マニュアル操作が苦手でも大丈夫! AT限定免許で楽しめるバイクを紹介!
公開日:2026.09.15 / 最終更新日:2026.09.15
「バイクには乗ってみたいけど、マニュアル操作が不安……」「AT限定免許だとスクーターしか乗れないの?」と思っている方、多いのではないでしょうか。
確かに、少し前までバイクと言えばマニュアル操作があたりまえでした。しかし現在、バイク業界では技術革新が進み、「AT限定免許」でも乗れる、本格的なスポーツバイクやツアラーが続々と登場しています。
クラッチ操作をバイクが自動で行ってくれる電子制御機構により、エンストの不安が減り、より「走ること」に集中しやすくなっているのです。今回は、各メーカーがラインナップしている最新バイクをまとめて紹介します!
AT限定免許でもバイクが楽しめる!
これまでAT限定免許といえばスクーターのイメージがありましたが、近年はホンダの「DCT」、ヤマハの「Y-AMT」、BMWの「ASA」など、シフトチェンジを自動化・アシストする機構が実用化されています。これにより、またがり型のバイクでもAT限定免許で乗れるモデルが増えました。
どうしてAT限定免許でバイクに乗れるの?

日本の道路交通法における「AT限定二輪免許」の条件は、ライダー自身による「クラッチ操作が必要ないこと」と定められています。
バイクは基本的に左手でクラッチレバーを握り、左足でギアを操作するマニュアル(MT)車が多いため、AT限定免許できるバイクの多くはスクータータイプです。
しかし、今回ご紹介する最新の電子制御機構を搭載したモデルには、そもそも左手のクラッチレバーが装備されていません。ライダーが手動でクラッチを切ったり繋いだりする必要がないため、法律上はスクーターと同じ「AT車」として扱われます。だからこそ、本格的なスポーツバイクであってもAT限定免許で堂々と運転できるのです。
BMWのASA搭載モデルの左ハンドル。クラッチレバーが無いことがAT限定免許で乗れることを証明しています。最大のメリットは、「エンストの心配がないこと」と「渋滞時の疲労が減ること」です。左手の半クラッチ操作が不要になるため、都市部や長距離ツーリングでの疲れが大きく和らぎます。
また、「自動変速だと退屈なんじゃないか?」と思われるかもしれませんが、その点も心配ありません。自動変速だけでなく、手元のスイッチなどを使って自分のタイミングでギアチェンジできる機能も備わっており、バイクを操る楽しさがしっかり残されているのもポイントです。
各社AT限定免許で乗れるバイクをラインナップ!
今回ご紹介するのはすべて400ccを超えるモデルのため「AT限定大型二輪免許」が必要になりますが、2019年の法改正で排気量上限が撤廃されたため、大型免許さえ取得すればどんな大排気量モデルでもAT限定で運転可能です。
「マニュアル操作が苦手」という普通二輪免許の方も、ぜひ大型へのステップアップの目標としてチェックしてみてください!
ここからは、各社の最新自動変速システムを搭載するモデルをご紹介します。
ホンダ「DCT」搭載モデル
ホンダ「DCT(Dual Clutch Transmission)」
奇数段と偶数段それぞれに独立したクラッチを持ち、次のギアが常に準備されている状態を作る機構です。変速時のショックが少なく、なめらかな加速が特徴です。
CRF1100L Africa Twin / Adventure Sports ES(DCT)

ホンダを代表する本格アドベンチャーモデルです。
パリ・ダカールラリーで活躍したマシンのDNAを受け継ぎ、優れたオフロード走破性とオンロードでの快適な巡航性能を高い次元で両立。
大容量タンクや大型スクリーンを備えた「Adventure Sports」は、長距離ツーリングを愛するライダーから絶大な支持を集めており、道を選ばずどこまでも走り続けたくなる頼もしい相棒です。
Rebel 1100 / Rebel 1100 T / Rebel 1100 S Edition DCT
※写真はRebel 1100 S Edition DCT大人気の「レブル」シリーズの頂点に立つ1100ccのクルーザーモデルです。低く構えたスタイリングと、力強い鼓動感を味わえる2気筒エンジンが特徴。
シート高が低く足つき性が抜群に良いため、大型バイク初心者や小柄な方でも気負わずに乗り出せるのが大きな魅力です。フロントカウルとサドルバッグを標準装備したバガースタイルの「T」、さらに2025年モデルからはSエディションもラインナップされています。
Gold Wing Tour

ホンダが世界に誇るフラッグシップ・ツアラー。水平対向6気筒1800ccという規格外の大排気量エンジンを搭載し、四輪の高級車のような滑らかで力強い走りを提供します。
大柄な車体ながら運動性能も高く、充実したオーディオシステムや大容量トランク、パッセンジャーを包み込むようなリアシートなど、極上のタンデム旅行を約束する装備が満載です(現在はDCTを搭載するグレードのみのラインナップ)。
NT1100

オンロードでのツーリング性能を徹底的に追求したスポーツツアラーです。
アフリカツイン譲りの力強いエンジンとフレームをベースにしながら、前後17インチのオンロードタイヤを装着し、舗装路での軽快なハンドリングを実現。
防風効果の高い大型ウインドスクリーンやアップライトな乗車姿勢により、長距離の移動でも疲労を感じさせない快適な仕上がりが魅力のモデルです。
こちらもDCTモデルのみがラインナップされています。
NC750X DCT

日常の街乗りから週末のロングツーリングまで、幅広いシーンで活躍するクロスオーバーモデルがロングセラー「NC750X」。DCTモデルだけでなく、6速MT使用も同時にラインナップされています。
最大の特徴は、一般的なバイクの燃料タンクの位置に、フルフェイスヘルメットがすっぽり収まる23Lの大容量ラゲッジスペースを備えていること。
低中速域のトルクが豊かなエンジンは燃費性能にも非常に優れており、実用性と扱いやすさのバランスが絶妙です。
X-ADV

ホンダ「X-ADV」は、スクーターの利便性とアドベンチャーバイクのタフな走破性を融合させた唯一無二のDCT標準搭載クロスオーバーモデル。
洗練された都会的なスタイリングでありながら、中身は本格的なモーターサイクルのフレームと高出力エンジンを採用しています。
ストロークの長いサスペンションを備えており、通勤・通学から休日の林道ツーリングまで一台で幅広く遊び尽くせます。
ヤマハ「Y-AMT」搭載モデル
ヤマハ「Y-AMT(Yamaha Automated Manual Transmission)」
クラッチレバーとシフトペダルをなくし、モーターがライダーの代わりに操作を行う機構です。指先のスイッチ操作だけで、素早いシフトチェンジができるのが強みです。
それぞれ既存のマニュアルモデルのY-AMT仕様としてラインナップされています。
MT-09 Y-AMT

「Torque & Agility」をコンセプトに開発された、ヤマハを代表する刺激的なネイキッドスポーツ。
890ccの直列3気筒エンジンは、軽量な車体と相まって爆発的な加速力とシャープなハンドリングを発揮。ライダーの意のままに操れる高い運動性能を持ち、街中からワインディングまでアグレッシブなライディングを存分に楽しめます。
MT-07 Y-AMT

クラスを越えた圧倒的な軽さと扱いやすさで、多くのライダーから支持されるミドルクラスネイキッド。
搭載される688ccの直列2気筒エンジンは、低速域からの力強いトルクとスムーズな吹け上がりが特徴です。まるで一回り小さなバイクに乗っているかのような軽快な操作感で、大型バイク初心者からベテランまで純粋な操る楽しさを味わえます。
TRACER9 GT+ Y-AMT

高いスポーツ性能と長距離ツーリングの快適性を高次元で融合させたプレミアムなスポーツツアラーが「トレーサー9 GT +」。
ミリ波レーダーを活用した前車追従型の「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」をはじめ、レーダー連動のブレーキアシストや電子制御サスペンションなど、ヤマハの先進技術を惜しみなく投入しています。
トレーサー9GT+のみY-AMTグレードをラインナップし、スタンダードの「トレーサー9 GT」は6速マニュアル使用がラインナップされています。
BMW Motorrad「ASA」搭載モデル
BMW「ASA(Automated Shift Assistant)」
クラッチ操作とギアチェンジを自動化する新しいシステムです。走行状況に合わせた最適なギアを自動で選んでくれるほか、マニュアル操作用のシフトペダルが残されているのも特徴です。
それぞれASA非搭載グレードも同時にラインナップされています。
R 1300 GS / R 1300 GS Adventure

世界中のライダーが憧れる「GS」シリーズの頂点に君臨するアドベンチャーモデル。
伝統の水平対向2気筒(ボクサー)エンジンは1300ccに進化し、あらゆる回転域で力強いトルクを発揮。車体の大幅な軽量化・コンパクト化も実現し、舗装路から過酷なオフロードまで、あらゆる道を制覇できる圧倒的なポテンシャルを秘めています。
R 1300 RT
※写真はASA非搭載グレードBMWが誇る伝統のラグジュアリー・ツアラーが「R1300RT」。車体前面を覆う巨大なカウルと電動可動式のスクリーンにより圧倒的な防風・防雨性能を誇り、高速道路を使った超長距離走行も余裕でこなします。
1300ccボクサーエンジンの余裕あるパワーと豪華なシートを備え、タンデムでの優雅な旅にこれ以上ない選択肢となります。
R 1300 RS
※写真はASA非搭載グレードボクサーエンジンを搭載した「RS(レンシュポルト)」の名を冠するスポーツツアラー。
風の抵抗を和らげるハーフカウルを備え、適度に前傾したライディングポジションが特徴です。高速道路での快適な巡航性能を保ちつつ、ワインディングに入ればライダーの意図に素早く反応するアグレッシブなスポーツライディングを堪能できます。
KTM「AMT」搭載モデル
KTM「AMT(Automated Manual Transmission)」
新世代の大型アドベンチャーモデルに導入された最新システム。クラッチレバーを廃止しつつも、手元のスイッチだけでなく従来のシフトペダルを使った変速も可能で、スポーツ性と快適性を両立しています。
1390 SUPER ADVENTURE S EVO

AMTを標準搭載するKTMのアドベンチャーモデルのフラッグシップマシン。1350ccの大排気量V型2気筒エンジンは173馬力という強烈なパワーを発揮し、電子制御式の前後サスペンションやレーダーを活用したクルーズコントロールなど、最先端の装備を網羅しています。
オンロードのロングツーリングからハードな未舗装路までアグレッシブに走破できるハイスペックな1台です。
カワサキ「電子制御6速オートマチック」搭載モデル
カワサキ「電子制御6速オートマチック」
エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドモデル専用の機構です。クラッチレバーがなく、手元のスイッチでのマニュアル操作と、バイク任せのオートマチック走行の切り替えが可能となっています。
Ninja 7 Hybrid / Z7 Hybrid
※写真はNinja 7 Hybrid世界初となるストロングハイブリッド機構を搭載した次世代のモーターサイクル。
451ccのエンジンとモーターを組み合わせることで、250ccクラスの優れた燃費性能と、一時的に1000ccクラスに匹敵する強烈な加速力を発揮する「e-boost」機能を備えています。
※写真はZ7 Hybridフルカウル仕様の「Ninja」とネイキッド仕様の「Z」が用意され、次世代のスポーティな走りを楽しめます。
マニュアル操作がバイクを諦める理由にはならない時代へ!
「AT限定=スクーター」というイメージから変わり、現在は最新のテクノロジーがクラッチ操作の負担を減らしつつ、バイク本来の操る楽しさをサポートしてくれるようになりました。
「マニュアル車の運転は少し不安がある」と諦めていた方も、エンストの不安から解放され、より安全に楽しくツーリングを楽しめる時代が到来しています。
これから免許を取得する方や、普通二輪免許からのステップアップを考えている方も、ぜひAT限定免許で乗れる最新バイクを選択肢に入れてみてくださいね!







