バイクの“サイドカー”って知ってる!? 独特の乗り味や魅力を徹底解説!
公開日:2026.10.21 / 最終更新日:2026.10.22
アクション系のドラマや映画でたまに見るバイクの横についている「サイドカー」という乗り物。実際に乗った経験がある人は少ないのではないでしょうか。実はこのサイドカー、普通のバイクとは全く違う乗り味の乗り物なんです! 今回は250ccの人気車種「ホンダ・レブル250」のサイドカーモデルに実際に試乗! 運転方法やサイドカー側の乗り心地など、その魅力をたっぷりお届けします。
PHOTO:関野 温 TEXT:八橋秀行 撮影協力:サクマエンジニアリング
そもそも、「サイドカー」ってなに?

画像はサクマエンジニアリング「Rebel250×IOTA KⅢ SIDE CAR」
サイドカーは、二輪バイクの横に「側車」と呼ばれるタイヤ付きの乗車スペースを取り付けた三輪タイプの乗り物です。より多くの荷物や人を安価に運びたいとの発想から、19世紀末から20世紀初頭のヨーロッパで生まれたとされています。

一般的な二輪バイクのように曲がりたい方向に車体を傾けるのではなく、ハンドルで曲がる独特の操作感が特徴です。また、荷物の積載性が向上するとともに、タンデムよりも同乗者の快適性が高く、非日常的な乗り味を楽しめるのも大きな魅力です。
免許区分は一般的なバイクと同じく自動二輪扱いとなり、排気量が401cc以上の場合は大型自動二輪免許が必要です。税金や車検についても一般的なバイクと同等ですが、任意保険は「側車付バイク」での契約が必要となります。
また、乗車人数は書類(車検証や届出済証)に記載された定員まで可能で、例えば4人乗りと明記されていれば、「20歳以上・免許3年以上」という条件なしで高速道路での4人乗りが認められます。
「Rebel250×IOTA KⅢ SIDE CAR」からサイドカーの構造を解説!

今回の解説にあたり試乗したのが、茨城県常総市にあるサイドカーおよびトライク(三輪バイク)の専門製造・販売メーカー、サクマエンジニアリング製「Rebel250×IOTA KⅢ SIDE CAR」。
側車側の重量は約70kgで、素材は鉄フレームにFRP(繊維強化プラスチック)製の外装を組み合わせたもの。

ブレーキング時にはバイク側と側車側の赤ランプが連動する仕組み。ウインカーは右に入力するとバイク側、左に入力すると側車側(ブレーキランプ下)の黄色ランプが点滅します。

側車のホイールは14インチの四輪用を使用。サスペンションが内蔵されており乗り心地も抜群です。

バイク本体との接続は、タンデムステップステーやサイドスタンド固定部、エンジンマウント、フレーム前方などにステー等で固定されています。

[身長]181cm {体重}87kg

シートはバックレスト付きで快適。バックレストは前に倒すことができるのでカメラの三脚などの長いものからキャンプ用品等、かなりの積載性能があります。
実際にサイドカーに試乗してみた!

実際に「Rebel250×IOTA KⅢ SIDE CAR」に乗ってみると、一言で言うと「倒れないバイク」という不思議な感覚です。左に曲がるときはサイドカー部分がしっかりと踏ん張ってくれるため、普通のバイクにはない乗り味を楽しめます。
一方で、側車に人が乗っていない状態で右に曲がるときは側車が浮きやすいため、しっかり体を内側に入れながらハンドルを操作する独特の楽しさがあります。

側車に人が乗ると全体の重みが安定し、左右のカーブともに安心感がグッと増します。ただ、スピードを上げるときは左へ、ブレーキをかけるときは右へ引っ張られるようなサイドカー特有の動きが出やすくなります。慣れるまでは、お互い少しずつスピードや感覚を合わせていくのがおすすめです。
サイドカーの重量は70㎏程と軽量なので、レブルでもパワー不足感は感じませんでした。250クラスの人気車種であるレブル250とのマッチングは抜群です!

ライディングポジションはレブル250と同じ。側車のある左足の操作がしやすいようにカー側が少しえぐれている構造です。法規上は3人乗りも可能ですが、かなり重くなるので2人乗りに留めておくのが良さそうです。
味わい深いサイドカーの世界!

以上、サイドカーの解説と試乗インプレでした。一見バイクに側車がついただけのようにも見えますが、乗り味は全くの別物! 独特な操作が求められるので、試乗直後は戸惑いもありましたが慣れてくると非常に楽しい乗り物でした。
今回試乗した「Rebel250×IOTA KⅢ SIDE CAR」の製造元であるサクマエンジニアリングには様々なサイドカーモデルを取り扱っているので、気になる人はチェックしてみましょう!






