タナックス 『スマートライドモニター』はスマホとバイクライフに安心と快適を与えてくれるスグレモノ
公開日:2025.06.04 / 最終更新日:2025.06.04
最近の新しいバイクのメーターはスマホと接続してナビゲーションができるなど、日々進化を続けています。
しかしそれも一部の車種だけの機能であり、旧車や少し前のバイクに乗っているライダーは使えない機能です。
それを解決してくれるのがタナックスのスマートライドモニター。
今回はタナックス製スマートライドモニターができること、付けることによって生まれるメリット、それぞれのモデル別の特徴など詳しく解説していきます!
スマートライドモニターとは?

スマートライドモニターとはバイクのハンドル部、ステム部などメーター周りに取り付けることによってスマホホルダー、ドライブレコーダーを1つに集約できるライダー専用のガジェットです。
ツーリング時はスマホホルダーを取り付けてナビゲーションアプリで道案内するのが一般的ですが、スマートライドモニターはスマホと無線接続することでナビゲーション機能を使うことができ、アプリ画面の表示や操作が可能になります。

スマホホルダーにスマホを取り付けて運転すると、振動によってカメラが壊れてしまったり、突然の雨の心配や、泥や砂によって汚れてしまい、日々使うスマホに不具合が出てしまうという話も珍しくありません。
カープレイに対応したスマホであれば、スマートライドモニターに接続したらスマホはポケットにしまっておけるので、故障や落下などのリスクを軽減できます。

ドライブレコーダー搭載モデルでは録画した映像をその場でモニター確認することができ、これは従来のドラレコには無かった機能です。
また後方監視のバックモニターとしても使用できるため、ミラーではなく確認できない死角を減らすことができます。

他にもタイヤにセンサーを取り付けることで空気圧のチェックがモニター上で可能に。
日常の空気圧調整や、出先での突然のパンクにもいち早く気付くことができ、素早い対応ができます。
他にもGPS信号を用いたスピードセンサー機能も搭載しており、スマホやドライブレコーダーだけではできない、ライダーにとって欲しい機能が1つに集約されたアイテムなんです。
他のスマートモニターとは何が違う?

スマートモニターで検索すると海外メーカーを含め様々な製品がラインナップされていますが、タナックス製のスマートライドモニターは他と何が違うんでしょうか?
大前提としてスマートモニターはバイクに取り付けて使うため、振動や雨、砂や細かい石、前からの強風などライダーと同じくらいハードな環境で使用します。
そのため製品自体の防水防塵・耐振動性は非常に重要な部分です。
その点タナックス製スマートライドモニターは信頼できる耐久性があります。

次に物理操作ボタンを搭載していること。
グローブ装着しながらの操作や、モニターが雨で濡れている状態などではタッチ操作がうまく効かず、苦労することもありますが、ハンドル部に別体の物理スイッチを用意することで、常に変わらない操作が可能。
もちろんタッチ操作も行うことができます。

もう一点、こちらも長く使い続ける上で重要なポイントですが、ソフトウェアのOTAアップデートが入ること。
スマホのOSや機種を新しくすると以前の環境とは違ってアプリケーションがうまく動作しない事が考えられますが、その際にモニター側のソフトウェアをアップデートすることで問題なく使用できます。
マイナーなメーカーや格安の海外製モニターではこれに対応しきれないこともあり、スマホをアップデートしたら使えなくなってしまった、ということも考えられます。
日本のメーカーであるタナックスが作っているというのは信頼の証としても受け取ることができます。
スマホの保護にも繋がる

現代の生活には欠かせないスマートフォンは大人なら誰もが持っているものですが、決して安価なものではありません。
最近の最新モデルは20万円前後するものもありますので、そんなスマホをハンドルに取り付けて使うとカメラが壊れたり、状況によっては水没してしまうことも。
防水仕様のスマホでも、想定している環境が家の中で水が付着したり、少し濡れる程度を想定した防水性能である場合、雨風が吹き荒れるバイクの上でしっかり防水してくれるかどうかは定かではありません。
筆者は実際スマホホルダーに少し古いiPhoneを取り付けて使っていたところ、上のスピーカーが水没して音が聞こえなくなったことがあります。
スマホは日常生活のいたるところで必要になるアイテムなので、それを保護できるという意味でもスマートライドモニターを取り付けるメリットはあるでしょう。
取り回しがシビアな車体へのドラレコ取り付けも

ドライブレコーダーの取り付けには前後カメラと本体が必要になり、シート下などの隙間を活かして設置することになりますが、ETCを取り付けていたり、別で電源を取っていたりすると、スペースが余っておらずドラレコを取り付けるのが難しいという場合も。
スマートライドモニターは記憶媒体が大抵モニターとセットになっているため、シート下スペースは配線だけで済み、少ないスペースを圧迫せずにドライブレコーダーを取り付けることができます。
3種類のスマートライドモニター
タナックス製スマートライドモニターは3機種ラインナップされていますが、各モデルにはどういった違いがあるんでしょうか。
ここからは各モデルごとの特徴を解説していきます。
AIO-5 Lite

まずは最も高機能なモデルから紹介していきます。
AIO-5 LiteはCarPlay、AndroidAutoに対応しており、モニター上でスマホアプリの確認、操作が可能となっています。
スマホアプリを用いたナビゲーション、電話応答やメッセージ通知、音声コントロールにも対応していますが、これに合わせてドライブレコーダーとしての機能も搭載。

死角検知システム(BSD機能)を搭載しており、後方から近づいてくる車両をAIが認識し、モニター上でインジケーターを表示、もしくはスピーカーで通知することでライダーに認知させ、安全運転に役立つ機能です。
走行中もバックモニターとして使用できるため、ミラーの確認がおろそかになりがちなライダーにも役立ちます。

物理キー装着モデルというのも人気のポイント。
モニターはタッチ操作可能ですが、グローブがタッチに対応していない場合や、手を伸ばしにくい状況でもハンドルのスイッチを操作することで、ストレスフリーな操作が可能となっています。
多機能モデルなので多少お値段は張りますが、アフターサポートまで含めると単体でドラレコを購入して取り付けるよりも多くの便利機能が使えるため、スマートモニター初心者の方にもおすすめできるモデルです。
AIO-5 Play

こちらはドラレコ機能を省略し、ナビゲーションやスマホアプリの操作、音声操作に振り切ったモデルです。
AIO-5 Liteに比べて機能が少ない代わりに、装着が比較的簡単というメリットが設けられています。
AIO-5 Playは給電方法が2パターンあり、バッテリーに直接接続して給電する従来の方法に加えて、USBのA端子から給電をするUSB給電があります。
USB給電の場合は設置したい場所の近くにUSB電源があれば面倒な配線の取り回しは極端に少なく済むため、設置が簡単になっています。

GPSアンテナもこのモデルはモニターに内蔵されているため、別のアンテナ設置場所も必要ありません。
ドラレコ以外のスマートライドモニターとしての機能が欲しくて、既にUSB電源を設置して使用している方におすすめできます。
XR-2

AIO-5 Lite、AIO-5 Playが5インチのモニターを採用しているのに対し、XR-2はもっとコンパクトに4.3インチのモニターを採用した業界最小超コンパクトサイズのスマートライドモニターとなっています。
カウル範囲の少ないスーパースポーツや、あまり目立たせたくない旧車乗りの方にもおすすめ。
コンパクトでありながらスマートライドモニターとしてのスマホ確認・操作、CarPlay・AndroidAuto対応、音声操作、ドラレコ機能が備わっています。

また設置簡易化も施されており、AIO-5 Playと同様にバッテリー直接給電以外に、USBのA端子からの給電が可能。
GPSアンテナもモニターに内蔵されているため、多機能ながら少ない配線で設置することができます。
物理キーに対応していないモデルですがタッチ操作は可能なので、グローブを付けたままでもタッチ対応のグローブなら操作が可能に。
コンパクトに収めたいけど多機能が欲しい方、ぜひ注目してみてください!
保証や安心のアフターサポート付き

タナックスのスマートライドモニターには購入時より1年間製品保証が付きます。
海外格安スマートモニターには保証がついていない製品もラインナップされているため、「いざ使い始めたらすぐ壊れてしまった」という場合でも泣き寝入りとなってしまうケースも考えられます。
タナックスは購入後のアフターサポートも充実していて、電話・メールにて国内スタッフが営業時間内に対応します。
内容も初期設定から製品トラブルまで幅広く対応しているため、初めてスマートライドモニターを使うという方でも安心です。

またスマホのOSアップデートや、最新機種に対応するファームウェアアップデートが行われているのもポイント。
モニター自体は変わらなくても、ペアリングするスマホの機種や中身は変わっていく可能性があるため、こういった面もアフターサポートに含まれています。
安心して使えるスマートモニター

通販サイトを見てみると、海外製の格安スマートモニターも多く販売されています。
しかし、日本の屋外で使用するためには電波法に準じた仕様である必要がありますが、格安品はこれに適合していないため電波法違反により罰せられる可能性があります。
元々は中国で売られていたものを日本仕様へと落とし込んだ製品のため、様々な苦労があったそうですが、なんとかローカライズしていくことができました。

タナックス製品全般に言えることですが、あくまで家電メーカーがライダー向けに売っている商品ではなく、ライダーがライダーに向けて考え抜いて作った製品がタナックス製品の特徴。
今回のスマートライドモニターもライダーがライダーへ向けて作っているため、かゆいところに手が届く製品となっています。
日本のバイク文化は海外に比べて独特なので、これに対応した日本専用モデルというのもおすすめできるポイントです。
スマートライドモニターで快適で安全な走りを楽しもう
スマートライドモニターは取り付けることでバイクライフをより快適に、安全に楽しむことができます。
ライダーなら知りたい情報、欲しい機能が詰め込まれているので、ツーリングユーザーだけでなく、毎日バイクに乗る通勤ユーザーにもおすすめできます。
タナックスの開発コンセプトでもある「日々の移動を出かけたら”必ず帰る「旅」”」というところにもあるように、日々のライディングをサポートして安全性を高めてくれる製品なので、多少値は張るかもしれませんが、それ以上の快適性と安全性を与えてくれます。
日々のライディングをもっと便利にしたい方、ぜひスマートライドモニターに注目してみてください!







