バイク王アンバサダー奥沙織さんと巡るサイン・ハウスブースレポート【東京モーターサイクルショー2026】
公開日:2026.04.10 / 最終更新日:2026.04.20

国内最大級のバイクイベント「東京モーターサイクルショー2026」が開催され、多くのバイクファンで賑わいを見せました。
本記事では、バイク王アンバサダーの奥沙織さんと会場内の気になるブースを巡った際の様子をレポート形式でお届けします。
今回訪れたのは、バイク用インカムのB+COMでおなじみの株式会社サイン・ハウスのブースです。
8年ぶりにフルモデルチェンジしたB+COMについて話を伺いました。
B+COM最新モデル7Xシリーズがついに登場
今回お話を聞いたのは企画課係長の柴原さん。
奥さん「よろしくお願いします、これがフルモデルチェンジしたB+COMですね!」
柴原さん「はい、新しいモデルとして7X EVOと7Xの2つを発表しました。」
柴原さん「従来のモデルとの大きな違いは、通信システムが変わったことです。」
画像左:柴原さん 画像右:奥 沙織さん柴原さん「今までは『B+LINK(ビーリンク)』というBluetoothを応用した技術を使用していたため、どうしてもペアリングという動作が必要で、接続に時間がかかっていました。」
奥さん「そうですね、ペアリングで待機する時間がありましたよね。」
柴原さん「ツーリングの集合場所でも、ペアリングに手間取ってなかなか出発できない、というのはあるあるでしたよね。そういったご要望を改善したいということで、新しく『B+FLEX(ビーフレックス)』を採用しました。」
柴原さん「今まではBluetoothをモディファイしたシステムでしたが、今回からメッシュという規格を採用しています。」
柴原さん「メッシュというのは通信の総称のようなもので、例えば他社さんでも同じようにメッシュという使い方をされていますが、それぞれ互換性はなく各社独自の通信規格で作っています。」
柴原さん「その中で、サイン・ハウス独自のメッシュを今回作り、それを『B+FLEX』として提供させていただいています。」
柴原さん「また、従来のモデルでは通信距離に制限があり、数百メートルから数キロメートル離れると通信が切れてしまうのですが、それをカバーするためにオンライン接続機能もご用意しました。メッシュ接続が切れてしまったら自動的にオンライン接続に移行します。」

奥さん「自動的に、操作しなくても切り替わるんですか?」
柴原さん「そうです。極端な話、家から通信を始めて、集合地点まで通話を続けるということもできます。」
奥さん「なるほど。最初にチャンネルを揃えたら、オンラインで接続して『これから家を出るね』というやり取りからスタートし、集合場所に近づいたらメッシュ接続に自動的に切り替わるということですか?」
柴原さん「そうです。集合前の『ちょっと道が混んでいて遅刻しちゃいそう』などのやり取りも全部通話することができます。」
奥さん「楽しそうですね!ツーリングで家を出てからお互いが無事に帰宅して、『帰ってきたよ』と報告するまで通話を続けることができるってことですね。」
柴原さん「はい。出発してから実際に自宅に着くまで会話が維持できるかと思います。」
ペアリング不要の2つの通話モード

柴原さん「また、今回は『オープンチャンネル』と『プライベートチャンネル』という2つのモードを用意しておりまして、どちらもペアリングが不要でボタンを1回押すだけで通話が開始できるようになりました。」
オープンチャンネル
柴原さん「まずオープンチャンネルについてですが、基本的には1番から8番まで設定されたチャンネルを用意しており、その中のひとつを選んでいただくだけで通話ができるようになります。」
柴原さん「今までは全員が集まってペアリングモードにして、誰か1人がサーチをしてペアリングを待って……と、どうしても30秒から1分くらいかかっていたんですけど、もうボタンを押してすぐつながって走れるというところになっています。」
奥さん「質問いいですか?8つのチャンネルはどのように使うんですか?」
柴原さん「簡単につながるように、ボタンを押してチャンネルに入れば通話ができるように作ったんですが、その反面、デメリットも出てきたので8個用意しました。」
柴原さん「例えば今僕らがチャンネル1で会話していたとして、近くに知らないおじさんがいて1番を選んでると会話ができちゃうんです。」
奥さん「近くにいるチャンネル1に入っている人と全員つながってしまうんですね。」
柴原さん「そうなんです。同じチャンネルだと全然関係ない人ともつながってしまうので、8チャンネルまで用意して被らないように選んでもらうという使い方ですね。」
柴原さん「オープンチャンネルは何人でも制限なくつなげるんです。ただ、実際に使ってみると、例えば10人、20人とかつなぐと、全員が喋ってしまって会話が成り立たないんですよ。」
柴原さん「ですので、基本的にはグループでツーリングされていて、リーダーさんが『次、休憩行くよ』とかっていう会話やアナウンスをしたい時に使っていただくのがいいかなと。」
柴原さん「今までは6人までしかつなげなかったので、大人数のツーリングだとグループが何個かに分かれてしまい、グループ間での連携が取りにくいというところを、今回は人数制限なくカバーできるという使い勝手の良さがあります。」
プライベートチャンネル
柴原さん「非常に簡単な操作ですが、誰とでもつながってしまうので、プライベートチャンネルも用意してます。」
柴原さん「プライベートチャンネルは今までのB+LINKと似ているんですけども、アプリを使ってご自身のグループを作っていただくことで、知らない人が入ってくることがないグループを皆さんで共有していただく通信方法です。」
柴原さん「このグループはQRコードを読み込んだら参加することができるので、集まってスマホでピッと読み込めば簡単に参加できます。」
奥さん「QRコードを読み込むだけなら、『まだつながらないなぁ…』という時間がなくなったわけですね!」
柴原さん「そうです、読み込むだけで通話ができます。」
柴原さん「プライベートチャンネルはQRコードやURLを知らないと参加できないので、知らない人が入ってくることはありません。この2つのパターンから選んでいただける形に進化しました。」
奥さん「なるほど。簡単につながるオープンチャンネルと、確実につながるプライベートチャンネルの2つがあるんですね!」
パイオニアとの協業による音質の向上

柴原さん「私たちは今までいい音にこだわってB+COMを作ってきているんですけども、やっぱりサイン・ハウスってなかなか音楽や音響の分野のイメージが強くないじゃないですか。『サイン・ハウスだからいい音』ってなかなか認知してもらえないし、ちょっと僕らだけで作り上げていくのにも限界があって…。」
柴原さん「そこで今回、カーオーディオメーカーのパイオニアさんにご協力いただき、オーディオのチューニングをしていただいてます。」
奥さん「パイオニアさんと?すごいですね!」
柴原さん「パイオニアさんはカロッツェリアっていうカーオーディオをずっとやってこられてて、車で走行中の騒音がある中でどう音を作っていくかという技術をお持ちなんです。」
柴原さん「そこがバイクで走る環境とすごく似ているところがあって、そのノウハウが転用できるんじゃないかと。」
柴原さん「そういったところで今回パイオニアさんの音響技術を使って、騒音環境下で消えていく低音域をカバーして、きちんと高速走行時でも音楽として成り立つように、気持ちよく聞こえるように作り上げている新しい機能が7Xシリーズ以降には搭載されています。」
奥さん「そうなんですね!私は今まで6XRを使用していて、ものすごく音質が良いと感じていたんですけど、さらにパイオニアさんとのコラボでハイエンドな音質になるっていうのはかなり楽しみなところですね!」
柴原さん「実際僕も何回も走って試したんですけど、6XRとは全然違いますね。」
柴原さん「今まで僕らもスピーカーを良くしたらもっとできるんじゃないか、イコライザーを調整したらできるんじゃないかって色々やってきたんですけど、どうしても限界に達してしまって。」
柴原さん「そこでパイオニアさんに声をおかけして、7Xシリーズを作り上げていったんですけど、色々試行錯誤する中でどんどん音が良くなっていくんです。」
柴原さん「僕らはそれを『ライドオーディオ』という新しいジャンルとして確立しようという心構えでやっていますので、7Xシリーズの音響はぜひ多くのライダーに体感していただきたいと思っています。」
7X EVOと7Xの違いについて

奥さん「7X EVOと7Xの違いについても知りたいのですが、このパネルはすごくわかりやすいですね!」
柴原さん「ありがとうございます。違いについても説明させていただきますね。」

オンラインでの聴きトーク
柴原さん「7X EVOは聴きトークができる点がひとつのポイントです。」
奥さん「聴きトークってインカム通話をしながらナビの音声や音楽が聴ける機能ですよね。」
奥さん「B+FLEX中も聴きトークができて、自動的にオンラインに切り替わった時にも利用できるということですか?」
柴原さん「そういうことです。6XRや7Xでも、メッシュやB+LINK中は聴きトークができて、B+COM同士ではB+LINKをつないでいる状態だと聴きトークができる機能があったんですけど、それが7X EVOだとオンラインでも可能で、7Xではできないという違いがあります。」
奥さん「なるほど。だったら私は7X EVOの方がいいかなぁ。ナビ案内や音楽を聴きながら走りたい方は、こっちの方がいいですよね。」
会話も音楽も妥協しない、次世代インカムB+COM 7Xシリーズに注目!
B+COMは今回のフルモデルチェンジによって従来のつなぐ手間を大きく解消し、より直感的でストレスのないコミュニケーションツールへと進化しました。
新たに採用された「B+FLEX」によって、ペアリング不要での接続や、メッシュとオンラインを自動で切り替えるシームレスな通信が可能となり、ツーリングの体験そのものを変える可能性を感じさせます。
また、用途に応じて使い分けられるオープンチャンネルとプライベートチャンネルの存在も、幅広いシーンでの活用を後押しすることでしょう。
さらに7Xシリーズではパイオニアと共同開発した音響チューニングにより、走行中でもクリアで迫力ある音楽を楽しめる「ライドオーディオ」という新たな価値を提供し、会話だけでなく音楽を楽しむという面でも進化を遂げました。
ツーリングの始まりから終わりまでをつなぐ新しい体験を、B+COM 7Xシリーズで体感してみてはいかがでしょうか。






