電動アシスト自転車を日常の足として使っている方は多いことでしょう。
そこで避けられないのが雨。

天気が悪いときは走らないようにしていたとしても、突然雨に降られることは少なくありませんし、朝は晴れていても帰るときには雨が降っていたということもあるでしょう。

今回は電動アシスト自転車で雨に降られたときに注意する点や、保管などに関する情報をお伝えしたいと思います。
なお、この記事を参考にして仮にトラブルが発生したとしても保証の限りではありませんのでご了承ください。

監修 e-bike UENO


e-bike UENOはバイク王が運営する電動モビリティ専門店。
店頭には組み立て整備済の試乗車が数多く並んでおり、予約不要で試乗することができます。

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住所:〒110-0015 東京都台東区東上野4丁目26−8
定休日:木曜日
営業時間:11:00~19:00
公式HP:https://e-819.jp/

電動アシスト自転車は雨に濡れても大丈夫?

基本的に電動アシスト自転車は雨に濡れることを前提としたモデルがほとんどなので、感電などを心配する必要はありません。
ただし製品の防水規格のレベルによって耐水性は異なります。

下の表は日本品質保証機構が定めた防水試験の等級です。

引用元:一般財団法人日本品質保証機構 IPコード表より
https://www.atengineer.com/pr/jqa/20151217001.html

一般的にラインナップされている電動アシスト自転車は、上の表でいうと防水レベル4(生活防水)以上のモデルが多くなっています。

防水レベル4以上であれば日常的な雨や水しぶきから電気系統を守ることができますが、横殴りの雨や強い雨、ホースの強い水圧をうけたときは耐水性能を超えてしまう可能性があります。

万が一、電装系パーツ内部の基盤が濡れてしまうと最悪の場合ショートして故障してしまう事も考えられます。
バッテリーの交換には数万円単位で費用が発生し、モーターにトラブルが起きた場合にはより高額な費用が発生することも。

通常の自転車とは違い電気系統のパーツがある事を理解し、念には念を入れた対策をしておいたほうが安心して長く乗ることができるでしょう。

雨の日の保管時の注意点

長時間の雨に降られている状態で電動アシスト自転車を放置するのは良くありません。
もしも屋外で保管している場合は、天気予報等を確認して、雨が降る前に対策を行うことをオススメします。

屋内保管が理想

雨の日の保管で理想的なのは屋内に入れてしまうこと。
普段屋外で保管している場合、雨予報の前日に玄関など家の中に入れておくと安心です。

雨ざらしを避ける

多くの電動アシスト自転車は防水規格を満たしていれば雨ざらしの状態でも保管が可能です。
ただし、雨にうたれたままの状態が続くと湿気でサビが発生したり、劣化が進みやすくなります。
電気系統にも良くありません。

また、倒してしまった際などに車体傷がついている場合、そこから雨水が入り込んで故障に繋がる可能性も考えられます。
電動アシスト自転車の耐水規格を過信せず、雨水対策を考えることが重要です。

前述したように屋内に入れるのがベストですが、難しいようであれば屋根の下に入れることも検討してみてください。

もしも屋外に置いておくのであれば、車体カバーをかけて車体が濡れないようにすることをオススメします。

カバーをかけて保管するときに気をつけたいのが風。
強風時に風でバタつかないようにカバーの上から紐等で縛っておくと良いでしょう。
また、カバーをかけると風を受けて倒れやすくなる点にも注意してください。

バッテリーを取り外す

雨の時に屋外で保管することになった場合、バッテリーだけを取り外して屋内で保管した方が無難です。

バッテリーは精密な電子部品ですので、防水規格を満たしていても長時間雨にさらされると故障リスクが増加しないとも限りません。
故障したバッテリーを使い続けると正常に動作しなくなるだけでなく、発火など重大な事故に繋がる可能性も考えられます。

バッテリーを取り外して端子が露出する場合、濡れないようにビニール袋等で保護しておくと良いでしょう。
防水規格を満たしていても、入念な対策を行う事が故障リスクを減らすために重要なのです。

雨の日に運転する際の注意点

雨の日でも電動アシスト自転車に乗る事はできます。
ただし、いつも以上に気をつけて安全運転する必要があることは言うまでもありません。

普段よりスピードを抑えて運転する

雨が降っていると視界が悪くなります。
また、濡れているとブレーキの利きも悪くなって制動距離が伸びますし、路面も滑りやすくなります。
速度を落とし、事故防止に努めてください。

マンホールや鉄板などに気をつける

マンホールや路面に敷かれた鉄板は濡れると非常に滑りやすくなります。
曲がるときや止まるときは特に注意が必要です。

水たまりを避ける

水たまりや冠水した道路を走ると、浸水したり跳ねた水がかかる可能性があります。
防水は基本的に上から水がかかることを想定しているので、下から水がかかることによって場合によってはモーターやバッテリーに水が入りこんでしまうケースも可能性もあります。
水たまりや冠水した場所は避けて通過したほうが無難といえるでしょう。

ただし、眼の前に出てきた水たまりを避けるために急な動きで回避するのは危険。
周囲の状況を良く確認し、安全を第一に考えたうえで避けるようにしてください。

レインウェアを着る

傘さし運転は道路交通法違反です。雨の日に運転するのであればレインウェアを着用するようにしてください。
顔まわりが透明になっていれば視界も確保されます。
自転車用のレインウエアであれば、走行するときの動きやすさなども考えられています。

雨の日に走行した後のアフターメンテナンス

雨の中を走行したり、雨に濡れてしまった場合はメンテナンスも重要です。
水分は金属や電気回路にとって大敵。
そのままにしておくて色々な場所が傷んでしまう可能性があります。

水分を拭き取る

電動アシスト自転車が濡れてしまったら、早めに乾かす事が大切です。
もしも車体が濡れていたら、保管用の車体カバーをかける前に乾いた布で水分を拭き取ると湿気がカバーの中にこもりにくくなります。
バッテリー端子等についた水分は特にしっかり拭きとるようにしてください。

可能であればコーティング剤(防錆剤)を使用するのがおすすめです。
で車体をサビから守り、長く美しさを保つことができることでしょう。

チェーンやスプロケットの状態を確認

チェーンやスプロケット(チェーンを動かす歯車)は油分がなくなると錆びやすくなる部分です。
雨天で走行時したときは泥がついていたり、油分が水で流されてしまうので、清掃と注油を行ったほうが良いでしょう。

定期点検も重要

普段から雨対策を徹底していても、長い期間乗っていれば出先で急な雨が降って車体が濡れてしまったり、やむを得ず雨の中走行をするケースもあることでしょう。

そんなとき頼りにしたいのが電動モビリティ専門店でのメンテナンス。
定期点検を受けることで安心・安全に長く乗り続けることができます。

電動アシスト自転車に乗り続けていれば、必ず部品は消耗、劣化してきます。
セルフメンテナンスするだけではなく、定期的にプロに見てもらうようにしておけぱ、問題の早期発見やトラブル防止につながります。

電動アシスト自転車は雨の日のケアが大事 


前述したように電動アシスト自転車は雨天の走行も考えて作られているものが多いため、雨が降ったからといって神経質になる必要はありません。
ですが、雨に濡れた状態が続くと良くないことは間違いありません。
快調な状態で長く使い続けるためにも、事前の雨対策と濡れたあとのメンテナンスを徹底して行うようにしてください。

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