ホンダの250cc人気バイクを紹介！手軽な排気量でバイクを楽しもう

250ccクラスは2年に1度の車検が必要なく、高速道路を使った長距離ツーリングも楽しめるためお手軽に楽しめる排気量として高い人気を得ています。

今回はそんな250ccクラスのバイクの中から、ホンダの人気モデルに絞って紹介していきます。

現在新車で販売されている現行モデルをはじめ、環境規制などの影響によって惜しまれつつも生産終了となった人気モデルも含めてバイク初心者でも今から現実的に購入・維持が可能な250ccに絞って紹介していきますので、バイク初心者の方も購入の参考にしてみてください！

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ホンダの250ccネイキッドバイクの人気モデル

ネイキッドはカウルなどのパーツが付いていない、フレームとエンジンがむき出しになっているバイクタイプのこと。
ホンダのネイキッドは様々なスタイルがあり、ベーシックなスタイルのネイキッドから先進的な新しいスタイルのネイキッドまで揃っています。

CL250

CL250はオンロードマシンをベースにオフロードも走れる装備をまとったスクランブラースタイルのネイキッド。
搭載されているのはレブル250やCB250Rなどにも搭載されている水冷単気筒エンジンで、リニアで扱いやすいフィーリングとなっています。

デビューしたのは2023年で現在でも新車で販売されているモデル。
1970年頃にラインナップされていた同名車種のスクランブラーコンセプトを踏襲して現代版CL250として復活したものです。

スクランブラータイプはオフロードも想定した設計となっています。
マフラーはアップマフラーが装着され、タイヤはフロント19インチ、リアは17インチとオフロードバイクに近いバランスとなっています。

通常のネイキッドとは一味違って鋭いハンドリングなので、オンロードでもCL250ならではの魅力があり、ワインディングなども楽しむ事ができます。
「ネイキッドがいいけど少し変わった要素も欲しい」という方にもおすすめです。

CB250R

2018年に登場したCB250Rは現代的なネイキッドスタイルのバイク。
CB250Rが登場するまではストリートファイタースタイルのCB250Fなどがラインナップされていましたが、CB250Rの登場により一本化されることになりました。

CB250Rのスタイルは古くから慣れ親しんだネイキッドスタイルの丸型ライトやCBらしいファットなタンクなど、これまでのネイキッドスタイルをモチーフに現代的なバイクに落とし込んだデザインとなっており、新しすぎずどこか懐かしいスタイルを実現させています。

エンジンは水冷単気筒エンジンを搭載しており、レブル250やCL250と同系統のものですが、セッティングが変更されているため低中速だけでなく高回転域もしっかり楽しめるフィーリングとなっています。

足回りも倒立フォークなど現代的なバイクの装備が盛り沢山！
車両重量は144kgと250ccクラスの中ではかなり軽い方なので、街中を軽快に走ったり気軽にツーリングを楽しみたい方におすすめです。

VTR250

最近徐々に中古車の中で再注目されているのが、1998年に登場し2017年まで発売されていたVTR250。
250ccネイキッドバイクとしては珍しく、水冷Vツイン（2気筒）エンジンが搭載されています。
VTR250は1980年代から続くVT250シリーズの後継モデルで、単気筒やパラツイン（並列2気筒）では出せない、味のあるフィーリングとなっています。

2009年モデルからフューエルインジェクション化されており、それ以前のキャブレターモデルのほうが中古価格は安い傾向にありますが、初心者の方なら2009年以降のインジェクションモデルがおすすめです。

バリエーションモデルとして、前後サスペンションを短く調整して15㎜ローダウンされたType LD、防風効果が期待できるハーフカウルを装着したVTR-Fもラインナップされています。

車体サイズがコンパクトでトラスフレームのデザインが人気を集め、男性ライダーだけでなく女性ライダーからも人気が高いVTR250。
今から乗るならまだまだ現実的におすすめできるバイクと言えるでしょう。

CB223S

レトロネイキッドスタイルとしておすすめなのがCB223S。
FTR223と同系統の空冷単気筒エンジンが搭載されており、空冷らしい分厚いトルクと扱いやすいフィーリングが特徴です。

レトロなスタイルですが発売されたのは2008年と比較的新しめです。
もっと昔のスタイルのバイクをモチーフに、カジュアルでレトロなバイクとして登場しました。

燃料供給方式はキャブレターとなっており、2010年の最終モデルまでキャブレターのまま販売され続けました。
キャブレターならではのチョークやコック操作など面倒な点もありますが、このスタイルのバイクならその儀式も魅力の一つとして楽しめるかもしれません。

今っぽいバイクではなく、少しクラシックなスタイルだけど古すぎずに十分使えるバイクをお探しの方におすすめです。

HORNET250

250ccクラスで4気筒エンジンを楽しめるとして人気が高まっているのがHORNET250。
1996年の登場から2007年まで販売されたネイキッドバイクで、水冷4気筒エンジンを搭載しています。

2025年10月現在250ccクラスで新車販売されている現行モデルで4気筒エンジンを楽しむにはカワサキのスポーツバイクZX-25R SEのみとなっており、このエンジンをベースに今後ネイキッドバージョンのモデルが登場する可能性も噂されていますが、現状ではまだ発表されていません。

特に高回転の音は250ccクラスとは思えないくらい迫力のあるサウンドで、大型バイク顔負けのF1サウンド。
メリットでもありデメリットでもありますが、4気筒マシンとはいえ排気量は250ccクラスなので、大型クラスでは絶対にできないようなエンジンの回し方をして高回転域を楽しんでもスピードが出すぎないため、程よく楽しむことができます。

純正でリアタイヤは180サイズと大型同等のサイズを装着しており、スタイリッシュなアップマフラーや、ホンダ独自のカムギア音など、これから先ただ古いバイクとして扱われるのではなく、更に人気が高くなっていく予感がするバイクです。

生産終了からの経過年数はそこまで経っていないため今でも現実的に購入・維持は可能と言えますが、これから維持していく上で現行車にはない苦労が出てくることは踏まえたうえで選ぶとよいでしょう。

ホンダの250ccスポーツバイクの人気モデル

ホンダの250ccクラスのフルカウルスポーツバイクは様々あり、特徴として高機能な物が多い傾向にあります。
他メーカーの250ccには使わないような技術を使っていたり、最新の技術が投入されているモデルもありますが、比例して値段も高い事が多く250ccの中ではかなりの高級車として扱われるモデルも存在しています。

CBR250RR

2017年に登場したCBR250RRは250ccクラスの中でもトップクラスに豪華な装備を採用した高級スポーツバイクです。
水冷2気筒エンジンはスロットルワイヤーを介さないスロットルバイワイヤシステムによって電子制御され、3種類のライディングモードの設定によって出力特性を変更することができます。

他の250ccフルカウルモデルはスポーツバイクと言えども、ハンドルポジションが高くツーリングも余裕を持って楽しむことができるモデルが多いですが、それと比較するとCBR250RRはかなり本気のスポーツバイク。

前傾姿勢のポジションに倒立フォーク、鋭いハンドリングなど、ツーリングというよりもワインディングやサーキットでのスポーツライディングに特化したバイクとなっています。

現在でも新車で販売されていますが、中古で数年前のモデルを選ぶと手が届きやすい価格帯になる傾向があるため費用を抑えたい方は中古も検討してみてください。

尖ったバイクではありますが、ツーリングも楽しむことができ、憧れから初心者の方が乗っても乗れないバイクではないので、このスタイルに惚れたなら初心者の方にもおすすめできます。

CBR250R

CBR250Rは2011年に登場して2017年まで販売されていたフルカウルスポーツマシン。
搭載されているのは水冷単気筒エンジンで、先述のCBR250RRとは別のものとなっています。

性格もかなり違っていてCBR250RRはかなりスポーツ志向が強いバイクですが、CBR250Rはもっと楽に使えるシチュエーションが幅広く、ライディングポジションもフルカウルの中では比較的楽に設定されています。

2017年まで発売されていたモデルですが、2015年にスタイリングが変更され、前期は単眼ライト、後期は2眼ライトでカウルデザインもスリムでスタイリッシュになっています。

値段で見るなら前期のほうが中古価格は安い傾向にありますが、完成度としては後期のほうが高く外観の印象も大きく異なるため、後期モデルのほうが人気が高い傾向があります。
街乗りからツーリングまで気軽に幅広く楽しめるバイクとなっているため、生産終了から年月が経った今でも多くの層から支持を得ています。

ホンダの250ccアメリカンバイクの人気モデル

ホンダの250ccクラスのアメリカンバイクはクラシックからニュースタイルまで様々。
足つき性に優れゆったりした乗車姿勢で乗れるため、クルーザーとして活躍するバイクタイプです。
中古市場なら現行のニュースタイルアメリカンから、Vツインのオールドスクールなアメリカンまで揃ってます。

レブル250

2017年の登場から現在まで多くのライダーたちに愛されているレブル250。
これまでの定番アメリカンスタイルは空冷Vツインエンジンを搭載していてファットなスタイルのものが多かったですが、レブル250は水冷単気筒エンジンを搭載し、大きすぎないスリムなスタイル。
レブル250の登場によって新しいアメリカンのスタイルが確立されました。

2020年のマイナーチェンジを受け、ライトがLEDに変更、シフトインジゲーターの追加など、より洗練された仕上がりとなっています。

レブル250には他にも様々な様々なバリエーションがあり、ハーフカウルやフォークガード、ダイヤカットシートなどカスタムバイクのようなSエディションも人気です。

他には発進、変速、停車時のクラッチ操作を省略できるEクラッチ搭載モデルもラインナップされています。
初心者が困りがちな発進時のクラッチ操作を自動でバイク側が行ってくれるため、運転に不安のある方におすすめです。
クラッチレバーは従来のバイクと同様に装着されているので、通常のクラッチ操作も可能となっています。

レブル250自体かなり乗りやすく設計されているバイクなので、気に入った仕様のレブル250を見つけて実車に跨ってみてください。

Vツインマグナ

1994年に発売されたVツインマグナは今見るとオールドスクールスタイルのアメリカンバイク。
水冷Vツインエンジンを搭載し、メッキパーツを数多く使用。
250ccクラスの中でも大きな部類の迫力ある車格となっています。

ハーレーのようなスタイルに憧れがあるなら最初の1台としてぜひおすすめしたいバイクです。
燃料方式はキャブレター式となっており、2007年の最終モデルまでキャブレターのまま販売されていました。

同じアメリカンと言えどレブル250とは全く違ったスタイルですが、迫力あるスタイリングのアメリカンバイクが好みならVツインマグナがおすすめです。

しかしレブル250と比較してパーツ関連での苦労が発生したり燃料供給方式もキャブレターのみとなっているため、初心者の方でも乗れないことはないですがある程度バイクの扱いに慣れていると安心でしょう。

ホンダの250ccオフロードバイクの人気モデル

ホンダの250ccクラスのオフロードバイクは過去のモデルまで含めると数多くのモデルがありますが、現在はCRFシリーズに統一されています。
かなり前からCRFシリーズに置き換わっているため、今から現実的に安心して乗れるのはCRFシリーズと言えるでしょう。

ホンダのオフロードは昔から軽くて低速からしっかりパワーがあるのが特徴で、現在のCRFシリーズにもそのDNAは受け継がれています。

CRF250L

2012年に登場したCRF250Lは同社のクローズドコース用モトクロスモデルCRF250Rから来ているもの。
公道用のリーガルの頭文字のLが車名のあとに付いています。
CBR250Rと同系統の水冷単気筒エンジンを搭載しており、セッティング変更により低中速のパワーを重視し、本格的なオフロード走行も可能。
燃料方式はインジェクションとなっています。
しかしCRF250Lが凄いのはオフロードだけでなく、街乗りはもちろん高速巡航もできてしまうこと。
荷物を沢山積載してロングツーリングや長距離ツーリングでも活躍しています。

2021年にはモデルチェンジされ、グラフィックの変更やLEDヘッドライトの採用など、より競技モデルに近いスタイリングとなりました。

オフロード車でよく言われるのが足つきの心配。
それを解決すべく、CRF250Lには前後サスペンションの長さを短くしたType LDというローダウンモデルもラインナップされていました。
現在ではローダウンモデルが標準となり、CRF250L ＜S＞が本来の最低地上高を確保しオフロード性能を重視したモデルとなっています。

オフロード車として扱いやすいバイクなので、初めてのオフ車デビューにもおすすめできるバイクです。

ホンダの250ccモタードの人気モデル

オフロード車にオンロードと同じ17インチのホイールを装着し、オンロードでの運動性能を上げているモタード。
他車を含めても250ccクラスのモタードモデルは数少ないですが、ホンダはCRFのモタード仕様をラインナップしています。

CRF250M

オフロード車のCRF250Lをベースにサスペンションのセッティング変更、ホイールの17インチ化などモタードモデルとして設定されたのがCRF250M。

運動性能はオフロードバイクですが、足回りはオンロードでの使用を想定しているため、通常のオンロードスポーツバイクと同等に運動性能が高いバイクです。

オンロードでの街乗り、ツーリングユーズはもちろん、多少のオフロード走行も可能なため、本来のオフロード車よりも活躍できるシチュエーションが多いというメリットがあります。

足回りのセッティングがオンロードになっているため足つき性が良く、身長の問題からオフロード車を諦めた方にもCRF250Mはおすすめできます。

ホンダの250ccアドベンチャーバイクの人気モデル

アドベンチャーは舗装路と未舗装路の両方の走行と長距離ツーリングを想定したバイクタイプ。
ラインナップは大型クラスがメインとなっていますが、ホンダでは250ccクラスのアドベンチャーモデルがラインナップしています。
ツーリングが多いのであればオフロード車よりもアドベンチャーがおすすめです。

CRF250RALLY

砂漠などの険しい道を走破するダカールラリーで活躍するレースモデルをモチーフに、CRF250Lをラリー、アドベンチャーテイストに仕上げたのがCRF250RALLY。

実際にダカールラリーで活躍するCRF450RALLYを感じさせる左右非対称の異型ヘッドライトが装着され、ウインドスクリーンやアンダーガードが装着されています。

CRF250RALLY自体ベースが完全にオフロードバイクなので、性格としてもオフロード色が強めとなっており、人によってはアドベンチャーではなくオフロードに分類する方も。

ウインドスクリーンが走行風を防ぎ、ゆったりとしたポジションで運転できるので、ツーリングユーズが多いならCRF250LよりもCRF250RALLYがおすすめです。

現在でも新車で継続販売されていますが、人気車種で中古バイク市場での流通台数も多く選びやすい車種です。

CB190X・CB200X

CB190X

CB200X

中国ホンダから発売されているアドベンチャースタイルのCB190X、CB200Xも同じ250ccクラスのアドベンチャーモデル。

ですが、どちらも並行輸入車で国内販売されていないため流通台数が少なく、初心者が初めての1台で250ccクラスのアドベンチャーバイクを選ぶ場合にあまりおすすめはできません。

バイク初心者が安心して長く乗り続けることを考慮するのであれば、CRF250ラリーやスズキのVストローム250のほうが安心といえるでしょう。

ホンダの250ccクラスビッグスクーターの人気モデル

スーパーカブを始め、PCXなどホンダでは様々なMT以外のバイクがラインナップされてきましたが、250ccクラスのスクーターも力が入っています。
ビックスクーターから今人気の160ccクラス、おしゃれなスクーターなど種類は様々。
荷物を積んで街の移動をするなら楽で使い勝手もよいので通勤・通学におすすめのカテゴリです。

フォルツァ

2000年の登場から一度は姿を消しつつも、2025年現在までモデルチェンジを繰り返し愛され続けているフォルツァ。
250ccクラスのビックスクーターの中でもメジャーなモデルですが、2018年の復活の際に外観が大きく変更されました。
燃料方式はインジェクション化され、水冷単気筒エンジンは少ない振動で快適な移動を楽しむ事ができます。

2021年以降のフォルツァは更に進化が進んでおり、セレクタブルトルクコントロール（HSTC）の搭載や、走る場所に合わせて高さを調整できる電動スクリーン、キーを挿さなくてもエンジン始動やメットイン開閉ができるスマートキーなど、充実した装備となっています。

街の移動でも高速を使ったツーリングでも幅広く活躍してくれるバイクなので、走る楽しさよりも移動の快適性を求める方におすすめです。

ADV160

同社の大型モデルX-ADVをモチーフにアドベンチャーコンセプトで作られたスクーターがADV160。
通常のスクーターとは違って多少のオフロードでの走行も考慮されており、ただの移動だけでなく週末は山にも出かけていけるようなレジャー要素を持ったスクーターです。

ベースはPCX160となっており、小さい排気量ですが難なく高速走行も可能。
トラクションコントロールを装備するなど現代的なテクノロジーも投入されたスクーターです。
セカンドバイクとしても人気が高く、「ただのスクーターじゃ味気ないけどこれなら！」とADV160を選ぶ方も増えています。

PS250

2004年の登場から2006年の生産終了と短い期間でのバイクですが、現在徐々に再注目されているのがPS250。
ホンダの若者向けモデルNプロジェクトの5番目のモデルとしてデビューし、Nプロジェクト初の250ccクラスのバイクとして登場しました。

原付モデルのZOOMERをそのまま大きくしたようなスタイリングは多くのライダーの心を射止め、若者に限らず幅広いライダーに愛されました。
ZOOMERと同じようにメットインスペースは無く、カウル類も無いため、他の250ccスクーターと比較すると装備が少なく思えますが、それでもPS250にしか無い良さがあり、現在でも高い人気があります。

燃料方式はキャブレター式となっていてそこそこ古いため、現行車と同じようには乗り続けることは難しい傾向にありますが、今後こういった特徴のあるスクーターが出てくる可能性が必ずあるとも限らないので、気に入った方はぜひ乗ってみてください。