僕らのバイクライフをより快適にするために日々活動している団体、AJ(全国オートバイ協同組合連合会)について調べてみた!

この看板、見たことある?

街のバイク屋さんにときどき貼ってあるこんなステッカー、見たことない?
実はこれ、AJ(全国オートバイ協同組合連合会)に加盟しているバイク屋さんだけに配布されるステッカーなのだ。AJとは、平たく言えば、「各都道府県(※)のバイク屋さん(が寄り集まって作った)の協同組合が、全国版として一つにまとまった組織」のこと。1992年に設立され、中小企業等協同組合法によって内閣総理大臣(経済産業省・警察庁管轄)の認可を受けた組織だというから、ずいぶんと堅そうな、なんだか自分たちとは遠そうな気もするけれど、いったいどんな活動をしてるんだろう?
※厳密には、34都道府県の28協同組合と、3県の任意団体からなる、合計約1,500社のオートバイ販売店

AJって、どんなことしてるの?

AJの公式サイト(http://www.ajac.gr.jp/)を開くと真っ先に表示されるのが、「全国オートバイ協同組合連合会(AJ)では、二輪産業発展のため全国の販売店の応援をしております」の文字だ。
このメッセージを僕流に無理やり紐解いていくと…。

①AJは、全国の志あるバイク屋さんが集まって出来た連合会だから、当然ながらもっとバイクを販売したい。そして日本の二輪産業を発展させたい。

②二輪産業が発展するということは、僕たちバイクユーザーが「もっと気軽にバイクに乗りたくなる」、あるいはまだ免許を持っていない人でも「バイクに乗ってみようかな」という気持ちになって、バイクがもっともっと日本社会に再普及していくこと。

そのためにAJは、他のオートバイ関連業界団体と協働し、政府への陳情も含めてさまざまな活動を行うことで、二輪社会の既存ルールの変革に、アグレッシブに取り組んでいる。「より良い二輪社会を築くために」を陳情活動のスローガンとし、新たな仕組み・ルールづくりを、AJは影に日向に日々行っているのだ。

今までに実現した主な陳情内容とは…?


実際に、AJおよびオートバイ関連業界団体のさまざまな活動が起点となって、バイクに関するさまざまな規制やルールが、すでにずいぶん変わった。AJの主要な活動の一つに、「関係行政機関及び関係団体への陳情活動」がある。「より良い二輪社会を築くために」を陳情活動のスローガンとし、AJはすでにいくつもの陳情内容を、実現化してきた。
たとえば、近いところでは咋年7月、「首都圏ツーリングプラン」というパッケージが実現されたので、利用したライダーもいるのではないだろうか。事前の申し込みにより、対象となる全4コース(NEXCO中日本含む)の高速道路が2,500円という定額で、連続する最大2日間利用できる、二輪車限定の商品だ。
※現在は終了

NEXCO東日本 ドラぷら 「首都圏ツーリングプラン」
http://www.driveplaza.com/trip/drawari/2017_touring_kanto/

ライダーにうれしい仕組みづくりやルール改正などに尽力しているのだ。
ほかにも、こんなに多くの「変革」を、AJはじめオートバイ関連業界団体は成し遂げてきた。この中で、僕たちライダーに直接的に関係あるものをいくつか挙げてみると…

大型二輪免許の教習所での取得

以前は大型二輪免許を教習所で取得することはできなかった。大型二輪免許がどうしても欲しいライダーたちは、免許センターに出向いて、いわゆる「一発試験」に臨むしか道はなかったのだ。その合格率の低さから、「司法試験よりも難しい」と揶揄されることもあった一発試験。それが平成8年(1996年)から、大型二輪免許も教習所で取得できるようになった。このことがエポック・メイキングとなり、大型二輪免許保有者が急激に増加した。

二輪車の高速道路等における最高速度の引き上げ


二輪車の高速道路での最高速度は、平成12年(2000年)7月より普通自動車と同じ100km/hに引き上げられた。それまではなんと、メガスポーツのような300km/hに迫るポテンシャルを持つバイクでさえ、当時の軽自動車の最高速度と同じ80km/hまでしか認められていなかったなんて、ウソみたいなホントの話を、AJおよびオートバイ関連業界団体は行政機関を動かし、法改定にまで持ち込んだのだ。
※現在は軽自動車の最高速度も100km/hに引き上げられています。

二輪車の高速道路等における二人乗り禁止の解除

この法改正がなされたのは比較的最近のことなので、覚えているライダーも多いだろう。平成17年(2005年)4月から、概ね「年齢20歳以上」かつ「大型自動二輪車免許又は普通自動二輪車免許を受けていた期間が通算3年以上」のライダーという条件付きながら、高速道路において二人乗り禁止のルールが解除された。ただし、これは首都高速の一部路線(中央環状線の内部)は例外となり、二人乗り走行の禁止区域となっているので、首都高を利用してタンデムツーリングを計画しているライダーは、事前にしっかりルートをチェックしておこう!

こんな要望も…!


「より良い二輪社会のために」、AJおよびオートバイ関連業界団体はほかにもこんな要望に関する陳情活動を続け、僕らライダーがより快適なバイクライフを送れるように頑張ってくれている。
※AJの公式サイト(http://www.ajac.gr.jp/)より

【要望中の内容】
●現実に即した二輪車駐車違反の取り締まり
●二輪車の高速道路路側帯の渋滞時、悪天候時の避難利用
●小型二輪(125cc未満)免許の取得簡便
●有料(高速)道路における二輪車通行料金の引き下げ
●二輪車駐輪場の建設促進
●二輪ETC車載器購入に対する助成金の復活
●2サイクル二輪車からの乗り替え、エコ助成金の支援

…どれも、ライダーにとっては「実現してほしい!」内容だから、AJのみなさんにはこれからもぜひこの活動を続けてほしい。より良い二輪社会のために、僕らライダーのより快適なバイクライフのために!