勝手に指標

  • 秘境感
    ★★☆☆☆
  • 天空感
    ★★★☆☆
  • 潮風感
    ★★★★☆
  • 爽快感
    ★★★★★
  • 根性感
    ★☆☆☆☆
  • 開放感
    ★★★★☆

青空の果てには紺碧の太平洋!
陽光が眩しい旅心擽る展望海道

 パールロードは、国内有数のリアス式海岸地帯を俯瞰しながら一気に駆け抜ける絶景ロードだ。観光拠点の多い伊勢~志摩を、最も近道で連絡する国道167号線より大幅に海側に位置している為、観光地間の連絡道路としては少々遠回りかもしれない。しかし、紺碧の太平洋に反射する太陽が真珠の如く煌めき、陽光溢れる明るい雰囲気に溢れた海道だ。また、東側が太平洋の為、朝日を観賞するには絶好のポイント。まだ、凍結の心配の無いこの時期なら、少々早起きして愛車と共に朝日を楽しむのもいいだろう。
平成18年までは観光道路として有料道路だった為、道幅も広く舗装状態も大変良い。概ね海岸に沿って走っているが、海面よりの標高は比較的高く、全体的には海を見下ろしながら山肌をトラバースしてゆくイメージだ。海面目線はほぼ無いない為、一見すると山岳道的な雰囲気ではあるが、常に太平洋を一望できる為、海道雰囲気が大変印象深いルート。タイトコーナーは少ないが、道路線形も変化に富んでおり中・高速コーナーが連続する上、アップダウンも多い。まさにバイクで走って楽しい道の筆頭格だろう。自然とペースが上がりがちになるが、観光バスやサンデードライバーも多く走っている為、ライディングペースと安全にはくれぐれも気を付けよう。
総延は約23kmと決して短くはないが、信号はほぼ皆無。気分次第では一気に駆け抜けてしまうに違いない。しかし、付近は絶景観賞ポイントが沢山!随所に展望台や休憩所が設けられており、太平洋の水平線を心ゆくまで堪能できる。アツい走りで火照った身体を冷ましつつ、地元名物を楽しむ位の余裕を持って楽しもう。
また、パールロード南側の終点である英虞(あご)湾は、真珠・カキの生産地として有名だが、国内屈指のリアス式海岸地形が堪能できるポイント。展望台巡りをしつつ自分だけの絶景ポイントを探すのも楽しい。
走り・見どころポイントの多いパールロードとその周辺は、この秋~冬の季節にも楽しめるお勧めのポイント。わざわざ訪れる価値のある絶景ロードと言って過言でないだろう。

  • 山肌をトラバースしつつも太平洋を常に遠望する絶好のロケーションが特徴。海面からの標高は高いながらも海道雰囲気抜群の潮風ロードだ。

  • 豪快なアップダウンを繰り返しつつ、中・高速コーナーの連続する好線形が魅力的。極端な登坂もない為、大型車は勿論、原付クラスでも十分楽しめるルートだ。

  • パールロード南端の英虞湾は国内屈指のリアス式海岸地帯だ。この地は世界有数の真珠養殖地。世界初の真珠養殖成功国である日本を代表する風景なのだ。

  • パールロードより先は南伊勢の集落を繋ぎつつ熊野へ抜ける国道260号だ。その酷さはもはや伝説級。この状態でなんと現役道なのだ。現在はバイパスも完成しているが、国道指定からは外されていない。レアな風景が堪能できるぞ!

  • 酷道260号のピークにある名物がこの棚橋隧道。鍵穴状の坑口に超ボトルネックの極悪線形が堪らない旨味を醸し出している。何と、近代土木遺産。パールロードより少し足を伸ばせばディープな見所は沢山隠れているぞ!

  • 伊勢側にもディープな見所は盛り沢山。その一つが、この天の岩戸だ。別名“恵利原の水穴”と呼ばれているここは、あの日本書紀にも登場した場所。天照大御神が岩屋に隠遁したと言われているその場所がこの地と伝えられている。現在は清涼な清水(飲用可)が湧出しており、歴史探訪と共に湧水探訪にもお勧めのスポットだ。

マップ

  • 34.364600, 136.828540
  • 11
  • 18
  • 11
  • 34.413017, 136.904087

    パールロード

  • 34.292492, 136.804586

    英虞湾

  • 34.407796, 136.763384

    天の岩戸

大きい地図はこちら

  • in-out
  • ビューポイント
  • スポット(レストラン、道の駅、温泉、etc.)

ロードデータ

交通量

近畿圏随一の絶景海道であると同時に、多くの観光地を連絡する主要街道でもある為、休日は大型観光バスも頻繁に通行する。しかし、全般的に交通量は少なく快適だ。

路面

平成18年までは有料観光道路だった事もあり、全体的に幅広く舗装も良好だ。しかし、路側帯が狭い為、バイクと言えど不用意な駐輪は大変危険。点在する休憩所を利用しよう。

■筆者プロフィール

神田 英俊
MOTOツーリング誌編集長
内外出版社発行、隔月刊ツーリング雑誌“MOTOツーリング”誌のコンセプター兼編集長。“旅人による旅人の為の雑誌”を基本コンセプトに、全国のDEEPな旅ネタを更に深く掘り下げて取材・掲載している。
個人的なバイク趣向はオフロード。季節を問わず、主にキャンプを基軸とした旅が中心。冬季北海道ツーリングの常連でもある。
バイクと共に温泉もこよなく愛しており、温泉ソムリエの資格を持つ秘湯巡礼ライダーでもある。