みなさんがバイクに乗っている、またはこれから乗ってみたいと思った、そのきっかけはなんでしょうか。親や友達など身近な人が乗っていたから? 俳優の乗る姿がカッコよかったから? 今回は、現役のライダーたちがバイクに乗るきっかけとなったドラマや映画、漫画についてアンケートを実施しました。果たして、どのような作品が登場するのでしょうか?

バイク乗りになるきっかけとなったドラマBEST3

【1位】仮面ライダー(シリーズ)23.4%

・藤岡弘、を見ていてバイクに乗ることがかっこいいと思い、それがきっかけでバイクを買おうと思いました。(千葉県・24才・男性)
・仮面ライダーシリーズはさまざまなバイクが出ていてかっこいいし、デザインも特徴的だと思いました。(熊本県・44才・女性)

ダントツの1位は「仮面ライダー」。1971年から続く作品で、誰もが知っていると言っても過言ではないでしょう。歴代の仮面ライダーが乗っていたバイクのベース車両を一部紹介すると、初代の仮面ライダー(放送期間:1971~1973年)はスズキT20、仮面ライダーBLACK(1987~1988年)はスズキRA125やGSX-R400、仮面ライダーウィザード(2012~2013年)はホンダCRF250Fと、そのタイプは実にさまざま。ほかにも、ベース車両がネイキッドやアメリカンのバイクに乗っている仮面ライダーもいます。

【2位】ビューティフルライフ 6.3%

・ドラマの中で主役の木村拓哉が乗っていたTW200というバイクがとにかくお洒落で、すごく心惹かれました。(愛知県・37才・女性)
・木村拓哉がバイクに乗っていたシーンがめちゃめちゃかっこよかったので、すぐに同じバイクを購入しました。(新潟県・55才・男性)

2位の「ビューティフルライフ」は2000年に放送されたテレビドラマ。主演の木村拓哉さんが乗っていたヤマハTW200はスカチューンと呼ばれるカスタムが施されていて、爆発的なスカチューンブームが起こりました。

【3位】あぶない刑事 5.1%

・舘ひろしさんが銃を撃ちながらバイクに乗る姿がとてもかっこよかったです。その姿に憧れてバイクが好きになりました。(和歌山県・40才・男性)
・バイクに興味を持ったきっかけは、ドラマ「あぶない刑事」です。車種名は忘れたのですが、舘ひろしさんが乗っていたスズキのバイクがとてもかっこよかったです。

ビューティフルライフと僅差で3位となった「あぶない刑事」。舘ひろしさんが操るバイクは放送ごとにさまざまでしたが、スズキGSX-Rに乗ることが多かったです。また、シリーズ完結編となる映画「さらばあぶない刑事」(2016年)で舘ひろしさんが乗っていたバイクは、ハーレー・ダビッドソンのFXDLダイナ・ローライダーでした。

バイク乗りになるきっかけとなった映画BEST3

【1位】イージー・ライダー 9.6%

・1969年の「イージー・ライダー」です。バイクに乗っていた2人、ピーター・フォンダとデニス・ホッパーの乗るハーレーに惹かれました。(東京都・60才・男性)
・イージー・ライダーに登場するハーレーがとてもカッコよかったです。主人公の最後は不遇に終わりますが、この映画をきっかけにハーレーが好きになりました。高価なのでまだ購入には至っていませんが、いつか必ず乗りたいと思っています。(新潟県・24才・男性)

1位は往年の名作、「イージー・ライダー」で、全年齢層で男性の支持を多く集めました。2人の若者が自由を求めて気ままにバイクを走らせながら旅をする、60年代のアメリカの若者文化を描いたこの作品。アンケート結果にもあるとおり、劇中に登場するバイクは1965年型のハーレー・ダビッドソンです。排気量1,200ccの「パンヘッド」と呼ばれるエンジンを搭載していました。高く構えたハンドル、かなり長いフロントフォーク、そしてさまざまなパーツが取り払われたそのスタイルは「チョッパースタイル」と呼ばれています。

【2位】ミッション:インポッシブル(シリーズ) 7.7%

・ミッション:インポッシブル2に出てきたトライアンフのスピードトリプルT509を見てバイクに興味を持ちました。バイクの免許を取るつもりはなかったのですが、あの映画で一気にバイクに夢中になりました。(宮城県・33才・男性)
・シリーズ5作目で主人公が乗っていたBMWのバイクがかっこいいと思いました。服装や疾走するときの音も含め、トータルで心を動かされてしまいました。(広島県・41才・男性)

2位の「ミッション:インポッシブル」は車やバイクでのアクションシーンが多く、あの迫力ある姿に一目ぼれ、という方が多かったです。アンケート結果にもあるシリーズ5作目「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」で、主演のトム・クルーズはBMWのS1000RRとともに華麗なバイクアクションを見せてくれます。

【2位】AKIRA 7.7%

・主人公が乗り回していた赤色のバイクがとてもかっこよく、空想上のバイクではあるのですが、それを見てバイクに興味を持ちました。(京都府・28才・女性)
・普通に売られているバイクではありませんが、ちょっとSFチックなところがとても気に入り、バイクが好きになりました。もっと時代が進んだら似たようなバイクが出てくるのでしょうか。(愛知県・33才・男性)

同率2位の「AKIRA」は1988年にアニメ映画となった漫画作品。作者の大友克洋氏が描く荒廃した近未来を舞台にしたストーリーの中で、主人公の乗るバイクは大きな存在感を見せていました。全長約3メートルの真っ赤なボディで、レーシングカーのような低いライディングポジション、フロントフォークが存在しない独特の構造、未来を感じさせるデジタルメーターなど、当時は考えもつかない斬新なスタイルは、今見てもとても新鮮です。これまでさまざまなショップが、このバイクを再現すべくレプリカを製作していますが、大友克洋氏の原画展で飾られたレプリカは実際に公道を走ったこともあるようです。その姿をおさめた動画も公開されているので、ぜひチェックしてみてください。

バイク乗りになるきっかけとなった漫画BEST3

【1位】バリバリ伝説(しげの秀一)7.8%

・この漫画でバイクのかっこよさを知り、バイク乗りになりました。レースの緊迫感やどんな思いでバイクと向き合っているのかが共感できた作品です。(東京都・43才・男性)
・バリバリ伝説をネットカフェで読んで、楽しそうだなと感じたのがバイク購入の直接的な動機になりました。主人公がクールでかっこよかったです。(福島県・27才・女性)

1位は80年代のバイクブームにあって圧倒的な人気を誇った「バリバリ伝説」。毎日のように街中や峠で無茶な走りを繰り返す主人公の巨摩郡(こま ぐん)が乗っていたバイクは、高校生ながら大型のバイク、ホンダCB750Fでした。ちなみに主人公のライバルである聖秀吉(ひじり ひでよし)のバイクはスズキGSX750S KATANA。いずれのバイクも当時は高い人気を誇っていました。

【2位】こちら葛飾区亀有公園前派出所(秋本治)6.8%

・白バイに乗ると性格が豹変する本田というキャラクターがとても面白く印象的でした。本田はバイクのテクニックも素晴らしく、楽しそうな乗り物だなと思うようになりました。(茨城県・37才・男性)
・本田のお父さんが出てきた回の、イタリアの高級バイクに憧れて自分もバイクに乗ってみたいと思い、免許を取得しました。(広島県・41才・男性)

国民的漫画とも言える「こち亀」が2位でした。作品のなかで白バイ隊員として強烈な個性を放っていたのが、本田速人なる人物。普段は気弱で温厚な性格なのに、バイクにまたがると人格は一変、驚異のライディングテクニックでバイクを自在に操ります。そんな彼が運転していた白バイは、ホンダCB750 FOURでした。

【3位】ばくおん!!(おりもとみまな)5.9%

・バイク部に所属している高校生がバイクを通じて仲良くなっていくという話で、漫画の中でよくツーリングでさまざまなところを訪れていて、自分も色々なところに行ってみたいと思いました。(愛知県・31才・男性)
・主人公はバイク通学が許されている女子校に通っていてバイクに乗るシーンがたくさん出てくるのですが、その姿がかっこよくて惹かれました。(愛知県・38才・女性)

3位の「ばくおん!!」は、舞台が女子高ということで登場人物のほとんどが女性。主人公がバイクの免許取得に挑戦するところからストーリーが始まるため、その気持ちに共感してバイクに目覚めた人も多いようです。

まとめ

スペースの関係上、BEST3のみの紹介となってしまいましたが、ドラマ・映画・漫画それぞれの分野で、実に多岐にわたる回答が寄せられました。今回ご紹介したBEST3以外にも、バイクが登場する作品はたくさんあります。ぜひこれからは、作品のなかに登場するバイクのメーカーや車種にも注目してみてください。今まで知らなかった、新たなバイクとの出会いにつながるかもしれません。

マメ知識コーナー

ドラマ部門のコーナーで少し触れた「探偵物語」で、主演の松田優作が乗っていたバイク、ベスパ。イタリアのメーカー「ピアッジオ社」が製造しているこのベスパ、イタリア語で「スズメバチ」を意味します。その愛嬌あるデザインで高い人気を誇るベスパは皆さんもよくご存じだと思いますが、メーカーのピアッジオ社は、もともとバイクではなく航空機メーカーだったんです。ちなみにベスパが誕生したのは1946年。もう70年以上も昔なんですね。

【アンケート概要】
調査対象:現在バイクを所有している方
調査主体:CROCO株式会社
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年5月16日~5月21日

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■筆者プロフィール

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