バイクはエンジンの排気量によって種類が分かれます。
中でも一番小さな排気量に当たるのが50ccの原付。

ライダーは原付から乗り始めたという方は多く、いずれは大型バイクへレベルアップしていくためのバイクの入り口です。

今回はそんな原付は何が普通のバイクと違うのか、改めて解説していきます。

免許・維持での違い

車の免許で乗れる


原付を運転するための資格「原動機付自転車免許」は車を運転するための免許「普通自動車免許」を取得すると自動的に付いてきます。

なので現状では車の免許を持っている方ならほぼ誰でも50cc原付を運転することができます。
わざわざそのための免許を取りに行かなくても運転できてしまうのでバイクの中で最も手軽に乗れる排気量になります。

また、車の免許は18歳から取得できますが、原付は16歳から取れるので何よりも早く乗りたい!という方は一足先に原付免許を取りに行きましょう。

試験は筆記のみ


一般的な免許は教習所に行って教習を受けて免許を取得しますが、原付免許は免許試験場で行われる学科試験がメインです。
50問中45問正解すれば合格です。

その後学科合格者のみ技能講習があり、免許が交付されます。
一応技能講習はありますが、これは教習や試験などとは違って、基本的な操作の説明や公道を走る上での注意点など最低限知っておいてほしいことの説明なので、余程のことがなかれば講習で落ちたりはしません。

車体が安い


原付は車体代が安いのも魅力の一つ。
もちろん車種やグレード、メーカーによって変わりますが、全体的に250㏄や400㏄などの大きなバイクよりも安価で乗り始めることができます。

維持費が安い


排気量が小さい分維持費が安いというのも原付のメリットです。

任意保険もファミリーバイク特約を使うことができ、プランによっては車を持っている方ならほぼ料金が変わらない場合も。

排気量が小さい分燃費もいいモデルが多いので、乗り始めてからかかるお金も少額に抑えることができます。

運転での違い

最高30km/hまで


原付最大の特徴は公道を走る上での最高速度が30km/h以下と定められていること。
車が50km/hで走れる道路でも原付は30km/h以下で走行しなければなりません。

なので原付に乗っている方は自然と色んな場所へ出かけるための乗り物ではなく、通勤通学など決まった道を走るための手段として利用している方が多く見られます。

一人乗り限定


125cc以上のバイクは二人乗りが可能ですが、原付は一人乗りが前提です。

特に海外モデルだとタンデムシートやステップがあったり、大きさ的には十分乗れるサイズの原付もありますが、日本では一人乗りとなってしまうため、どうしても二人乗りがしたい場合は125cc以上に乗り換えるなどして二人乗りを楽しんでください。

二段階右折


日本は左車線を走行するため、右折する際は大きな道路では右折車線に入りますが、ここで原付にしか無い特殊なルールがあります。

片側三車線以上の道路で右折する際、原付はそのまま右折レーンから車と一緒に曲がるのではなく、一度左折して交差している道路の直進車線の先頭で方向転換し、信号が青になるのを待ってから発進という、二段階の右折が必要となります。

これは原付の最高速が30km/hと定められているため、最高速が60km/hの車と一緒のレーンで右折すると速度差により事故の危険があるためです。

場所によっては二段階右折禁止の場所もあるので標識を確認してから曲がりましょう。

まとめ

最も手軽で安価に乗れる原付ですが、使い方が限定される側面もあります。
普通のバイクのようにツーリングに行ったり、友達とタンデムで遊びに行ったりするなどの使い方は適していません。

しかし通勤通学の足として考えると普通のバイク以上に安くて使いやすい乗り物でもあります。
特に都内では原付は自転車の駐輪場の中に停めるスペースが用意されていることが多いので、足として考えると非常に便利に使うことができます。

新生活で原付デビューを検討されている方は是非使い方を考えて乗ってみてください!

筆者プロフィール

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