勝手に指標

  • 秘境感
    ★☆☆☆☆
  • 天空感
    ★★☆☆☆
  • 潮風感
    ★★★★★
  • 爽快感
    ★★★★★
  • 根性感
    ★☆☆☆☆
  • 開放感
    ★★★★☆

圧倒的な北アルプス連峰
いざ、秘密の絶景道へ!

北アルプス連山の絶景ポイントの定番は、言わずと知れた信州だ。特に白馬村・大町市界隈の風景は、日本でも有名なアルプス絶景が楽しめる地域だろう。しかし、アルプス展望絶景道は信州だけではないのだ。

その知られざるスポットこそ、日本海側の富山県なのだ。
“日本海側でアルプス?”といった声もあるだろうが、位置を考えると当然の事。日本海側より展望可能なアルプスは北アルプス連峰の一角を成す立山連峰。
この連峰は北アルプスでも最も西に位置しつつ、稜線最北部は日本海にまで達している。
あの有名な断崖の岸壁である親不知・子不知海岸は北アルプス連峰の最北端なのである。

富山県側からは、ほぼ全域でこの立山連峰を展望する事が可能。
その上、直近にまで山稜が迫っている為、むしろ信州側よりダイナミックな展望が望める場所も珍しくない。
アルプスのイメージはどうしても信州が強い為、アルプス展望スポットとしての知名度は高いとは言えない富山だが、その絶景度は決して信州に劣るものではないのだ。
日本海側の立山連峰は、信州のように連峰が延々と続く光景とはまた違う一面を魅せる。
超弩級の圧倒感を持って迫るその光景は“アルプス展望の本場は信州”のイメージを持って訪れる旅人達の印象を大きく覆すに違いない。

富山エリアでは、山岳部を除きほぼ全域でアルプス展望が可能だ。
しかし、その中でも特にお勧めしたい絶景ロードは、海岸沿を走る国道415号線だ。特に雨晴海岸付近より遠望できる北アルプスの光景は、特に圧巻!海の解放感と山の圧倒感を一度に楽しめる、珍しい光景が堪能できるのだ。
日本広しと言えど、このパワー感はここにしかない。そして、信州では絶対に見る事の出来ない海とアルプスのコラボなのである。

とはいえ、国道415号線は全体的には内陸部も多い上、海岸沿いルートでも展望の開けない箇所も多い。
もちろん、雨晴海岸付近は一度は行くべき絶景ロード。

しかし、日本海沿いをツーリングするルーティングとしては、海岸沿いをトレースするルートが圧倒的にお勧めだ。
代表的な道としては越中浜往来や県道1号線富山魚津線といった富山湾沿岸ルートだろう。

そもそも、富山湾沿岸は古くより交易ルートとして開拓されており、国道・県道を外れた脇往還を走行しても意外と迷い難い上、漁村の醸す鄙びた風景を楽しむ事もできる。
なにより、富山湾に浮かぶアルプス連峰という、ここにしかない光景を堪能する事ができるのだ。

空も海も背景は青一色。紺碧の海上に浮かぶ、白銀の残雪を冠した堂々たる連山が、前代未聞の圧倒感をもって旅人に迫ってくる。
富山湾と立山連峰が魅せるこの幻想世界は、この景色を見るためだけに訪れる価値のある風景だろう。

富山より望むアルプス風景には特長的な法則がある。東へ向かい連峰に近くなるほど圧倒感が増し、西へ向かい連峰より遠くなるほど幻想感が増すのだ。

西端の限界は魚津市界隈、東端の限界は氷見市あたりだろう。
海風と共に走る富山湾沿岸は交通量も少なくツーリングには最高のシーンがいくつもある。エンジンの心地良い鼓動は日本の原風景を楽しむ最高のスパイスとなるのだ。


雨晴海岸近辺、現国道415号を外れ、旧道の越中浜往来へ。少々ルートは取り難いが、渋滞もなく、旧道特有の落ち着いた雰囲気が素晴らしい。このまま海岸沿いの漁火ロードへ抜けるのがお勧めだ。

越中浜往来沿いの海岸からは、日本海の素晴らしい展望が随所で楽しめる。そびえ立つ新湊大橋は富山湾のランドマーク。橋梁上からは特に感激の絶景展望が広がる。

国道415号や県道1号線の元祖となったのが越中浜往来。漁師町を継いで走る1.5車線路だが、現在もバイクで走行可能。鄙びた雰囲気が抜群の旅情風景を魅せる。

雨晴海岸の風景は超弩級ながら、越中浜往来のロードシーンも感動的。富山湾沿岸は概ね絶景ロードながら、雨晴海岸とセットで周遊すると更に感激度が増すだろう。

日本屈指の絶景ロードながら、交通量はかなり少なく週末や休日でも快適な走行が可能。しかし、平日朝夕の通勤渋滞には注意しよう。

ますの寿司は富山を代表する郷土食。駅弁でも有名な定番グルメながら、20以上ものメーカーが凌ぎを削る大激戦地だ。発祥は神通川流域の鮎を使用した“なれずし”だが、江戸期にサクラマスを使用した現在の形式が定着した。土産にも最適なグルメだ。

マップ

  • 36.814725, 137.042106
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  • 35.951204, 137.385788

大きい地図はこちら

  • in-out
  • ビューポイント
  • スポット(レストラン、道の駅、温泉、etc.)

ロードデータ

交通量

かつての主要街道ながら、現在は国道8号がその役目を担っており、休日でも交通量は少な目。爽快なツーリングを楽しめる。しかし、朝夕の通勤時間帯は一部渋滞も発生する。

路面

雨晴海岸付近は高規格に舗装されており、全く問題はない。越中浜往来も、旧道含め概ね路面は良好。旧街道の旅を安心して楽しめるルートだろう。

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筆者プロフィール

神田英俊

MOTOツーリング誌編集長
内外出版社発行、隔月刊ツーリング雑誌“MOTOツーリング”誌のコンセプター兼編集長。“旅人による旅人の為の雑誌”を基本コンセプトに、全国のDEEPな旅ネタを更に深く掘り下げて取材・掲載している。個人的なバイク趣向はオフロード。季節を問わず、主にキャンプを基軸とした旅が中心。冬季北海道ツーリングの常連でもある。バイクと共に温泉もこよなく愛しており、温泉ソムリエの資格を持つ秘湯巡礼ライダーでもある。