カワサキの250cc人気バイクを紹介!手軽な排気量でバイクを楽しもう
公開日:2025.11.10 / 最終更新日:2025.11.10
日本にあるバイクメーカー4社はそれぞれのモノづくりに対する考え方が違うので、同じ排気量の同じジャンルのバイクでもメーカーによって特徴が異なります。
カワサキは技術力で勝負してきたメーカーなので性能を追求したバイクがある一方、歴史も大事にしていて往年の名車を彷彿させるモデルも多いという特徴があります。
今回はそんなカワサキのバイクの中から250ccクラスのバイクに絞って紹介をしていきます。
現在新車で販売されている現行モデルをはじめ、環境規制などの影響によって惜しまれつつも生産終了となった人気モデルも含めてバイク初心者でも今から現実的に購入・維持が可能なモデルに絞って紹介していきますので、バイク初心者の方も参考にしてみてください!
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カワサキの250ccネイキッドバイクの人気モデル

カワサキの250ccネイキッドは性能を追求したモデルと伝統を受け継いだモダンクラシックの2本柱。
特に250ccのモダンクラシックはカワサキの得意なジャンルです。
Z250

カワサキのスポーツバイク、Ninja250の系統のスポーティーな2気筒エンジンを共用しているネイキッドバイクがZ250です。
パフォーマンスを追求したモデルですが、乗りやすさも兼ね備えていているため初心者にも扱いやすいバイクです。
2019年モデルからはエンジン出力が31psから37psに向上。
ニンジャH2イメージのトレリスフレームを採用したことで車両重量も170kgから164kgへと6kg軽くなりました。
さらにホイールベースを40mm短くしたことで運動性もアップ。
スペックではライバルにあたるヤマハのMT-25をわずかに上回っています。
2025年現在も新車で購入することができるため、新車・中古の両方から探すことができます。
W230

W230はカワサキの往年の名車でもあるWシリーズのイメージを受け継ぎ、前後スポークホイールでアナログ式2連メーターを装備。
キャプトンマフラー風のサイレンサーも採用されておりモダンな雰囲気ですが初登場は2025年となっており中身は最新。
Wシリーズで唯一単気筒エンジンを搭載しており、エンジンはKLX230と共通ですが特性は別物。
低中速トルクを大きく向上させているため力強いフィーリングが楽しめるようになっています。
メグロS1

カワサキが1970年代から大きな躍進を遂げた要因の一つに経営統合したメグロの技術力がありました。
そんなメグロの伝統を大事にし、1964年に発売されていた250メグロSGの後継というイメージで作られたのがメグロS1です。
黒とメッキを基調にしたデザインは往年のメグロを意識したもの。
ポジションや排気音、エンジンのフィーリングなど、すべてにおいて当時のバイクを再現することにこだわって作られています。
エンジン特性などはW230と共通となっていますが外観の印象は大きく異なるため、それぞれの歴史を学んだ上で選ぶのもおすすめです。
エストレヤ

1992年に登場したエストレヤはカワサキの250ccクラスのクラシックカテゴリーを作り上げたモデルです。
60年代を彷彿させる直立したエンジンはロングストロークで低中速のトルクを重視。古き良き時代のシングルエンジンの楽しさを感じさせてくれます。
2007年モデルから燃料供給方式がインジェクションに変更され、2017年にはファイナルエディションが登場して生産が終了されました。
現在は中古車から選ぶことになるのですが、ロングセラーモデルだけに年式によって仕様や中古車相場も違います。
もしも初心者であれば扱いやすさに勝るインジェクションモデルがオススメです。
250TR

250TRは、エストレヤと共通のエンジンを搭載したバイクです。
70年代のスクランブラーバイクのイメージを取り入れ、オフロードタイヤを装着したことで独自の世界観を作り上げました。
フロントタイヤが大きいのでハンドリングは若干安定感が強め。
低中速の力強さを重視したエンジンを搭載しているのでストリートをのんびり走るのに適した特性です。
250TRは2002年に登場し、2007年モデルからインジェクションを採用し、2013年モデルを最後に生産終了となりました。
購入したいのであれば中古車を探すことになりますが、初心者であれば2007年モデル以降のインジェクション採用モデルがオススメなのはエストレアと同様です。
Z250SL

Z250SLは個性的なネイキッドスポーツバイク。
SLはスーパーライトという意味。
軽量な車体に、低中速からトルクフルな単気筒エンジンを搭載しているので、ワインディングでは高い運動性を発揮します。
軽いので小柄なライダーや女性ライダーが対象と思われるかもしれませんが、マシン特性としてはスパルタンな一面も。
同じエンジン、車体を共有するNinja250SLと共にマニア好みのマシンでした。
2016年に発売されたモデルですが、現在はラインナップに残っていないため購入する場合は中古車から探すことになります。
バリオスⅡ

ZXR250の超高回転型4気筒エンジンを搭載した250ccネイキッドがバリオスⅡです。
4気筒エンジンを搭載したネイキッドとしてはホンダのホーネットも知られていますが、バリオスⅡの場合はダブルクレードルフレームにリアの2本サスというオーソドックスな車体構成とデザインになっていました。
現在主流の単気筒エンジンや2気筒エンジンと比べると低中速のトルクが少ない分、町中などでは乗りにくさを感じるかもしれませんが、法定速度内で高回転まで回したときの爽快な排気音と気持ちの良い伸びは250ccクラスの4気筒バイクでしか味わうことができないでしょう。
2007年モデルで生産が終了となったため、探す場合は中古車から選ぶことになります。
カワサキの250ccスポーツバイクの人気モデル

カワサキの250ccスポーツバイクは単に速さを追求するだけでなく、他のメーカーとは独自のスタンスでスポーツライディングの魅力を追求しています。
ラインナップを見ると、このカテゴリーにとても力を入れていることがわかります。
Ninja250

250ccクラスでフルカウルスポーツバイクのムーブメントを作り出したNinja250Rの後継モデルとして2013年に登場したのがNinja250です。
外観ではカワサキのビックバイク、ニンジャシリーズと共通したデザインが特徴。
スポーティーな走りが可能なだけでなく毎日の通勤やロングツーリングにも使える汎用性の高さなどで人気になり、他の国内メーカーの250ccスポーツバイクと共にこのカテゴリーを代表する1台になっています。
Ninja250は2018年にモデルチェンジを受けました。
エンジンの出力が31psから37psへと大きくアップ。(2023以降は排ガス規制の対応で35ps)
ABSが標準採用となり、アシスト&スリッパークラッチやLEDヘッドライトが採用されました。
Ninja250は現在も新車で販売されていますが、中古車も含めれば様々な選択肢が増えます。
中古車を探す場合は、2018年の前後で仕様や中古車価格が異なることを頭に入れて探すようにしましょう。
ZX-25R SE

ZX-25Rはトレリスフレームに水冷4気筒DOHCエンジンを搭載したスポーツバイクで2021年に登場したモデル。
最高出力45ps/15500rpmと超高回転型の特性。
官能的な排気音と加速感が味わえる4気筒250ccのバイクとして大きな話題になりました。
2023年モデルでは排ガス対策が施されながらも最大出力が48psへとアップしています。
ZX-25R SEは、スロットルを開けたままクラッチ操作なしでシフトできるクイックシフターや、USBソケットを装備したZX-25Rの上位モデルです。
2025年現在で新車販売されている250ccバイクの中で4気筒エンジンを採用するモデルはZX-25R/SEだけ。
最新のテクノロジーと4気筒エンジンの爽快感を味わいたいのであれば、現状これ以上のモデルはないといっても過言ではないでしょう。
Ninja250SL

徹底的に軽さを追求したスポーツバイクがNinja250SL。
SLはコンセプトであるスーパーライトを意味しています。
搭載している単気筒エンジンのコンパクトさを活かしてフレームも軽量スリムにされ、2気筒エンジンを搭載したNinja250より20kg以上軽くなっています。
Ninja250の場合、スポーツからツーリングまでオールラウンドにこなすことが考えられていますが、Ninja250Slはポジションやサスのセッティングが走りを意識していてハードかつスパルタンな味付け。
そんな尖っているところに惹きつけられたマニアは少なくありませんでしたが、現在国内での製造はされていないため選ぶ場合は中古から選ぶのがメインとなるでしょう。
カワサキの250ccアメリカンバイクの人気モデル

カワサキは他の国内メーカーほど250ccクラスのアメリカンにあまり力を入れていませんでした。
2000年代で唯一ラインナップしていたのがエリミネーター250Vですが、人気の高いヤマハのドラッグスター250と比較して流通数が少ないため、中古で程度が良い個体を探すのは簡単では無いと言えるでしょう。
バイク初心者で250アメリカンを探すならレブル250かドラッグスター250を選ぶのがおすすめです。
もしエリミネター250Vに乗りたいのであれば、車両の状態をよく確認してから購入することをオススメします。
カワサキの250ccアドベンチャーバイクの人気モデル
カワサキのアドベンチャーツアラーであるヴェルシスシリーズは、他メーカーのライバルと比較するとオンロード寄りの性格になっています。
250ccクラスでもその方向性は変わりません。
ヴェルシス250ツアラー

Ninja250系のスポーティーな2気筒エンジンを搭載したアドベンチャーモデル、ヴェルシスXにパニアケース、エンジンガード、DCソケット電源などを装着してアドベンチャーテイストをアップさせたのがヴェルシス250Xツアラーです。
フロントの19インチタイヤは高い安定感と軽快なハンドリングを生み出していて、多少の未舗装路であればなんなく走行できます。
ゆったりしたポジションであることに加え、サスペンションストロークが長いので乗り心地は良いのですが、車重があるので低中速トルクが不足気味に感じることもあります。
このあたりはライバルであるスズキのVストローム250同様、ある程度の割り切りが必要でしょう。
現在は生産が終了しているモデルのため選ぶ場合は中古から探すこととなります。
車両特性上、選ぶ際には転倒傷の有無などにも注目すると良いでしょう。
カワサキの250ccオフロードバイクの人気モデル

90年代から2000年代初頭まで、カワサキは様々なオフロードモデルをリリースしていましたが、排ガス規制への対応などで過去のモデルはすべて姿を消してしまいました。
カワサキが新しくリリースしたのは、230ccのフレンドリーなオフロードモデルです。
KLX230

空冷OHC2バルブ単気筒エンジンをカワサキ独自の角パイプフレームであるペリメターフレームに搭載したオフロードバイクがKLX230です。
過去のモデルと比較してパワーや走行性能などが突出しているというわけではありませんが、軽量コンパクトで扱いやすさは抜群。
気楽な感じでオフロードを楽しんだり、通勤通学やツーリングなどの使用もこなせてしまいます。
写真の初期モデル(2020年登場)は、大きなヘッドライトが不評という声が一部挙がっていたものの、2024年モデルからはスタイルを一新。
シャープでスタイリッシュなデザインへ変貌を遂げています。
2025年現在も新車で販売中で2025年モデルでは排ガス規制に対応した変更が加えられ、サスペンションのストロークが増えてハンドリングも向上しています。
KLX230シェルパ

シート高が低いKLX230Sをベースとし、ハンドガード、ヘッドライトガード、エンジン下のスキッドプレートなどを装着したのがKLX230シェルパです。
KLX230を少しヘビーデューティーにしたモデルで、車体色もアースカラー系になっています。
KLX230のライムグリーンと違って、落ち着いたアースカラーならカジュアルなライディングウエアでも違和感がありませんし、町中の風景にも自然に溶け込みます。
KLX230シェルパは2024年末から販売が開始され、現在も新車を購入することができます。
カワサキの250ccモタードの人気モデル

日本で始めて登場した本格的なモタードモデルはカワサキのDトラッカーでした。
カワサキは250クラスのモタードを牽引したメーカーなので、中古車の流通は豊富な傾向にあり、現行モデルも含めると選択肢豊富に探すことができるでしょう。
KLX230SM

KLX230をベースにしたモタードモデルがKLX230SMです。
前後のホイールはゴールドリムで17インチ化。
フロントフォークも倒立になり、ブレーキローターも大径化されるなど、かなりオンロードでの走りを意識した作りになっています。
2025年モデルではキャスターとトレールが変更されてハンドリングが改善され、前後サスペンションのストロークも最適化されました。
軽快な走りをオンロードで思う存分楽しめるマシンになっています。
DトラッカーX

Dトラッカーは1998年に登場した国産初の本格的モタードバイク。
「戦う4スト」と呼ばれたKLX250をベースに17インチ化したDトラッカーは大人気となり、ライバルメーカーも次々とモタードモデルをリリース。
カスタムパーツも多数登場してモタード盛り上がり人気を集めることになりました。
Dトラッカーは2007年で生産終了となり、2008年からはDトラッカーXが登場しますが、大きな変更はインジェクションになったことでエンジンや車体などに変更はありません。
DトラッカーXは2016年モデルがファイナルとなって生産が終了しています。
カワサキの250ccビッグスクーターの人気モデル

カワサキは自社でスクーターを製造していませんでした。
一時期スズキのスカイウェイブ250のOEMとしてエプシロンというビッグスクーターを販売していましたが、流通数も少なく中古バイク市場での流通台数も決して多くないため、他メーカーの250ccクラスで選んだほうが選択肢は豊富です。
カワサキ250ccは中古が面白い

カワサキの250ccクラスのバイクの中から、現行モデルから生産終了モデルまで含めて人気モデルを一部紹介しました。
カワサキというメーカーはとても熱量が高いモノづくりをしていて、魅力的なラインナップがたくさんあったのですが、規制などの影響で姿を消してしまったものも少なくありません。
ですが、中古車であればそういうバイクも含めて選択肢に入れることができます。
今回の記事で紹介したバイクは、バイク王で中古車の取り扱いがあるものばかり。
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