冬場はバイクに乗らない方も多いと思います。しかしアイテムやウェアを使いこなせば厳冬期のツーリングでも寒さに震えることなく楽しめますよ! そこで今回は、定番から最新まで防寒アイテム・ウェアを紹介します。

1.電熱ウェアを利用した最新のレイヤリングとは?


真冬のツーリングにもいろいろとノウハウがありますが、寒さを防ぐための第一歩と言えば、ウェアの「レイヤリング(レイヤー)」です。レイヤーとは「層」という意味で、文字通り、ウェアをどのように重ねていくか?がポイントになります。基本的には、アンダーウェア、ミドルウェア、アウターウェアの順に重ねていきますが、重ね着をしていくと着ぶくれし、だんだん動きづらくなります。これでは危険ですから、「いかに薄く、少ない枚数」でレイヤリングするかがポイントです。また、雨が降ることを考慮して、アウターの上にさらにレインウェアを着ることも考えておきましょう。よって、冬のレインウェアは少なくともワンサイズは大き目にしておくのもポイントです。

●各レイヤーに求められる性能

①アンダーウェア

透湿・防風・保温・ストレッチ(伸縮)

■DATA
品名(左): NANKAI「SDW-6102テクノライダーHOTストレッチアンダーシャツ
価 格: 8,500円(税別)
サイズ: M、L、LL、XL
素 材: ポリエステル100%、ナンカイブレスストレッチ(3レイヤー構造)
カラー: ブラック、グレー×ブラック(写真)
品名(右): NANKAI「SDW-6103テクノライダーHOTストレッチアンダーパンツ
価 格: 8,500円(税別)
サイズ: M、L、LL、XL
素 材: ポリエステル100%、ナンカイブレスストレッチ(3レイヤー構造)
カラー: ブラック

②ミドルウェア

保温+発熱・防風・軽量・動きやすさ・やわらかさ

■DATA
品名(左): NANKAI「SDW-6104テクノライダーHOTジャージ」
価 格: 5,500円(税別)
サイズ: M、L、LL、XL
素 材: ポリエステル95%、ポリウレタン5%
カラー: チャコール×ブラック(写真)、ネイビー
品名(右): NANKAI「SDW-6105テクノライダーHOT ZIPジャージ」
価 格: 9,800円(税別)
サイズ: M、L、LL、XL
素 材: ポリエステル100%(3レイヤー構造)
カラー: グレー×ブラック、ブラック×ライトグレー(写真)

③アウターウェア

防風・防水・耐久・プロテクション(プロテクターの装着)

■DATA
品 名: NANKAI「SDW-8126 AIR NECK ASSIST ジャケット」
※汎用モバイルバッテリーが使用できる「ナンカイヒートアシストシステム」に対応
価 格: 11,000円(税別)
サイズ: M、L、LL、XL、LB、LLB、XLB
素 材: 表地/ナイロン100%(裏TPUラミネート) 、裏地/ナイロン100%(裏PUコーティング)、
中綿/ポリエステル100%
カラー: ブラック

スキーや登山など、低温下でのスポーツには、それぞれに最適なレイヤリングがあります。バイクの場合は、普通にツーリングをしている程度ではそれほど体を動かさず、汗もほとんどかきません。しかも、長い時間を走り続けるほど、速度を上げるほど、走行風によって体感温度が下がるため、ウェアの選び方やレイヤリングには独自のノウハウが必要です。

さて、一昔前の常識では、ミドルウェアに使われている中綿を活かし、そこに蓄えられたデッドエアによる保温が第一とされていました。発熱させる手段と言えばカイロが一般的でしたが、近年は「電熱ウェア・アイテム」の登場により、バイクウェアのレイヤリングも変わりつつあります。

つまり、「自分の体温をいかに保温するのか」ではなく、車体の電源や専用バッテリー、汎用モバイルバッテリーなどから電気を取り、発熱体をウェア・アイテムに仕込むことで「内側から積極的に暖める」ことが一般化しつつあります。もはや「寒さにやせ我慢」をして走り続ける時代は終わったと言えるでしょう。

次項では、オススメの電熱アイテムをご紹介します。

2.汎用モバイルバッテリーに対応した電熱アイテムがオススメ


電熱ウェア・アイテムにもいろいろとありますが、バイク用電熱アイテムの場合は「どこから電源を取るのか?」が一番の問題となります。

●電熱ウェア・アイテムの仕様
①自宅でアイテム専用バッテリーを充電しウェアやアイテムに装着するタイプ
②車両のバッテリーやDCソケットを電源とするタイプ
③スマートフォン等の充電に使われている汎用モバイルバッテリーを電源とするタイプ
④それらをミックスして数種類の電源を使うことができるタイプ

そうした中で、いま注目のアイテムと言えば、汎用モバイルバッテリーに対応したモデルです。スマートフォンやタブレット、PCなど様々な電子機器と電源を共有できることは大きなメリットです。もちろん、電熱アイテムの使用可能時間は、発熱量と汎用バッテリーの容量に左右されるので、ツーリングの間、ずっと使えているとは限りません。走行中にずっと使いたいのであれば、②の「車両から電源を取るタイプ」が最適ですが、汎用モバイルバッテリータイプには、次のように様々なメリットがあるのです。

●汎用モバイルバッテリータイプのメリット
①スマートフォンやタブレット、ナビ等の電源としても使える
②景勝地散策や夜のキャンプなど、バイクを降りてからでも暖かい
③ウェア一体型ではなくシステムタイプだと、手持ちのいろんなウェアに装着できる
④汎用モバイルバッテリーは日々進化し、大容量・小型軽量化。複数持つことも苦ではない

コーナートップの写真は、南海部品が販売する「SDW-5011 テクノライダー HOT 電熱 HEAT Assistシステム」です。汎用モバイルバッテリーや車両のUSB取り出し口から電源を取れ、ジャケット等のプロテクター収容スペースや内ポケットに内蔵することでアウターの内側から強制的に暖めてくれます。温度設定は3段階(強・中・弱)です。

■DATA
品 名: NANKAI「SDW-5011 テクノライダー HOT 電熱 HEAT Assistシステム」
価 格: 9,800円(税別)
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3.防寒ウェアの定番と極寒時に役立つアイテム


防寒ウェアの定番としては、オーバーパンツやウインターパンツがあります。オーバーパンツはジーンズの上からさらにはくタイプ、ウインターパンツはアンダーウェアの上に直接はくタイプです。なお、下半身に重ね着をするともこもこになってしまい、足の動きが悪くなりがちです。こうなると、バイクをまたぐことも難しくなり、立ちごけの原因にもなるので試着してからの購入がベストです。特にオーバーパンツは少し大きめのものを選びましょう。防水性は必須ではありませんが、レインウェア(パンツ)はさらに大き目のものが必要となるのでサイズ選びは重要です。

さらに近年普及しつつあるのが、防風・保温ジーンズです。大手ジーンズメーカー等が保温、ストレッチ機能のあるジーンズを開発してから数年経ちますが、バイクウェアにも徐々に取り入れられてきました。もちろん、バイク用ということで膝や腰へのプロテクター装備といった特性があります。なお、生地の厚さやプロテクター等によりメーカーごとのサイズ誤差が大きいので、必ず試着してからの購入をオススメします。

●オーバーパンツのメリット
①数千円と安価なものもあり、気軽に購入できる
②折り畳むとコンパクトになるものもあり、携帯できることも

●ウインターパンツのメリット
①保温性が高く、着ぶくれしないので動きやすい
②ポケットの装備やプロテクターの装着など機能性にも優れる

●防風・保温ジーンズのメリット
①一般道(下道ツーリング)なら、これだけで十分の暖かさ
②着ぶくれしないのでバイクの乗り降りもしやすい

■DATA
品名(左): NANKAI「SDW-8125 オールウェザーオーバーパンツ」
価 格: 4,000円(税別)
サイズ: S、M、L、LL、XL、MB、LB、LLB、XLB レディース/WM、WL
素 材: 表地/ナイロン100%、裏地/ポリエステル100%、中綿/ポリエステル100%
カラー: ブラック
品名(中): NANKAI「SDW-8121 EXTEND ウインターパンツ」
価 格: 12,800円(税別)
サイズ: M、L、LL、XL、MB、LB、LLB、XLB レディース/WM、WL
素 材: 表地/ポリエステル98%、スパンデックス8%、裏地/ポリエステル100%、中綿/ポリエステル100%
カラー: ブラック(写真)、ガンメタ
品名(右): NANKAI「SDW-6108 スーパーストレッチデニムパンツ」
価 格: 13,800円(税別)
サイズ: M、L、LL、XL、LT、LLT、XLT レディース/WM、WL
素 材: 表地/コットン62%、ポリエステル32%、レーヨン4%、ポリウレタン2%、
裏地/ポリエステル92%、ポリウレタン8%、防風フィルム/ポリウレタン100%
カラー: ネイビー(写真)、ネイビー×ダメージ、ブラック

■今回紹介した商品の問合せ先

URL: http://www.nankaibuhin.co.jp/
問合せ先: 南海部品株式会社
電 話: 06-6344-1581(代)

また、高速道路を長時間走る、北海道の宗谷岬を目指すといった極寒時に役立つのが、ネックウォーマーやトゥーウォーマー、ニーウォーマーといった体の末端や関節を保温するためのアイテムです。グリップヒーターと組み合わせることでコタツのような空間を作れるハンドウォーマー、ブレーキ・クラッチレバーの冷たさを遮断するレバーラップも必需品です。こうすることで中綿が薄めで操作性の良いグローブを使うことができ、結果的に安全運転につながります。こうした小物の話は、またの機会にしましょう。

いかがでしたか? 防寒ウェア・アイテムにはまだまだ多くのモノがありますが、基本から応用までざっと紹介しました。特に電熱ウェア・アイテムの効果は絶大です。万単位の出費になりますが、それ以上の満足感が得られ、真冬のツーリングも楽しくなりますよ。ぜひ!

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