今回は現在の主流、インジェクションについて学びました。
インジェクションとは電気信号で燃料を噴射する装置です。キャブレターとの大きな違いは気圧や気温などの変化に応じてコンピューターが噴射量を制御してくれるので、季節などに左右されず、安定した性能を発揮できる点です。

また、キャブレターは負圧によって燃料の調節をしているのに対し、インジェクションはアクセルのセンサなど各センサからの信号を受け取って調節している違いもあります。

電気の動きを見ていこう!

さっそく、インジェクションの電気の動きをオシロスコープで見てきます!
学期末の授業で初登場したオシロスコープが、まさかこんなにすぐに登場するとは思いませんでした笑

4気筒エンジンの第1気筒を主に見ていきました。
配線図を見て、オシロスコープを第1気筒とアースに繋いで…

コネクターはエンジンのあらゆる部分にあり、場所によっては外しにくかったり危なかったりするのでコネクターを外さずにプローブ(電気信号を検出してオシロスコープの入力端子へ運んでくれます。)をここにぶっさせるのは便利だなあと思いました。

写真の角度もありますが、こうしてみるとコネクタどこ??って感じですね。

エンジンをかけて、波形を出していきます!

とてもきれい!
波形が凹んでそのあとにバッと上に電圧が伸びているのでトランジスタというスイッチ装置がちゃんと機能して火花が飛んでいることが分かります。

波形をもっと増やした設定にしてみます。

細かい!

回転数を上げた波形も見ていきます!

とっても密ですね!
回転数に合わせて点火してくれています。
こうしてみるとめちゃめちゃ電気飛んでいる時と画面内に収まっている時があるんですね。

電子制御ならでは!PCに繋いでみよう!

せっかく電子制御のエンジンを使用しているので、専用のPCを用いてエンジンの回転数などを数値で実際に見ていきます。
このPCは故障診断をすることができ、故障診断の項目を選び、エンジンをかけるとどこのコネクターで異常を起こしているか教えてくれます。
コネクターの異常を教えてくれるだけなので断線だったりコネクターの接触不良だったりは実際に見てみないとわかりません。
故障診断のほかには回転数や水温などの数値をメーターで見れたり細かい数値で見ることが出来ます。

今回は主にエンジン回転数、水温を見ていきました。
エンジン始動直後は回転数、約1100、冷却水温が50°ぐらいでしたが3分暖気後は回転数約1000、冷却水温70°でした。
また、コネクタを外した時の冷却水温が-40°になっていて数値でエンジンの状態が現れるのが面白いなと思いました。

因みにこちらのPC、選択メニューはこんな感じになっています。

便利故にいろんな表示が出るので最初は迷ってしまいました笑

故障診断→整備→故障データ削除→故障診断を行っていきます。
データの削除を行わなければ、また診断したときに直したにも関わらず故障データが出てきてしまいます…!

今回はオシロスコープやPCを用いて暖気後の変化や電気の動きを見ていきました。
オシロスコープは以前とは違うものを使用し、使い勝手が違うので最初は苦戦してしまいました笑
基本的な操作(電圧や速度、基準値を決めるなど)は同じなので慣れればなんとなく使いこなしていたのではないかなと思います!前回習ったことがちゃんと身についていることも実感できました。
PCを使って始動直後や暖気後の温度、細かい回転数を見ることができたので、エンジンのまた違った一面を知ることが出来た気がします!

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