この前、新横浜店さんで業務の一環としてバイク整備をさせていただきました。今回はその時のことをお書きします!

新横浜店は菊名駅から徒歩15分ほど。環状2号に面しており、歩いていて気持ちよかったですし、走るのも気持ちよさそうだなあと思いました!

整備をさせてもらうことになり、ちょうど授業でドラムブレーキの実習を行ったことをお話したら、バイクのドラムをやらせてもらうことになりました。ドラムブレーキとは円状のドラムにブレーキライニングという部品が接して摩擦を起こして制動力を発生させるブレーキシステムです。
バイクのタイヤを自分で外すのは初めてだったのでドキドキです!流れとして新横浜店の先輩がお手本となってもらい、見た後に自分で行うという形でした。

タイヤを外す前に、タイヤ周りについているボルトを取るということで、センタースタンドのついているバイクでしたが、バイクを安定させるために最初はサイドスタンドを立てての作業を行いました。
相変わらず工具の使い方がへたっぴなのですが、こうすると力を入れやすいよ~などコツを教えてもらいました。手伝ってもらいながらある程度の部品を外し、タイヤが取れる状態になったらセンタースタンドを立てました。足をタイヤの下に入れ、タイヤの位置を安定させてタイヤやほかの部分に傷をつけないように取り出しました。

いよいよドラムとご対面です!開けてびっくり!なんてすっきりした構造…!ブレーキシューという写真で言う黄色くなっている部分を外すのが車に比べてとてもやりやすかったです。外した後はひたすらぴかぴかにしました。汚れが落ちていくの、気持ちいいです!
そして一通りきれいにして、次はライニングを削りました。ライニングはシューについている黒いやつです!これが摩擦を起こして制動力を発生させるのです!まずは角を電動やすりで均一になるように削ります。この作業はブレーキの鳴きというキーキーした音をさせないための作業です。白くなっている部分が削った後です。そして荒い目の紙やすりでライニングの大部分をザラザラにしていきます。ライニングとドラムが当たる際に、つるつるだと滑っちゃいますもんね!。

ブレーキが終わり、今度はスプロケットの清掃もさせていただきました。スプロケットはチェーンの駆動力をタイヤに伝える歯車です。自転車なんかにもついているアレです。バイクの前の趣味が自転車だったのですが、スプロケットの汚れを落とすの、めちゃくちゃ好きです笑 汚れやすい場所だからやりがいがあります!
さてさてきれいにしたスプロケットやブレーキをはめ込み、落とさないように今度はタイヤをはめ込みます。基本的には外した逆の手順でした。チェーンなどの調節もある為、最初は手締めを行い、調節が済んだら工具を使って締めるという手順でした。

初めてのタイヤ、初めての現場ということもありすごく緊張はしましたがたくさん学べました!タイヤの外し方やチェーンの調節などはもちろん、工具の使い方や、部品の置き方、落ちそうな部品は落ちる前に外すなどなど!お手本を見せてもらった後自分でやったのですがやはり現場の方のスムーズさです…!何より細かい部分への配慮がすごいなあと感じました。学校で学んだことを活かし、また、現場でしか学べないことも学べたとても貴重な経験ができ、より一層整備士になりたい気持ちが大きくなりました!

◆公式SNSにて更新情報をお届け!

筆者プロフィール

イギリスパン

バイク王で働きながら整備学校に通い、二級自動車整備士を目指しています!