絶好線形! 室戸スカイラインを駆ける
公開日:2015.07.08 / 最終更新日:2026.05.11
〜蒼空へ延びる空中回廊〜
室戸岬は太平洋へ延びるダイナミックな海景色が一番の魅力。
四国2大岬の一つでもあると同時に台風の上陸地、いわゆる台風銀座としても有名だ。
台風との縁もあってか、亜熱帯性の植物が生い茂り南国ムード溢れる様相も特徴。
平安時代、まだ青年だった弘法大師が修行し空海の名の由来になったとの伝説が残る御厨人窟もあり、大変歴史深い地域でもある。
そんな室戸岬一番の走りどころがこの室戸スカイライン。
空中に飛び出すかのように空へ向かって伸びる豪快な線形は、ワインディングと景色を同時に楽しめる最高に贅沢なスカイロードだ。
日本100名道にも選定されており、四国を訪れたなら絶対に訪れておきたい銘道。
全長は約9kmとかなり短いが、高知市まで見渡せる展望の良さと弓なりに連なる海岸線の美しさは、絶景という言葉では表現できない程のインパクトだ。
訪れた旅人は一生忘れられない感動を覚えるに違いない。
ただし、室戸スカイラインを100%堪能するには1つコツがある。
それは東側からアクセスする事だ。室戸岬を東西に連絡する様相の道路だが、太平洋に向かって走ることによってそのハイライト部分を10倍楽しむ事ができるのだ。
室戸スカイラインは東から攻めろ!これだけ覚えていれば感動はMAX!
四国旅の強烈な思い出になる事を約束しよう。

スカイライン上からは徳島方面へ延びる海岸線も遠望できる。
風車と紺碧の海が織り成す最高の景色。
この風景を見るだけでも、遠方から訪れる価値があると言っても過言でない。

室戸岬を堪能するのはスカイラインを走った後が断然オススメ。
太平洋の荒波が削った荒々しい海岸風景は必見だ。
しかも海岸まで徒歩で歩いて行ける為、豪快な水しぶきを目前で見る事も可能なのだ。
但し、その迫力はまさに度胸試しレベル! 波は非常に高い上、不規則に打ち寄せてくる為、安全には十分注意しよう。

室戸スカイライン上から遠望した絶景の海岸線沿いに伸びる国道55号線も、地域定番の絶景ロード。
特に東洋町から室戸岬までの区間は、高い岸壁も少なく太平洋のすぐ脇を走れる超絶爽快ロードだ
風やうねりの強い日は国道上まで波が上がってくる事も珍しくはない。
常に潮が舞っている為、バイザーが曇りがち。
ウェットティッシュ等を持参しておくと後で便利だろう。
法恩寺跨線橋:昭和8年頃建設魚梁瀬森林鉄道遺構の象徴たる見事な石造アーチ橋。
林鉄が寺社の境内を通過する為、人用橋として建設された。
隧道を彷彿させる美しい造形は多くのファンを魅了する。
林鉄跡は生活道路として舗装整備されておりバイクでの走行も可能。
但し一帯は住宅地の為、安全とマナーには十分気をつけて見学して頂きたい。
二股橋:昭和15年建設超激レア! 何と国内最大級の無筋コンクリート充複式二連アーチ橋だ。
通常はコンクリート建造物には鉄筋で補強を行うのが常識なのだが、戦争で資材使用が制限された為に考案された建築方法。
国道493号と県道12を繋ぐ橋梁で現在も現役として活躍中だ。
〜魚梁瀬森林鉄道遺産〜
その数何と18件! 国定重要文化財の集中地帯
室戸から北西へ約20分。四国有数の森林地帯が広がるこの一帯は、かつて日本トップクラスの一大林業地帯。"日本三大美林"とも言われ、そのブランドたる"魚梁瀬杉"は極上の品質を誇る銘木として全国に知られていたのだ。
その為、地域一帯に梁瀬杉を伐採輸送する森林鉄道網が発達していたのである。
現在林鉄は廃線となったが、何と18ヶ所もの林鉄遺構が国定重要文化財として指定されている。
これほど大量の重要文化財が集中している地域は国内でも極めてまれ。しかも森林鉄道遺構としては日本初の重文指定遺構なのだ。
さらにレアな事に、その一部は現在も県道・国道として活用中。人々が普通に使用する事ができる国定重要文化財として鉄道や遺構ファンならずとも十分に楽しめるポイントだろう。


小島橋:昭和7年建設
単線鋼製橋梁。数ある林鉄遺産の中でも最も大規模な橋梁だ。かつての森林鉄道の鉄橋だが、何と現在も現役の徒歩・自動車橋梁として通行可。当然、クルマもバイクも通行可能なのだ。単線橋梁だが、高さと狭さにヤミツキになるぞ!









