温泉ツーリングの魅力とは?バイクで巡る温泉ソムリエの湯煙漫談
公開日:2026.01.26 / 最終更新日:2026.01.26
野沢温泉大湯 長野県野沢温泉村野沢温泉は北信州の最奥に位置する温泉街。
一説では縄文期以前との説もある国内トップクラスの古湯。
趣のある温泉街と共に13ヶ所の外湯が設けられており、泉質や雰囲気の違いを楽しみながら歩く外湯巡りが人気だ。
豪雪地帯のため冬季のバイクは厳しいが、たまにスパイクタイヤで走る猛者もいる。
暦では大寒を過ぎても実際の気温は絶賛真冬。やはり冬季はバイクにとって最も厳しい時期だ。
こんな時期のバイクはガレージ。コタツにみかんが最も賢い過ごし方…なんて思っていないか?
山間部などの降雪凍結地域なら仕方ないが、関東をはじめ大都市圏近郊に在住なら温泉ツーリングへ出かけるのも冬バイクを楽しむ選択肢の一つだろう。
もちろん、温泉ツーリングが楽しいのは冬だけじゃない。
温泉は真夏を含め、そのコツはあれど四季を通じて楽しめる。
しかし、この厳寒期に温泉で温まりたいのは自然の事。
寒い!なら温かい事をしたい!…きっかけは直感的でいいのだ。
さぁ、コタツから出てバイクに跨ってみよう。
行くまでが寒いって?ならばしっかりとした防寒装備をすれば良い。
ハンドルカバー1つだけで劇的に変わるのだから…。
では、温泉ツーリングの何が面白いのか?
温泉そのものにはそれ程興味がない…という方もいらっしゃるだろう。
そこで温泉ツーリングの5つの魅力をピックアップしてみた。
結論から言うと、温泉にはバイクが実に合うのだ。
車でも良いが、バイクなら更に温泉が楽しくなる。
バイクに乗っているなら温泉巡りを一度はお勧めしたいのだ。
日本は世界的な温泉大国。
もし興味を持ったなら、これをきっかけに近場の温泉探索から始めてみるのも悪くないぞ。
温泉ツーリングの5つの魅力
その1 グループでも楽しめる
まず、温泉ツーリングはソロだけではなく、グループでも楽しめる事だ。
グループツーリングの魅力の一つは、仲間達とワイワイ楽しめる事。
温泉そのものはマニア向けの秘湯とかでなくて全く構わない。
途中で休憩やランチタイムもあるだろう。
そんな時の雑談もグループツーリングの魅力の一つ。
ならば温泉でなくても良いのでは?
そんな声もあるに違いない。
当然その通り。温泉は仲間達とツーリングに出るきっかけなのだ。
しかし、そのきっかけがないと中々冬ツーリングには行き難いかもしれない。
冬バイクを楽しむきっかけとして温泉を選択肢に入れるだけで、その機会が増えるに違いないのだ。
その2 温泉街の散策が中々楽しい
さぁ、その温泉ツーリングを更に楽しむキーワードが“温泉街”だ。
単なる日帰り温泉施設でなく、歴史ある温泉街を目的地に選ぶ事でその楽しみは倍増する。
混みがちな温泉街でもバイクなら駐輪が容易な場所も多い。
駐車場待ちのクルマを横目に温泉街を散策…といったシーンはバイクならではの特権だ。
そして温泉街にはお土産店はもちろん、複数の外湯施設や昭和レトロなお楽しみスポットがある事も珍しくない。
様々な露店を横目に風格ある湯殿建築が並ぶ温泉街を散策。好みの外湯で身体の芯まで暖まる…。
温泉街は日本が誇る“温泉文化のテーマパーク”なのだ。
ソロでもグループでもその魅力は変わらないぞ。
その3 秘境探索が更に深まる
ツーリングライダーには秘境好きが多い。
もちろん、限界の更に奥を目指すガチ勢もいるが、都会の喧騒を離れフィールドの一変する秘境“感”を味わいたいライダーは大変多いに違いない。
そんな方にとって、秘湯は至福の時を堪能できる楽園となるのだ。
当たり前だが、秘湯は秘境にある。
秘湯に行くだけで自動的に秘境ツーリングとなるのだ。
秘境初心者でも問題ない。
秘湯とは言え、人気の高い温泉は立派な観光地。
未舗装路に出会うスポットはほぼ皆無だと思って構わない。
狭路・険路はあるだろうが、立派に舗装されている。
慎重に走れば十分到達可能なのだ。
秘湯初心者こそ温泉の魅力にハマる確率が高いと言えるかもしれない。
その4 1旅で2度オイシイ!
そもそもバイクの魅力の一つは走る事そのもの。
絶景やグルメも良いが、バイクで走る事自体がバイク最大の魅力と言えるだろう。
都会を抜け、風景変化多彩な様々な街道を経て目的地へ。
高速道路に国道。旧道に生活道路、そしてたまに酷道・険道。温泉ツーリングへ行って帰るだけで様々なシーンを楽しめるに違いない。
そして目的たる温泉でその魅力を存分に堪能。
これは温泉ツーリングに限った話では決してないが、バイクなら1ツーリングで、その過程と目的地の2つを楽しめる。
絶対に1つで2度オイシイという特典がついてくるのだ。
バイクで行くだけで新鮮な気分になれる。これも楽しみの一つだろう。
その5 “泉質”を知れば楽しさ倍増
温泉そのものの魅力の一つに様々な泉質を楽しめる事がある。
温泉によっては身体の健康に対する適応症が認められる泉質も多数ある。
特に、二酸化炭素泉・含鉄泉・酸性泉・含よう素泉・硫黄泉・放射能泉の6つは特殊成分を含む療養泉とされており、身体治癒効果を期待できる。
温泉は温まるだけではない。持病治癒を期待できる場合もあるのだ。
また、飲泉によりその味の深淵さを楽しむ事も魅力の一つ。
温泉地によっては朝食に温泉粥を提供している場所もある。
湯の色や立地条件等何でも良い。まずは気になる温泉へ行ってみる事だ。そこで泉質を調べてみよう。
泉質の違いにより楽しみ方も様々。泉質の違いに気が付いたキミは温泉ファンへの第一歩を踏み出しているに違いない。
温泉ツーリングの魅力写真
ここからは温泉ツーリングの魅力を写真とともにご覧いただきたい。
文化財を実際に体験できる
四万温泉 積善館温泉旅館の湯殿建築は温泉街の“顔”。江戸期に建造された建屋が現役で残されているケースも珍しくない。
温泉街は生きた文化財と触れ合える絶好のスポットでもあるのだ。
草津温泉熱乃湯“湯もみと踊り”ショー

温泉街によっては入浴そのものが伝統芸能になっているケースもある。
群馬県の草津温泉では明治期より続く伝統的な湯もみが体験できる。これも温泉街の魅力の一つだ。
リアル神話の世界が現代に!
和歌山県 湯の峰温泉温泉の歴史は非常に古く、紀元前よりの伝承が残る温泉地もある。まさに神話の世界。
その当時よりほぼ変わらぬ光景を保っている場合もあり、リアル神話期が体験できる場所でもあるのだ。
昭和レトロな四万温泉街

四万温泉街は昭和レトロな風景があちこちに残る。
遊技場ではスマートボールや手動パチンコで遊ぶ事も可能。
湯だけではなく、街の情緒を楽しめるのも温泉の魅力の一つだ。
天然温泉で楽しむ温泉玉子

温泉といえば温泉玉子。湯量豊富な温泉地では共同の茹場が設けられ、様々な食材を茹でて楽しめる場合もある。
蒸気蒸しで仕上げる温泉饅頭も温泉街の特徴的グルメの一つだ。
バイクなら温泉街探索も楽々
奈良県 洞川温泉温泉街は旅館が立ち並び街路も狭いケースが多い。しかも観光客専用の駐車場が渋滞する場合も。
バイクなら狭い温泉街探索も気軽に楽しめる場合も多い。
秘湯は秘境も楽しめる!
国道311号旧道 熊野古道中辺路バイクはその道程も楽しみの一つ。秘湯ツーリングなら比較的安全に秘境感を楽しめる。旧街道を辿る旅を、秘湯と同時に楽しむ事も可能。秘湯の世界は実に奥深いのだ。










