勝手に指標

  • 秘境感
    ★★★★★
  • 天空感
    ★★★★★
  • 潮風感
    ☆☆☆☆☆
  • 爽快感
    ★★★★★
  • 根性感
    ★☆☆☆☆
  • 開放感
    ★★★★★

富士山やスカイツリーまで一望
世界に誇る感動の大展望へ!

 まさに絶景ロードの雄。ライダーなら一度は走りたい垂涎の道がこのルートだ。雑誌やWEBでは必ず取り上げられる超メジャーなルートではあるが、ダイナミックや絶景感の突出度は国内トップクラス!やはり、メジャーにはその理由がある事を実感できるイチ押しの絶景ロードなのである。
 車両道路としては、昭和39年に“草津道路”の名称にて有料道路として供与開始され、平成6年に全ルート無料開放された“観光道路”だ。しかし、別名“草津街道”と呼ばれているように、ルート自体の歴史は古く、善光寺参りの参拝客にて近世には大変賑わった街道でもある。
 ルート総延は約46kmと中々長大な山岳ワインディングだ。しかも、標高差は1000m超!とは言えトラバースルートが中心の為、急勾配は比較的少なく初心者でも爽快なライディングが楽しめる事も人気の一つかもしれない。
 志賀草津道路は、いくつかのハイライトシーンがそれぞれ特徴的な事も魅力の一つだろう。志賀高原側からスタートすると、まず白樺の点在する高原感抜群のシーン。そして、横手山を望む山岳展望抜群のワインディング。最もハイライトとも言える、標高2170mの国道最高所地点を過ぎると、植生限界を見渡す大展望が広がり、白根山の火山風景を眺めつつ草津温泉へ至るのだ。つまり、大きく分けても3パターン以上の風景変化が楽しめる。
 しかし最も行っておきたい風景を一つ選ぶとすると、国道最高所である渋峠より見渡す展望だろう。標高2170m。まさに天空ロードと呼ぶに相応しいルート上には、関東平野一望の大パノラマが広がっているのだ。この大山岳地帯で“関東平野”である。そう、晴天の条件さえ良ければ、富士山やスカイツリーまで肉眼で確認する事も可能。眼下には草津温泉街や芳ヶ平湿原の絶景が広がっているが、展望のスケールがケタ違いなのである。
 だが、現在草津白根山の火山活動の影響にて、草津温泉~万座三差路間のバイク通行は規制中。また、11月13日~4月23日は同時に冬期通行止でもある為、草津温泉~志賀高原へは通り抜け不能。志賀高原側より渋峠へは通行可能ながら、冬期はスパイクタイヤ必須だ。
 しかし、沿道より望む信州有数の名峰の数々と、名瀑・湖沼・湿原が点在する四季の風景変化に富んだルートは、絶景道の雄と呼ぶに相応しい感動的な光景。冬季はさておき、春~秋の季節、この為に訪れる価値のある垂涎の道なのだ。

標高2170m、国道最高所より望む大展望。眼下には草津温泉街と芳ヶ平湿原。遥か彼方には富士山まで遠望可能な大パノラマが広がる。真夏でも気温が低い為、ジャケット選択に注意!

志賀高原周辺の高原ロードは、湖沼や白樺林の点在する爽快ロード。標高は1500m前後。11月前半は紅葉探索ツーリング、最後のチャンス!真冬装備を忘れずに。

万座三差路より万座道路を望む。草津白根山の火山規制により、バイクは全てこちらへ迂回が必要だ。また、万座ハイウェイは原付通行禁止の為、125cc以下は長大な迂回が必須となる。

このルートで立ち寄りたい極上温泉が万座温泉。縄文期には知られていたと言われる古湯で、湧出量も豊富。立ち寄り可能な施設も多く、温泉ファン垂涎の名湯だ。

大定番の温泉街ながら一度は堪能したい温泉地がこの草津温泉。特定療養泉でもある酸性泉で療養効果も高く、江戸期には既に湯治場・宿場として大変栄えていた温泉街だ。

原付は万座道路にて長大な迂回が必要ながら、途中の毛無峠の絶景を楽しむ事も可能。但し、この先は群馬県。危険につき絶対に立ち入りは禁止だ。

マップ

  • 36.638476, 138.529715
  • 13
  • 16
  • 5
  •     

  • 36.660477, 138.534843

    志賀草津道路~国道292号~

  • 36.635996, 138.535379

    逢ノ峰山頂展望台

大きい地図はこちら

  • in-out
  • ビューポイント
  • スポット(レストラン、道の駅、温泉、etc.)

ロードデータ

交通量

国内屈指の絶景度を誇る道だけに観光車両も大変多いが、過密感を感じる事なく爽快に快走可能。しかし、連休時は横手山付近で若干の渋滞が発生するケースもある。

路面

壮大な山岳・高原ロードながら全線2車線の幅広ルート。冬期の凍結や雪崩による若干の凹凸が見受けられるが概ね良好な路面だ。気温差による霧に要注意!

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■筆者プロフィール

神田英俊
MOTOツーリング誌編集長
内外出版社発行、隔月刊ツーリング雑誌“MOTOツーリング”誌のコンセプター兼編集長。“旅人による旅人の為の雑誌”を基本コンセプトに、全国のDEEPな旅ネタを更に深く掘り下げて取材・掲載している。個人的なバイク趣向はオフロード。季節を問わず、主にキャンプを基軸とした旅が中心。冬季北海道ツーリングの常連でもある。バイクと共に温泉もこよなく愛しており、温泉ソムリエの資格を持つ秘湯巡礼ライダーでもある。