潮風の中を走る爽快ロード!内海の美しい風景を堪能しよう

全長約20km、幅4~7km。
知多半島は伊勢湾と三河湾を隔てる、比較的小規模な半島だ。
穏やかな気候と風光明媚な海岸風景が特長的で、豊富な海の幸で有名な中京圏定番の観光地でもある。

その知多半島を海岸沿いに周遊できるルートが、この国道247号線、通称“知多半島周遊道路”だ。

半田市より最南端の師崎を経由し常滑へ至るお手軽ルートで、総延約60km。
日帰りでふらっと走るにも良し。民宿に泊まり、素晴らしい海鮮に舌鼓を打つも良し。
長閑な海岸風景を楽しみつつ、潮風と共に絶景ツーリングを楽しめる定番スポットなのである。
言わば、小粒ながらスパイスの効いた印象深いルートとも言えるだろう。

ルーティングの定番は海岸沿い一周か、南知多道路で南端の師崎まで行き、西海岸を北上するコース。
東海岸南部も走りやすいが、防潮堤の為展望が望みにくい上、北上するに従い交通量が大変多くなる為、西海岸メインで走行するのがお勧めだろう。

実は、知多広域農道なる快走できる超?裏道もあるのだが、ルーティングが複雑で慣れていないと確実に迷う上、そもそも、絶景を望むには少し厳しいルートでもある為、ここでは取り上げない事にする。

知多半島周遊でのメインディッシュは、やはり穏やかな海岸風景だろう。
特に南端の師崎周辺は海岸直近に道路がある為、潮風感は抜群!
陽光の下、空と海の蒼が交じり合う風景の中を疾走する最高のロケーションを楽しめるのだ。

もちろん観光地が故に、休日はマイカー等の観光客は少なくはない。
しかし渋滞する程ではなく、師崎より西海岸付近を爽快に走るには全く不自由する事はないだろう。

また、南知多で外せない絶景の一つに夕陽がある。
黄昏時、伊勢湾越しに遠望する熊野山地に沈む夕陽は、内海とも言える南知多ならではの幻想的な光景だ。

特に野間埼灯台付近の夕焼けシーンは感動的。
灯台と海と夕焼け。まさにステレオタイプな光景と言えるが、定番ながらそのレベルは非常に高い。

この時間帯は、瞬間的に多くの人が訪れる為、周辺が軽く混雑する程なのだ。
一度は見ておきたい想い出絶景となる事間違いない。

南知多のハイライトは南端周辺の為、多くのライダーは一旦南知多道路で一気に師崎に向かい、そこから北上するケースが多いが、日帰りにて限られた時間を有効に使うためには、やはりこのルートがお勧めと言える。

しかし、前述の広域農道をはじめ、南知多には多数の間道や裏道が縦横無尽に走っており、上手く継いで走ればかなり楽しめるエリアと言えるだろう。
もちろん、海岸沿いの周遊道路が最も手軽に楽しめる絶景ロードと言えるが、エリア全体がバイクで探索するには楽しい地域と言えるかもしれない。

知多半島最南端の羽豆岬からは、伊勢湾と三河湾の両方を望む風景が広がる。
目前の日間賀島はシラスとタコの美味い美しい島。
フェリーで気軽に訪れる事も可能だ。

半島最南端、漁港のある師崎周辺は新鮮な海の幸が沢山!
休日は魚介を求めて多くの観光客が訪れる。
もちろんライダーも多く、グルメツーリングの目的地にも最適だ。

目前の三河湾一望!
農道に隠れたまさに秘密の絶景ポイントだ。

高地の少ない知多半島では大変珍しい展望スポット。
ファミリーマート南知多大井店より西へ約400mの地点だ。

周辺では漁業が大変盛ん。
名物はシラスやタコ・クルマエビだが、様々な地魚も大変美味。
漁港で流れる緩やかな時間風景も旅情抜群の情景だろう。

西海岸にある野間埼灯台は絶景スポットとしても有名。
特に黄昏時は熊野山地に沈む太陽と海のコントラストが大変綺麗。
この時間は観光客が多くなる為、場所取りは早めに。

愛知県の名物としてあまりにも有名なエビフライ。
その筆頭格がこのまるは食堂だ。

セントレアや名古屋駅でもお馴染みの店舗だが、本店はここ南知多。
絶品の海鮮が頂ける。この為に訪れる方も大変多い。

●まるは食堂旅館
愛知県知多郡南知多町豊浜峠8 TEL:0569-65-1315
【平日】11:00~15:30、17:00~21:00
【土日祝、繁忙期】10:30~21:00

筆者プロフィール

神田 英俊

内外出版社発行、隔月刊ツーリング雑誌“MOTOツーリング”誌のコンセプター兼編集長。“旅人による旅人の為の雑誌”を基本コンセプトに、全国のDEEPな旅ネタを更に深く掘り下げて取材・掲載している。個人的なバイク趣向はオフロード。季節を問わず、主にキャンプを基軸とした旅が中心。冬季北海道ツーリングの常連でもある。バイクと共に温泉もこよなく愛しており、温泉ソムリエの資格を持つ秘湯巡礼ライダーでもある。