バイクに乗る際、一番最初にするのはエンジンを掛けること。
乗り続ける上で何度も繰り返す作業です。

しかし実はバイクによって少しづつやり方が違ったりします。
今回はそんなバイクのエンジンのかけ方についてそれぞれ解説していきます!

始動前の手順

キャブレター車


実はエンジンをかける前にやる作業があります。
少し古めのバイクは燃料をキャブレターでエンジンに送っていて、まずはキャブレター車から解説。

最初にガソリンのコックをONにします。
コックがON・OFF・RESの3種類のバイクはエンジンが止まっている時はOFFにする必要があり、今回は始動する際なのでONに。
ON・RES・PRIの3種類でOFFがないバイクは負圧コックというタイプでエンジンが吸った時に初めてガソリンが流れるのでエンジンを止めた際にOFFにする必要もありませんし、始動する際にONにする必要もありません。


ガソリンが流れるようにコックを切り替えたら次にチョークレバーを引きます。
チョークは一時的にガソリンを多くエンジンに送るスイッチで、これをしておくことでエンジンが冷えた状態でもかかりやすくなります。


チョークはキャブレターに付いている場合が多いですが、ハンドルの左側にレバーが付いている場合もあります。
これでようやくキャブレター車のエンジンをかける準備が整いました。

FI車


FI、インジェクション車はキャブレターとは違って機械が自動でどれくらいのガソリンをエンジンに送ればいいか判断してくれるタイプ。
高年式のバイクは大体FI車だと思います。

FI車の場合はキャブレター車と違ってコックもチョークも無いので特に何もしなくて大丈夫です。
バイクも時代によってしっかり進化してるんですね!

始動の手順

セル


大体のバイクが車と同じようにセルボタンを押すと「キュキュキュ」とモーターが回ってエンジンがかかります。
バイクの場合右ハンドルのスイッチボックスにボタンがあります。

始動する際はセルボタンを押してエンジンがかかったらボタンを離します。
かかりにくい場合はかかるまでずっと押してしまう場合もありますが、人によってはセルモーターのブラシが痛むので長時間は押し続けない、という人もいるので、細かい部分はバイクを買ったバイク屋さんに相談してみましょう。

キック


セルではモーターがエンジンを回してエンジンをかけてくれますが、キックはそれを人力でやります。
代表的なキック車でいうとSR400が定番。
キックはかなり昔のバイクに搭載されていた技術なので今のバイクにはほとんど付いてません。

キックの始動方法は最初にステップをたたみ、キックレバーを出します。

125などの小排気量車には付いていない事が多いですが、400クラスになるとデコンプといってエンジンの圧縮を抜くレバーが付いてます。
SRの場合は左ハンドルの下にあります。

キックレバーを降ろしていき、固くて踏み切れなくなった時にデコンプレバーを引きながら少しだけキックレバーを下ろすことでピストンを上死点に持っていきます。

上死点というのはエンジンの中でピストンが一番上にある状態のこと。
キック始動の場合はこの状態からじゃないとエンジンがかかりにくいんです。

SRには上死点かどうか確認するためのキックインジゲーターがエンジンのヘッド右側についているので、ここを見ながらデコンプレバーを引いた状態でキックレバーを降ろし、上死点かどうか確認しましょう。


上死点であることを確認したらキーをONにし、一番上から下まで勢いよく踏み抜きます。
調子がいい場合は一発で始動するはず!
かからなかった場合は再度上死点に持っていき、キックの繰り返しです。

しかし稀に失敗するとケッチンと呼ばれるキックペダルが勢いよく戻ってきてしまう現象があります。
エンジンの力で戻ってくるのでまともに足に喰らうとかなり痛いです。

ケッチンを喰らわないために、一気に勢いよく踏み抜き、下まで踏み抜いたらキックしたスピードと同じくらいの勢いで足を戻せばケッチンを食らったとしても衝撃を最小限に軽減することができるので、ならべく自分にこの癖をつけておく方がオススメです。

まとめ

バイクの種類によって様々な始動方法があります。
しかし、一つ言えるのは新しいバイクのほうが圧倒的に楽で始動するまでが早いです。
キーをオンにしてボタンを押せばエンジンがかかるのに対し、昔のバイクはやることがたくさんあります。

ですがこのめんどくさい工程がかっこいい、と感じるライダーもいるので未だにキック式のバイクも一部存在するんです。

このあたりはバイクに何を求めるか次第で変わってくるので、始動方法も視野に入れてバイクを選んでみるのも面白いかもしれません!

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