雨でツーリングに出かけられる日が限られる梅雨シーズン。屋内でバイクを楽しむと言えば動画を見たり、調べたりがメインですよね。ガレージがあればメンテナンス、なんてこともできるかもしれませんが、人によっては環境の整っていない方もいるでしょう。

と、いうわけで、今回は雨の日でもバイクにかかわることで楽しめるトピックとして模型作りに挑戦します!

バイクの模型は意外と種類が多い

今回挑戦するのは、模型を中心としたホビーを数多く手掛ける老舗メーカー・タミヤさんの販売するこちらのキット。

選んだ理由は、私の愛車が「FZR750(2LM)」で共通点があったからですが、タミヤさんからは人気の絶版車だけでなく、CBRやNinjaなど現行モデルも多くラインアップされています。

また、タミヤさんだけでなく、ハセガワさんや青島文化教材社さんからもバイクの模型は多数販売されているので、もしかすると自分の愛車が見つかるかも?

さて、今回製作するにあたり、私も模型作りに精通しているわけではないため、初心者らしく最低限の塗装でカンタンに、と思ったのですが……。

いざ開封してみると、成型色だけではなんとも味気ない感じになりそうな予感……。

ということで覚悟を決めて塗料やら材料を調達! 不慣れながら頑張って作っていこうと思います!

塗装だけは晴れた日に!

まずは箱を開けて中身を取り出します

ランナーが4つと説明書、水転写デカールにそれから、参考用のディテール写真が入っています。この写真だけでも眺めていてちょっと楽しいですね!

見た感じパーツの数は思っていたよりも少なめ。これならガ〇プラの方がパーツ数的には多そう。

その代わり、成型色だけではイイ感じの仕上がりにならなさそうなのでそこは少し大変そう。

中身を確認したら、まずは説明書を見て必要なものを揃えていきます。以前ミニ四駆をやっていたので工具などは粗方揃っていますが、塗料がないので調達。

そうして今回用意したものがこちら。

本気で塗料を集めると意外といい出費になってしまいましたが、後々しっかり揃えてよかったと感じたので、集めてよかったです!

本当はすべてスプレーで塗装したほうがきれいにできるのですが、今回はなるべく大仰な機材なしで初心者でも楽しめるように作っていきたいので、大きなパーツ以外は筆で塗っていきます!

で、今回は「雨の日は自宅で!」ってコンセプトだったのですが、こと塗装に関しては晴れの日、もしくは乾燥した環境で行うことを推奨します!

筆塗りであれば、屋内が乾燥していればある程度作業できますが、スプレー塗装に関しては湿度の影響で白化現象や塗膜の剥がれに繋がる可能性があります。

万全を期すなら梅雨時を避けることも推奨されますが、晴れて湿度の低い日を選ぶか、最悪室内でエアコンを使用すれば作業できないこともありません。

ただし、スプレーをする際は周囲をしっかり新聞紙や段ボールで養生するなど、塗料が周囲に付かないように対策しましょう!

それからスプレーや塗料はシンナーに似た独特の匂いを放ちます!
使用する際は家族や近隣に迷惑をかけないよう配慮しましょう。

ではまずランナーを見ていきますが、やっぱり成型色だけでは味気ないので、すべて色を塗っていきます。

塗装の前に重要なのがサーフェイサー。

バイクの外装を自家塗装した経験がある方は知っているかもしれませんね。

色の乗りと発色をよくするための下地塗装ですが、今回は一つ一つ処理していくとかなり手間なので、ランナー丸ごと塗装してしまいます!

サフ塗装が終わったらしっかり乾燥。

サフが乾いたら、説明書を見ながら順番にパーツの切り出し、塗装、組み立てをしていきます!

最初はフレームから!

特徴的なデルタボックスフレームはきれいな仕上がりにしたいため、スプレー塗装をチョイス。色味の違うシルバーをマスキングしながら塗り分けます。

スプレー塗装がしっかり乾いたら、ラジエーターステーのブラックやサスペンションのリザーブタンクなどを面相筆で塗り分けていきます。

さすがにパーツが小さいので、指が震えてはみ出してしまった部分は、乾いてからちまちまとタッチアップしていきます。

うまくいかなくて不格好な見た目になってしまうこともありますが、ちょっとずつ修正して理想に近づいている瞬間も楽しいものです。

次はエンジン、3つのパーツをシルバーで塗り分け。パーツを合わせたら流し込み接着剤を流し込んで接着していきます。

接着剤があふれた部分は塗装が剥げてしまうため、その部分は面相筆で再びタッチアップ。

組み立てるとかなりバイクらしい感じになってきました!
特にフレームと組み合わせるとかなりバイク!って感じです。

大変だったのがゴムチューブのはめ込みで、細いうえにピンセットで作業するとなかなかうまくいかずにイライラゲージも溜まってきます……。

でも、全部はまった時はディテールの再現度は段違いなので、やってよかった!と思える瞬間を味わえます!

塗っては組み立ててを繰り返していると、だんだん慣れてきて作業もスピードアップ!

ガシガシ組み立てていきます!

エンジンマウントをネジ止めして、キャブレターを接着すると、もう完全に模型の域を超えた仕上がりに思えてきます!

サスペンションもバネを使用して、見えにくい細部もしっかり再現。

チェーンやエキパイなどは売っていたカラーそのままではなく、調色して再現。配合の割合は説明書に記載されているので、調合用の小皿を用意すればさほど難しくはありませんでした。

ちょっと手間をかけるだけで満足度も段違いなので、調色にチャレンジするのもおすすめですよ!

その後もガンガン組み立てを続けていき、ほとんど形になってきました!

タイヤはゴム製でしっかりパターンもほどこされ、サイドウォールにはメーカーロゴも。ブレーキホース、ラジエーターホース、クラッチワイヤー、プラグケーブルなど、頑張ってくっつけたワイヤーが本物感を演出してくれています!

あとひと踏ん張り、と思いきや、最後に現れるのが水転写デカール!

これはいつまでたっても慣れないのですが、ここまで来たら、ここもしっかり挑戦していきますよ!

慎重にカッターで切り出して、お皿に張った水に浮かべて水を吸わせます。

しばらく待ってデカールがずれるようになったら、台紙からはがして貼りたい場所へ。このとき、あらかじめマークセッターを塗っておくと微調整できて貼りやすいですよ!

貼ったら綿棒でコロコロ押し付けてしっかり貼り付けていきます。

それにしても、タミヤさんのデカールはノリがしっかりしていて剥がれにくいのが好印象!

まぁ、ひとつDELTA BOXのデカールをダメにしたんですが(泣)

とはいえ、タミヤさんのデカールはパーツ番号から単品でも購入可能なので、後々購入して貼るとします(汗)

今回はせっかく頑張って組み立てた内部が見えるよう、クリアパーツ仕様のカウルは塗装せず、デカールを一部だけ貼ることにしました。

そうして完成したものがコチラ!!!!!

うーーーーんっ!

我ながらよく頑張ったと褒めてあげたい!!

よく見れば細部は塗装のはみ出しや、デカールのズレ、シワが目立ちますが、頑張って作ったものは不格好でも愛着が湧きます!

それに、写真で撮るとかなり良くできているように見えていい感じです!

もし細かい作業が苦手な方でも、組み上げていく工程はバイクと通じるものがあるので、バイクのメンテナンスが好きな方なら絶対に楽しめるはず!

今回は説明書にほどほどに忠実に製作しましたが、何個か作って慣れてきたら、好みのカラーや愛車に寄せて作ってみても面白いかも!

この記事で興味を持った方は、ぜひ挑戦してみてくださいね!

模型製作で持っておいて良かった神アイテム3選!

塗装用クリップ

まず必須レベルに用意しておくべきだと感じたのは塗装用クリップ。

竹串の先端にギザ歯のクリップがついていて、切り出したパーツの塗装・乾燥時にはなくてはならないアイテムでした。

クリップを差し込める専用の台も販売されていますが、空き段ボールを用意しておくと安上がりで作業が効率的になりますよ。

塗装する際は、本来の切り離し箇所ではなく、一か所根元から切り離しておき、そこを挟んで塗装するのがおすすめ。乾燥してから本来の切り離し箇所をニッパーでカットし、塗り残しができてしまった部分を面相筆でタッチアップすると効率的に感じました。

筆洗用スペアボトル

お次のマストアイテムは筆洗用のスペアボトルです!

溶剤を入れて普通の筆洗と同じように使うのですが、これがないとまず筆を洗えなくて詰みます。

筆塗りメインで塗装をするなら必須アイテムです!

筆を洗う用のアクリル溶剤も多めに調達しておくのがおすすめ。

キムワイプ

最後はこのキムワイプくん!

見た目はティッシュですが、ティッシュより生地が硬くてごわごわしているので、その丈夫さが筆を拭いたりするのに本当にちょうどいいのです!

溶剤を含ませて指に付いた塗料を落としたりするのにも便利で、本当に導入してよかったアイテムでした!

筆者プロフィール

webオートバイ×BikeLifeLab

webオートバイは現存する日本の二輪雑誌の中で最も古い歴史を持つ月刊「オートバイ」の公式ウェブサイトとして、2010年よりバイクに関する幅広い最新情報を日々更新しています。
新型モデルの速報はもちろん、用品、パーツ、ツーリング、カスタム、レースなどバラエティ豊かなコンテンツを多数用意。
また、SNSやYouTubeチャンネルでのライブ配信企画や試乗動画配信など、ウェブならではのオリジナルコンテンツも展開しています。