勝手に指標

  • 秘境感
    ★★★★☆
  • 天空感
    ☆☆☆☆☆
  • 潮風感
    ★★★★★
  • 爽快感
    ★★★★☆
  • 根性感
    ★☆☆☆☆
  • 開放感
    ★★★★☆

まさに秘景の宝庫!快走海岸ロード
最果ての地が魅せる絶景パワーに感激!

本州最果ての地、青森県の日本海沿いを駆け抜ける国道101号は、全国的には比較的マイナーながら、東北地方屈指の絶景ロードだろう。特に、白神山地が世界遺産に指定される以前では、全国的な知名度はほぼ無いと言っても過言でない“マイナー路線”だったとも言える。しかし、荒々しい海岸線に沿い群青の日本海を遠望しつつ北上する旅情抜群の光景は、東北ライダーにとっては昔から大定番のルートでもあったのだ。言わば“地元定番絶景ロード”と言うべく、ある意味知られざるルートだった訳である。
国道101号自体は青森市と秋田市を起・終点としており、総延は実に約260kmにも及ぶ長大なルートだ。特に平成5年以降に新設された男鹿半島内のルートは、幹線道路を外れ住宅街の狭隘路を縫っており、別名“迷宮国道”とも呼ばれる程、迷いやすくルートの取りづらい“酷道”とも言える区間もある。しかし、元祖国道101号とも言える能代市以北の従来のルートは、日本海を遠望する幅広2車線が約70kmにも亘って続く極上の絶景街道なのだ。 
特に日本海沿い特有の荒々しい海岸風景が特に素晴らしい。ルート上にはマイナーながら数多くの景勝地が点在しており、休憩・観光スポットの宝庫でもある。また、道中には国内屈指の極上温泉とも呼ばれる黄金崎不老不死温泉が!ロケーションと泉質の特異さはファン垂涎とも言われており、この温泉の為だけに訪れるライダーも数多くいるのだ。また、忘れてはいけない見どころは、国道に沿って走る五能線とのコラボ風景だろう。鉄路・国道共に海岸ギリギリを辿っている為、随所で列車と共に走るシーンが味わえるのだ。単線のローカル線と海岸情緒が紬ぐ、最果て感は抜群の旅情を醸す事間違いない。この情景はむしろ鉄道ファン以外の方からの支持も多く、バイク旅の気分を一層盛り上げる風景だろう。
そして、このルートの魅せるもう一つの絶景が夕陽。実はこの国道101号線、能代市以北の区間は“サンセットロード”とも呼ばれており、バイクと共に抜群の夕焼けが楽しめるのだ。とは言え、西に海を臨む日本海側であれば全く珍しい光景ではないのだが、信号皆無の上、交通量も少ない爽快な区間で心行くまで夕陽を楽しめる貴重なルートである事は間違いない。
ただ近年、白神山地の世界遺産登録に伴い、マイカー・観光バスといった車両の交通量も増えており、無理な追い越しやスピード超過には細心の注意を払って楽しんで頂きたい。とにかく、秘景満載!最果て屈指のマイナー絶景ロードだ。この夏、北海道旅のついでに立ち寄ってみてもいいだろう。

能代市より北は2車線幅広の道が続く。海岸は目前。荒々しい日本海特有の海岸線と共に走る爽快な旅路だ。

世界遺産白神山地を象徴する絶景スポットがこの青池。蒼く透き通る神秘的な湖水の色はまさに秘境の色。観光客も多いが、一度は行っておきたいポイントだ。

海岸沿いの露天と濁り湯が多くのファンを惹き付ける国内屈指の温泉だ。荒天時は露天の入浴は不可の為、天候をチェックして訪れよう。強風時は飛沫も飛び、ワイルド感抜群だ。

黄金崎不老不死温泉
青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15 TEL:0173-74-3500
8:00~15:30 無休 600円
含鉄-ナトリウム・マグネシウム-塩化物強塩泉 400l/分

一面に広がる奇岩が異世界感抜群の情景を醸す千畳敷海岸。海水透明度も抜群!彼方には北海道。本州最果ての旅情抜群のスポット。岩礁の穴より噴き出す潮がダイナミック!

(行合崎キャンプ場)海岸と夕陽を目前に眺めながら楽しめる絶景キャンプ場。バイク乗り入れ不可の為、大荷物だと厳しいが、この景色の素晴らしさは特筆モノ!一泊一張1600円。

海岸線間近を辿るローカル単線がこの五能線。旅情抜群の情景は乗って良し、眺めて良し。鉄道ファンには定番だが、列車と併せた情景も美しい。

マップ

  • 40.644031, 139.930248
  • 12
  • 18
  • 8
  • 40.644031, 139.930248

    サンセットロード~国道101号 西津軽海岸道路~

  • 40.614091, 139.862206

    黄金崎不老不死温泉

大きい地図はこちら

  • in-out
  • ビューポイント
  • スポット(レストラン、道の駅、温泉、etc.)

ロードデータ

交通量

青森県内では日本海沿い屈指の街道だが、主要交通ルートでない為、かなり交通量は少ない。大型車やマイカーも確かに散見されるが、極めて爽快に走行する事が可能だ。

路面

全線幅広2車線。路面も良好で極めてハイペースで走行可能だ。しかし、強風や時化の際は波が道路まで打ち上る場合もある。また、潮が飛散しておりバイザーの汚れにも注意。

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■筆者プロフィール

■筆者プロフィール

神田英俊
MOTOツーリング誌編集長
内外出版社発行、隔月刊ツーリング雑誌“MOTOツーリング”誌のコンセプター兼編集長。“旅人による旅人の為の雑誌”を基本コンセプトに、全国のDEEPな旅ネタを更に深く掘り下げて取材・掲載している。個人的なバイク趣向はオフロード。季節を問わず、主にキャンプを基軸とした旅が中心。冬季北海道ツーリングの常連でもある。バイクと共に温泉もこよなく愛しており、温泉ソムリエの資格を持つ秘湯巡礼ライダーでもある。