、etc.)

ロードデータ

交通量

近隣屈指の絶景スポットかつ定番の観光ルートの為、休日の交通量は多め。但し、市木地区より北のR448通行止め箇所まではガラガラ!ピストンルートながらお勧めだ。

路面

全体的に路肩は狭めながら2車線の快走路。荒天後は法面・路肩の崩落や小落石が頻発する。現在、1ヶ所が通行止め(迂回路有)だが、天候により変化する場合もある為、要確認。

◆公式SNSにて更新情報をお届け!

■筆者プロフィール

神田英俊
MOTOツーリング誌編集長
内外出版社発行、隔月刊ツーリング雑誌“MOTOツーリング”誌のコンセプター兼編集長。“旅人による旅人の為の雑誌”を基本コンセプトに、全国のDEEPな旅ネタを更に深く掘り下げて取材・掲載している。個人的なバイク趣向はオフロード。季節を問わず、主にキャンプを基軸とした旅が中心。冬季北海道ツーリングの常連でもある。バイクと共に温泉もこよなく愛しており、温泉ソムリエの資格を持つ秘湯巡礼ライダーでもある。