心機一転、新年度はバイクを購入してバイク通勤・通学を始めようなどと考えている方も多いのではないでしょうか? またそのなかには「初心者だから、他のライダーの視線が気になる」という方もいらっしゃるでしょう。そこで今回、バイク通勤・通学デビューを検討しているあなたに、いろんなバイクをタイプ別にご紹介! さらに、初心者だとバレるのを防ぐちょっとしたコツもご紹介します。

タイプ別、バイクのおすすめポイント!

バイク通勤・通学デビューに向けて、買いたいバイクは決まりましたか? でも一口にバイクと言っても、そのタイプは実にさまざま。そこで、各タイプの特徴を簡単にご紹介します。

ネイキッド

バイク乗りではない人が「バイク」と言われてまず思いつく、最もオーソドックスなタイプがネイキッド。教習車がネイキッドという教習所も多く、初バイクでも違和感なく乗り始められるはずです。これまでに発売された車種も数多く、新車でも中古車でも自分好みのバイクを選べる点もうれしいポイントです。

スーパースポーツ

MotoGPなどのレース車両を模したスタイリッシュな外観、そしてレスポンスよく発進・停止できる性能が魅力のスーパースポーツ。カッコよさはピカイチながら、そもそも快適性をあまり追求していないため、乗車時間によっては前傾姿勢や硬いシートが体にこたえるなんてことも。通勤・通学で乗るなら、疲れにくくなるゲルシートを利用するなどひと工夫が必要です。

アメリカン

ちょっと豪快な印象もあり、通勤・通学の時間がワイルドになりそうなアメリカン。乗車姿勢が楽なのも高ポイントです。ただ、積載性はほぼゼロと思ってください。もし通勤・通学に使うなら、車体にマッチするサイドバッグを取り付けるとクールです。積載性が上がるだけでなく、バイク自身の見た目もグッとアップします。

オフロード

道を選ばない「オールラウンダー」なオフロード。多少の段差はなんのその、シートが高くて視野も広く、安心感があります。さらに車体も軽くて取り回しが楽なのもオフロードの魅力です。一方で快適性・積載性はちょっと期待できないので、自分の通勤・通学スタイルに合わせて、ゲルシートやシートバッグの利用をおすすめします。

ビッグスクーター

できるだけ疲れず楽に、荷物もそこそこ積みたいという方におすすめなのがビッグスクーター。50ccの原付よりもパワーがあり、30kmの速度制限もなし。積載性の高いものだと、シート下にフルフェイスのヘルメットが2個入るほど収納スペースが充実しています。通勤・通学だけを考えるのであれば、ビッグスクーターの利便性はとても大きな魅力です。

いざ通勤・通学デビュー! 初心者だとバレないためには?

先輩ライダーたちは、「あのバイク、さては初心者だな」なんていうことはあまり考えないものです。それでもバイクデビューしたてのころは「初心者ということがバレるのは、ちょっと恥ずかしいな」と思ってしまうもの。そんな方のために、「初心者バレを回避する方法」をご紹介します。

安全性の高いウェアを選ぶ

通勤・通学に限らず、バイクに乗るときにどんな格好をしているかは、初心者とベテランの差が如実に出るポイントのひとつ。ベテランほど、何かあった時に体へのダメージが少なくなるような安全なウェアを身に着けています。たとえ通勤・通学で短時間の走行だったとしても、肩・肘・背中にパッドの入った上着や、できればくるぶしまで高さのあるブーツを選びましょう。全身を包むライダースーツやライダーブーツでなくてもOKですが、「万が一」を考えた安全性の高いファッションを心がけることが重要です。そのうえで「センスいいじゃん」と言われれば、もう初心者とは思われません。

無理な運転は禁物

「しまった! 遅刻しそうだ」といったときに、猛スピードで走ってしまっては初心者丸出し。それどころか、スピード超過はとても危険なので絶対にNGですし、無理なすり抜けも事故の元。それこそ、違反で検挙されて数時間遅刻するくらいなら、スピードを出さずに走って10分遅刻する方が100倍マシというもの。たとえ急いでいるときも、焦らずにクレバーな走りを心がければ、初心者に見られることなどまずないでしょう。

さらに初心者感をなくすためのステップアップ

初心者バレしないようにするには、「ウェアも運転も安全第一」とお伝えしましたが、そこからもう一歩踏み込むことで、さらに初心者感をなくすことができるでしょう。

見た目をグレードアップ

最近は各ウェアメーカーが安全かつデザインや色にこだわったウェアを発売しています。Webで製品ラインアップをチェックしてお気に入りのウェアが見つかったら、バイク用品店にGO! 最初は通販ではなく、お店で実物を選んだほうが確実です。さまざまなウェアのなかから気に入ったものをピックアップ! オシャレに着こなして初心者感を消し去りましょう。

テクニックを向上しよう

各地の警察署や運転免許試験場では、休日に二輪車交通安全教室を開催しています。また、バイクメーカーが主催するライディングスクールには、初級から上級までクラスが分かれていて気軽に参加できるものもあります。半日から1日、しっかりと練習すれば、技術面で初心者レベルを卒業するだけでなく、バイク話で盛り上がってライダー仲間もできるかもしれません。

まとめ

時間の長短にかかわらず、毎日の通勤・通学は大変ですし、なかなか代わり映えしないもの。でもお気に入りのバイクで移動できるなら、いつもの通勤・通学も楽しい時間になるはずです。帰り道にちょっと足を伸ばして夜景を見に行くなんていうのも楽しいでしょう。習うより慣れろの精神で、バイクに頻繁に乗っていれば、ライディングもあっという間に中級レベルになりますよ。

筆者プロフィール

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