前回に引き続きバイクの実習です!
普段は車の部品を触る機会が多く、バイクの授業は貴重なため、バイクにたくさん触らせていただきました!
今回は故障診断をしたときのお話をします!

実習車両はコイツ!

今回の使用車両はHONDAのエイプです!エイプのインジェクション車を使います!
エイプのこのシンプルな感じ、好きです。


今回、故障診断に使うのは故障診断コネクター(サービスチェックカプラ)です。

カプラとは…
カプラ、もしくはコネクタと呼ばれます。電線と電線もしくは電気器具に接続するためのものです。
車やバイクでは電線と電気器具との組み合わせが多いです。


サービスチェックカプラとは…
点滅回数によってどこが故障しているかというものです。


サービスチェックカプラを赤いカプラにさして、キーを回します。

故障コードが出ていない状態です。
コードが出ていると左の黄色ランプが点滅します。
長い点滅が10回、短い点滅は1回と数えます。

待ちに待ったエンジン始動!!

いよいよエンジンをかけていきます!前回のYB‐1では分解、組み立てだけでエンジンはかけなかったのでドキドキです!キーを回し、キックを思いっきり踏み込みます!!

エンジン、かかりません。他の班もかからない様子。授業前はエンジンがかかっていたとのこと。とりあえず原因を究明しようと簡単なところから見ていきます。
スパークプラグを引っこ抜いてキックをしてみると、火花が飛んでいないです。直接的な原因はこれかしら!と発見した直後に授業終了の合図。とりあえず先生が原因を探してみるとのことでこの日の授業は終わりました。

なんと原因は…

次の日、先生が原因を突き止めてくれました!なんとバッテリーです!とても根本的な部分でした。


先生方の整備の話を聞いていると、故障とは直接関係のない部分が故障に繋がっていたり、とっても簡単なところが原因だったりと、ひとつひとつ故障の原因だと考えられる部分を潰していくのだなあと感じます。
バッテリーを交換していざ始動です!

いざ故障診断へ

エンジンがかかることを確認して、いよいよ故障診断の実習です。今回はバイクに繋がっているカプラを抜いていき、故障のコードを出していきます。


キーを切った状態でカプラを次々と抜いていきます。そしてエンジンを始動させます。抜いたカプラの場所によってはエンジンが掛からなかったり、アイドリングが不調だったり。

キーを切り、故障診断コネクターを挿します。そして、キーをオンにして点滅回数の確認を行います。回数により、どこのコネクターで異常が起きているかがわかる仕組みです。


ここでポイントなのですが、今回はコネクターを抜いて故障診断を出していますが、「どうして故障しているのか」を考えなければなりません。

カプラがずれてしまっているのか、断線しているのか。原因を究明し、修理をして整備士なのだと先生は仰っていました。確かに、原因を考えずに治ってしまえばまた不調を起こしかねません…!

インジェクションならではの原因

今回面白いなあと感じたのはフューエルポンプのカプラです。フューエルポンプとはガソリンを回す役割をしています。エイプのエンジンがかからなかった原因を突き止められたのはこのフューエルポンプに電気が来ていないとわかったからだそうです。

黒くて円柱っぽいやつがフューエルポンプです。
通常の状態でキーを回すと、フューエルポンプのあたりからシャーという音が聞こえるのですが、電気が来ていない、つまりバッテリーの不調だったりカプラが抜けている状態だとこの音が聞こえないのです!!この判断方法はインジェクションならではだと思いました。

カプラを全部外すと…?

外せるカプラを全部外して故障診断を行ってみました。点滅するコードの数は全部で8個あり、O2センサカプラは外せない位置にあったので表通りいくと7個程コードが出るはずなのですが、実際に出たのは5個でした。自分なりに理由を考えてみたのですが、エンジンがかからないのでエンジンがかかってやっと不調がわかるセンサーは点灯しなかったのかなあと。不思議だったのはエンジンが温まらないと点かない油温センサーが点いたことです。うーんまだまだわからないことがたくさんあります!

今回はインジェクションの故障診断の実習でした。中々壊れないとは言え、壊れるととっても大変なインジェクション。実際に故障診断コード以外の故障をしたりなどとてもいい経験ができました!

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