250ccと400ccバイクの違いを初心者向けに徹底比較!後悔しないバイク選びの基準とは?
公開日:2026.01.06 / 最終更新日:2026.01.06
「せっかく400ccまで乗れる免許を取ったからパワーのある400ccに乗りたいけど、車検代が負担にならないかな?」
「250ccは軽くて扱いやすそうだけど、高速道路でパワー不足を感じないかな?」
普通自動二輪免許を取得した方を中心に、「250ccと400ccのどちらが良いか」で迷っている方はとても多く、バイク王の店頭でもお客様から毎日のようにいただく相談です。
結論としては基本的に自分が乗りたいと思ったバイクに乗るのが一番なのですが、乗りやすさや車格、維持費などを考えながら調べているうちに迷ってしまうこともあります。
本記事では主にバイク初心者の方に向けて250ccと400ccの違いやメリットやデメリットなどをさまざまな視点から解説しますので、バイク選びの参考にしてみてください。
250ccと400ccはそれぞれどんな人におすすめ?

まず最初にお伝えしておきたいのは、本来初心者だから250ccが良い、400ccが良いなどと排気量だけでは一概に決めつけることはできないということです。
同じ排気量でもマシンの性格はそれぞれ異なるため、バイクに何を求めるかで大きく変わってきます。
ここからは250ccと400ccのバイクに多い特徴をもとに、それぞれどんな人におすすめか簡単に解説します。
250ccがおすすめな人はこんな人

250ccは経済性の高さが魅力。
400ccと比較して維持費が少ない傾向にあるためコスパ良くバイクを楽しむことができます。
400ccに比べるとパワーが少ない傾向にありますが、その代わりに法定速度の範囲内でもスロットルやシフト操作を楽しんだりすることができるという考え方もでき、400ccと比べて操作感を楽しむことができるモデルが多いです。
400ccがおすすめな人はこんな人

400ccの場合、250ccよりも排気量が大きいのでエンジンの力に余裕がある傾向にあります。
ツーリングで長距離を走ることが多い場合や、タンデムでバイクを楽しみたいのなら排気量の大きな400ccが適しているケースが多いです。
250ccと400ccの維持費の差
| 項目 | 250ccクラス | 400ccクラス |
|---|---|---|
| 車検 | なし | あり |
| 軽自動車税 | 3,600円 | 6,000円 |
| 重量税 | 新車購入時のみ4,900円 | 車検時3,800円~5,000円 |
| 自賠責保険 | 期限更新 最長6ヶ月の場合 14,200円 |
車検時更新 24ヶ月8,760円 |
| 任意保険 | 保険会社によって異なる。 250ccクラスのほうが安い傾向。 |
|
※2025年12月時点の金額を記載しています。
250ccと400ccで最も迷うのは維持費でしょう。
表に示したように差があります。
どのような違いがあるかを具体的に解説していくことにしましょう。
車検費用

費用面での最も大きな差が発生するのは車検です。
251cc以上のバイクの場合は新車を購入してから3年後、その後は2年に1回車検を受ける必要があります。
車検の費用は車両の年式や状態によって大きく異なるのですが、バイク販売店やバイク用品店に依頼する場合、安くても5万円以上、10万円を超える金額となることも珍しくありません。
250cc以下のバイクは車検がないため、費用面では大きなメリットになります。
ただ、車検がないからと言って整備をしなくても良いわけではなく、整備ではなく車検(検査)に関する費用を抑えることができるという認識で考えたほうが良いでしょう。
軽自動車税
軽自動車税は1年に1度、4月1日の時点のバイクを所有している人に対して課税義務が生じる税金のことです。
250ccは3,600円で400ccは6,000円。
2,400円の差があります。
重量税
重量税は排気量によって異なります。
250ccクラスの場合は新車を購入した時に4,900円の重量税が発生しますが、中古車を購入したときは発生しません。
400ccクラスは車検時に重量税が発生します。
金額はバイクの年式によって異なり、3,800円~5,000円で、250ccクラスと比較すると年間1,900円~2,500円ほどの差になります。
自賠責保険
自賠責保険は250ccクラスのほうが割安で加入することが可能です。
400ccクラスでは車検のたびに自賠責に加入することになりますが、250ccクラスの場合は12ヶ月~60ヶ月の間であれば12ヶ月単位で加入することができるからです。
長期加入するほど自賠責保険料は割安となります。
| 期間 | 金額 | 1年あたりの金額 |
|---|---|---|
| 12ヶ月 | 7,100円 | 7,100円 |
| 24ヶ月 | 8,920円 | 4,460円 |
| 36ヶ月 | 10,710円 | 3,570円 |
| 48ヶ月 | 12,470円 | 3,118円 |
| 60ヶ月 | 14,200円 | 2,840円 |
※2025年12月時点の金額を記載しています。
250ccの自賠責保険料を加入期間ごとに整理してみました。
最長期間の60ヶ月で加入した場合、1年あたりの保険料は2,840円になります。
対して400ccクラスの場合は車検時に24ヶ月の自賠責保険に加入します。
24ヶ月の費用は8,760円ですから12ヶ月あたり4,380円。
250ccクラスで5年加入したと仮定した場合、1年あたり1,540円の差になります。
任意保険
任意保険の金額は車種や保険会社、年齢条件などによって大きく異なりますが、どの保険会社も400ccより250ccのほうが安い傾向にあります。
POINT

維持費に関してまとめてみましょう。
250ccと400ccの維持費で最も大きな差が生まれるのは車検費用。
2年に1度、最低でも5万円以上の出費が発生します。
そのほかにも年間数千円単位での差が発生し、毎年積み重なっていくことになります。
この維持費の差をどう考えるかは購入前に十分検討するようにしましょう。
250ccと400ccの性能や特性の差

排気量が異なるとバイクの性能や特性も異なります。
ここからは排気量でどのような傾向があるかを解説します。
ただし、排気量以上に大きいのはモデルによる性格の違い。
そのため「400ccだから○○」「250ccだから○○」と排気量だけで判断するのはおすすめできません。
あくまでも全体的な傾向だということを念頭において読み進めるようにしてください。
車格

車格に関しては250ccよりも400ccのほうが大きい傾向にあります。
車格が大きなバイクはポジションもリラックスしていて快適な傾向にあります。
また、後述するように400ccでも250ccと変わらない車格のバイクもあります。
車重

250ccよりも400ccのほうが重い傾向にあります。
車重は軽いほうが取り扱いは容易ですが、重さは安定感にもつながるので一概に軽ければ軽いほど良いとも言えません。
POINT
従来のバイクでは400ccのほうが大きく重い傾向にありましたが、最近では少し状況が違ってきています。
| 項目 | Ninja400 (2026年モデル) |
Ninja250 (2026年モデル) |
|---|---|---|
| 全長 | 1990mm | 1990mm |
| 全幅 | 710mm | 710mm |
| 全高 | 1120mm | 1125mm |
| シート高 | 785mm | 795mm |
| 車両重量 | 167kg | 166kg |
| 最高出力 | 48PS/10000RPM | 35PS/12500RPM |
この表はカワサキのNinja400とNinja250を比較をしたものです。
大きさや重さがほとんど変わらないことがお分かりかと思います。
近年のバイクは250ccと400ccで車格や車重の差がほとんどないモデルもラインナップされるようになったのです。

他にもヤマハのYZF-R25とYZF-R3も車体のサイズはほぼ変わらず、エンジンの排気量だけが違っています。
出力

走り方によってはバイクのパワーも重要になります。
排気量が大きい分、250ccより400ccのほうがパワーにも余裕がある傾向です。
そのためツーリングの快適性を高めたいという場合や高速道路の走行が多い場合、タンデムをよく行う場合などは400ccのほうが適している傾向にあると考えると良いでしょう。
| 項目 | カワサキ ELIMINATOR (2025年モデル) |
ホンダ レブル250 (2025年モデル) |
|---|---|---|
| エンジン | 水冷並列2気筒 | 水冷単気筒 |
| 最高出力 | 48PS/10000RPM | 26PS/9500RPM |
| 車両重量 | 176kg | 171kg |
例えば同じようなクルーザースタイルのカワサキのELIMINATOR(400cc)とホンダのレブル250を比較すると車重がほとんど変わらないのにパワーは約2倍の差があります。
このパワーの差は、ゆっくり走るときでも余裕のある走りにつながります。
バイクの運転に不安のある初心者だと400ccのパワーを持て余してしまうのではないかと心配されるかもしれませんが、最新のバイクであればとても扱いやすいエンジン特性になっています。
また、高出力で軽量なバイクを探している場合などは250ccに注目するのもオススメです。
250ccでも400ccと変わらないくらいのパワーを出しているバイクがあるからです。

| 項目 | ホンダ GB350 (2025年モデル) |
ホンダ CBR250RR (2025年モデル) |
|---|---|---|
| エンジン | 空冷単気筒 | 水冷並列2気筒 |
| 最高出力 | 20PS/5500RPM | 42PS/13500RPM |
| 車両重量 | 179kg | 168kg |
これはホンダのGB350とCBR250RRのパワーと車重を比較した表。
CBR250RRはGB350よりも車重が軽いのに、パワーだけ見ると2倍以上。
ただし回転数を見てみるとCBR250RRのほうが2倍以上高い回転数になっているので、速く走ろうとしたらエンジンを回さないといけません。

そのため、シフト操作をこまめに行ったり、アクセルを開けて走る必要があり、これがバイクを操る楽しみにもつながります。

対してGB350は低回転から力強くのんびり走るのに適した特性。
スペック表での数値の大小だけで判断せず、そのバイクの性格を想像し、自分の目的にあったモデルを選ぶのがおすすめです。
POINT

全体的に見て400ccのほうが車格は大きくて、出力も大きい傾向にあるため、長距離ツーリングやタンデム走行などは400ccのほうが楽な傾向にあります。
ですが、最近では車格や車重が250ccとほとんど変わらない400ccもラインナップされていますし、250ccで400ccクラスよりもパワーのあるバイクもあります。
排気量にとらわれずチェックすると良いでしょう。
250ccと400ccのラインナップの違い

250ccと400ccではラインナップにも違いがあるということも覚えておいていただきたい点です。
250ccクラスには昔から数多くのモデルがラインナップされています。
それは250ccクラスが日本で人気のあるカテゴリーであることに加え、海外でも発売される世界戦略車が多いという点にも関係しています。
対して400ccは、日本独自の排気量帯。
そのため250ccのほうがモデル数は多いのですが、その事情も時代によって変化しています。
新車(現行モデル)

上記のような理由から国内4メーカーの新車のラインナップは250ccのほうが充実しており、400ccの約2倍のラインナップを誇ります。
中古

2000年代に入ってからしばらくは250cc、400ccどちらにも数多くのモデルがラインナップされていました。
そのため、中古であればどちらもバイク選びに困ることはありません。
惜しまれつつも生産終了となった人気モデルは250cc・400ccのどちらにも数多くあります。
特に400ccは現在新車のラインナップが少ないため、中古車も視野に入れて選ぶのがオススメです。
中古バイク市場には「新車に状態の近い中古車」も流通しているため、新車で検討している人も中古バイク情報をチェックすると良いでしょう。
250ccと400ccに関するよくある質問

ここからはQ&A方式で250ccと400ccのバイク選びをまとめることにしましょう。
初めてバイクを購入する人の立場で疑問点を解説しているので、より分かりやすいはずです。
Q.初心者の初めてのバイクなら250ccと400ccどっちがおすすめ?

A.こだわりがないなら250ccの方がおすすめ
特に車種へのこだわりがないなら250ccから選ぶのが良いでしょう。
初めてバイクを購入する時は、教習費用やヘルメットやグローブなどの用品で何かと費用が掛かるものです。
そういった点を考えたらコスパに優れ、扱いやすいパワーの250ccでバイクデビューするのがベターです。
Q.車検の費用はどれくらいかかる?

A.車種や車両の状態によります。
車検を通すためにバイクをどの程度整備するかによって費用は大きく変わります。
年式が経過していればそれだけ各部の劣化も進むので交換パーツは多くなる傾向にあります。
新しいモデルでも、たくさん走ってタイヤの溝の残りが少なくなっていて前後のタイヤ交換をした場合、それだけでも多額の費用が発生するため、古い・新しいだけで判断することは難しく、結局は車両の状態次第ということになります。
費用に関して、交換パーツが少ない場合でも安くても5万円はかかると見ておいたほうが安心です。
車両の状態によっては10万円以上かかることも珍しくありません。
400ccクラスのバイクを中古で購入する場合は車両の状態や、納車整備内容にも注目するようにしてください。
年式が経過して摩耗が進んだ車両の場合、車体自体は安く購入できても購入後の車検時に多くの出費がかかる可能性があるためです。
Q.250ccは車検がないからメンテしなくてもOK?

A.250ccでもメンテは必須です。
安心・安全にバイクに乗るためには常日頃から定期的に整備を行う必要があります。
したがって、250ccも400ccもかならずメンテナンス費用は発生するのです。
400ccクラスの車検はあくまでも整備状態をチェックする検査。
250ccでも400ccクラス同様に日常の整備や定期点検は欠かせません。
Q.車検は自分でできる?

A.初心者ではほぼ不可
自分で車検を通すユーザー車検という制度があり、自分で車検を通せばバイク販売店やバイク用品店に依頼するよりも費用を抑えることはできます。
ただし、自分でバイク全体の整備や点検を行う知識とスキルが必要であり、工具やケミカルなども数多く揃えなくてはいけないためバイク初心者には現実的ではありません。
定期的にバイク販売店やバイク用品店に行って整備のプロに車両を預けて整備・診断してもらうことが安心・安全なバイクライフを送るうえで重要と言えるでしょう。
Q.400ccより250ccのほうが燃費が良い?

A.車種によって異なるため一概には言い切れません。
排気量が大きくなると燃費も悪くなりそうなイメージがあるかもしれませんが、そうとは限りません。
| 項目 | ホンダ GB350 (2025年モデル) |
カワサキ Ninja ZX-25R (2025年モデル) |
|---|---|---|
| エンジン | 空冷単気筒 | 水冷並列4気筒 |
| 燃費 (WMTCモード値) |
39.4km/L | 18.1km/L |
上記はGB350とニンジャZX-25Rの燃費を比較した表です。
400ccクラスのほうが燃費が良いケースもあるということがお分かりでしょう。
燃費は排気量だけでなくバイクのエンジンによっても大きく異なります。
もしも燃費を優先したいのであれば、単気筒エンジンを搭載したインジェクションモデルを選ぶのがオススメです。
250cc・400ccなら欲しいバイクが見つかるはず

250ccと400ccのバイク選びのポイントについて解説しました。
主に車検の有無によって維持費の面で差があるものの、近年のバイクでは車格が250ccと400ccで大きく変わらないケースも増えてきており、400ccクラスよりもパワーのある250ccもラインナップされています。
どちらのクラスにも初心者が購入することを考えたバイクが多いので、いろいろと見ていけばきっと自分に合ったバイクが見つかることでしょう。
250cc・400ccで楽しいバイクライフをスタートしてみてください!











