静岡県最南端。爽快感抜群の潮風海道
360°の水平線。地球の丸さを実感!

御前崎は太平洋に面した静岡県最南端の岬。
その先端に向かって走る海岸道路がこの御前崎サンロードだ。

隣は広大な太平洋。
強風時には飛沫を被る事もある、まさに海に面した潮風海道だ。

総延は約10kmと短めながら、その海浜風景は絶品!
アメリカまで見渡せそうなダイナミックな水平線を思う存分堪能できる。

この広大で遮蔽物の殆どない水平線を眺められるポイントは、太平洋に面した首都圏界隈でも意外と少なく、ここ以外では伊豆先端周辺・南房総・銚子界隈と限られた地域でしか味わえない貴重な光景だ。

特筆すべきビューポイントは地球が丸く見える事。
高台にある御前崎灯台より太平洋を眺めると心なしか視界の両端が曲がっている気がしてくる。
科学的に“本当に丸くみえるか?”などと無粋な事は置いておいて、本能的に地球の丸さを実感できる感激スポットでもあるのだ。

また、休日でも比較的空いており、渋滞や観光客に煩わされずにゆったりと走れるのも嬉しいポイント。
道幅も広く信号も皆無。初心者の混在したマスツーリングにもお勧めのルートだと言えるだろう。

ただ、このルートは観光道路ではなく、産業道路としての性格が強い道。
御前崎港や浜岡原子力発電所を、東名高速と繋ぐ大基幹路の為、大型トレーラーの走行も珍しくない。
大型車両の走行時は注意して走行しよう。

そして、注意点がもう一つ。
秋~春にかけての周辺は強風が吹く事がある。
その際は飛沫のみならず、波が道路に打ち寄せる事も珍しくない。

晴天にも拘らず、強風時には濡れる可能性のある大変ユニーク?なルートでもあるのだ。
同時に砂粒も大いに飛んでくる為、コンタクトレンズ使用者は決してバイザーを開けない事もお勧めしたい。

東名高速の相良牧野原ICより岬先端まではバイパス的様相の高規格路も整備されており、アクセスも大変便利。
秘境感はほぼ無く、鄙びた海街の一角にある風景ながら、満足感は大変高い絶景ロード。
寒いこの季節でも比較的暖かい上、寒さを忘れる程の大スケールな風景がキミを待っているぞ!

御前崎灯台より今まで走ってきた道を一望できる。
目前は太平洋。この先、アメリカまで水平線以外なにも無し。
地球の丸さを実感できる水平線をぜひキミの目で堪能しよう!

目線上には太平洋。
ここが南限、最も太平洋に近い道だ。

強風時には波浪や砂粒が飛んで来る為、細心の注意を払って走行しよう。
沿線には駐車場も整備されており、休憩がてら太平洋と遊ぶ事もできるぞ。

岬先端に建つ御前埼灯台は、何と1874年に建てられた貴重な灯台。
太平洋戦争にて損傷したものの復旧され、実に130年以上も航海の安全を守っている。
一般の立ち入りも可能。頂上からの太平洋の風景は必見!

御前崎といえばやはり海鮮。
特に鰹やマグロと言った大型回遊魚がお値打ちの価格で頂ける事でも有名だ。

休日はこれ狙いの車で渋滞すら起きる程!
魚を見たくなくなる程頂けるのだ。しかも安い!

写真:海鮮料理みはる
静岡県御前崎市御前崎1099-3 TEL:0548-63-5328

海鮮と比べると多少地味ながら、ご当地名物の“波乗りバーガー”も美味い。
これは名産のシイラを使ったフィッシュバーガーだ。
こちらはピタパンスタイル。とにかくデカい!腹を減らして行こう。

写真:BEACH GLASS
静岡県御前崎市御前崎3141-6 TEL:0548-63-4571

季節になるとカツオやマグロ船団が訪れる御前崎。
大型魚は当然ながら、地魚もあちこちでお値打ちにて入手できる。

首都圏より片道約3時間。
夕食食材調達がてらのツーリングも面白いかもしれない。

筆者プロフィール

神田 英俊

内外出版社発行、隔月刊ツーリング雑誌“MOTOツーリング”誌のコンセプター兼編集長。“旅人による旅人の為の雑誌”を基本コンセプトに、全国のDEEPな旅ネタを更に深く掘り下げて取材・掲載している。個人的なバイク趣向はオフロード。季節を問わず、主にキャンプを基軸とした旅が中心。冬季北海道ツーリングの常連でもある。バイクと共に温泉もこよなく愛しており、温泉ソムリエの資格を持つ秘湯巡礼ライダーでもある。