ひなびた瀬戸内の風景に感激!海面スレスレを走る潮風島道

瀬戸内海最大の島であると共に、古事記では神々が最初に創造した日本の大地とも伝えられている淡路島。
我が国で最も古い大地であり、最古の歴史を持つ島でもある。

しかし「島」と言えども現在は、世界最長の吊橋である明石海峡大橋によって本州と繋がっており、関西圏を代表する一大観光地として賑わっている。

穏やかな潮風と蒼い海。
幻想的風景に満ちた、淡路島外周をたっぷりと堪能できる絶景ロードがこの淡路島周遊ロードだ。

この名称は一般的ではなく通称。
複数の路線を跨いで繋いでおり、MAP無しに全くルートを確認せず走ると少々迷うかもしれないが、大半が海岸沿いの為、比較的解りやすいルートでもある。

最も大きな特徴は、ルートのほぼ全域が海岸スレスレを走っている事。
その為、瀬戸内の長閑な風景と心地よい潮風を十分に堪能できる。

島の周遊と聞くと、単調で少々飽きを感じるイメージがあるが、ここは瀬戸内最大の島。
瀬戸内ならではの変化に富んだ多島海の風景と共に、場所によって道路シーンは様々に変化する。

漁師町を繋ぐひなびた風景に癒される西海岸。
豪快な断崖を見上げつつ孤島感抜群の南海岸。
交通量は多いが高速移動と名物・土産物を入手しやすい東海岸。
そして、世界最長の吊橋である明石海峡大橋を堪能できる北部。
シーンによって多彩な変化が楽しめるのも、淡路島周遊ロードの魅力の一つだろう。

一周約150km。
島の割には十分な走り応えを持っているが、関西圏からなら十分日帰りも可能な数字に違いない。
島内には、本土では貴重となったとほ宿もあり、宿泊を絡めてのバイク旅も十分楽しめる。

旧線形の道も多く、決して豪快なワインディングを楽しめるハイスピードルートではないが、瀬戸内の島嶼特有のゆったりとした島時間を存分に楽しめる、旅情抜群のツーリングロード。
透明度の高い美しい海と併せて、360°の絶景を存分に楽しめる道である。

島の西部は漁師町をつなぐひなびた道が延びる。
かつてたこフェリーが就航していた頃は、島と本土を行き来する車両で大変混雑していた地域だ。

現在、その面影はフェリー乗り場跡があるのみ。
時代の残香を求めての旅も、また一興かもしれない。

東海岸道路は国道28号線となっており、比較的交通量も多いが、西海岸は交通量も少なく大変走りやすい。
海面スレスレを走る潮風感抜群のルート。
美しい蒼に感激しながら瀬戸内の香りを堪能しよう。

島の周遊道は整備された幅広のルートが多いが、内陸部は狭い旧線形のルートが多い。

しかし、高台からは瀬戸の海を一望!
日本の情緒を感じる棚田群も点在し、ツウ好みの絶景が楽しめる。

西海岸に向けて一気に下る。
コンビナートを遠望する対岸は加古川市だ。

さぁ、もうすぐ夕刻。
淡路島ならではの黄昏の絶景を見に行こう!

島の西海岸全域は夕陽の名所。
多島海に沈む太陽が染め上げる黄金色の瀬戸内は言葉を失う絶景。
夕闇が瀬戸を覆うにつれ、浜では夜光虫達のネオンが輝き出す。
島ならではの光の祭典を堪能しよう。

淡路島の名物は何と言ってもタコ!
海流の激しい瀬戸の海で育った天然のタコは、身も引き締まり、旨味も歯応えも抜群だ。
そんな淡路の地タコをお腹いっぱい楽しめるのがココ。

飛び出す足にはみ出る身。
そう、これがホンモノの「たこ焼き」。
こんなたこ焼き、日本中探してもココしかない!
この絶景、この為だけに訪れる価値アリだ!

たまご屋さんちのたこ焼き
兵庫県洲本市中川原町厚浜725-1
TEL:0799-28-0850

たこ焼きの中にはこのサイズのタコがゴロゴロ。
これでは中に収まるハズがない。

当然、淡路島産の絶品タコ。
「たこ焼き」の意味を十分理解できる逸品だ。

筆者プロフィール

神田 英俊

内外出版社発行、隔月刊ツーリング雑誌“MOTOツーリング”誌のコンセプター兼編集長。“旅人による旅人の為の雑誌”を基本コンセプトに、全国のDEEPな旅ネタを更に深く掘り下げて取材・掲載している。個人的なバイク趣向はオフロード。季節を問わず、主にキャンプを基軸とした旅が中心。冬季北海道ツーリングの常連でもある。バイクと共に温泉もこよなく愛しており、温泉ソムリエの資格を持つ秘湯巡礼ライダーでもある。