盛況のうちに幕を閉じた2017年のモーターサイクルショーですが、今回は「カッコいい」をテーマに注目のバイクや用品をピックアップしてご紹介します。新車の購入や乗り換えを考えている方にもお勧めの内容ですよ!

1.バイク・カラーリングの流行はマットカラーへとシフトした!

今回のモーターサイクルショーでは、ほとんどのバイクメーカーでマットカラーを採用したバイクが発表されていました。ハーレー・ダビッドソンやドゥカティ(上写真:SuperSport S )、トライアンフ、キムコといった海外メーカーのほか、特にスズキではGSX-Sシリーズ(下写真の左からGSX-S125 ABS (海外向けモデル)、GSX-S750 ABS 、GSX-S1000 ABS )において特別色としてフルラインナップ! 見る者に精悍なイメージを与えるシブカッコいい車両としてコーナー展示されていました。

いわゆるツヤ消し処理のマットカラー自体は60年代からアメリカ車などで見られていましたが、近年、クルマやバイクのスペシャリティモデルで頻繁に採用されるようになりました。バイクメーカーでは、ハーレー・ダビッドソン(右上写真:ロードキング スペシャル /モノトーンカラー )やヤマハといったメーカーが積極的に採用を続けており、特にヤマハに至っては原付スクーターのビーノからTMAX530 (右下写真)に至るまで採用、TMAX530やトリシティ155 、NMAX155 のようにマットカラーがメインカラーに設定されるモデルも登場しています。

マットカラーには、表面のざらっとした特性上ホコリがつきやすい、手あかやオイルなどの油脂が跡となって残りやすいといったデメリットが知られており、それが普及につながらない理由でしたが、近年は塗料・塗装技術の進化もあり、現在発表されているモデルではこういった点は克服され、「カッコいい」ボディカラーとして好評です。

この流れは、バイクのカラーデザインと合わせることの多いヘルメットにも拡大しており、今回のショーでは多くのヘルメットメーカーがマットカラーを採用していました。アライはベクターX (左下写真/税別41,000円~)」)、アストラルX (右下写真/税別51,000円~)という主要なモデルにソリッドカラーのフラットブラックに加え、グラフィックモデルにもマットブラック系を用意しています。かつてはメンテナンスの難しさから多くのユーザーに敬遠されたマットカラーですが今後は一気に普及しそうです。

2.「セーフティー」をスマートかつカッコよく実現するウェア・アイテム

今回のモーターサイクルショーで注目すべき用品として、胸部プロテクターが挙げられます。カッコいいバイクにはカッコいいファッションを合わせたいものですが、安全性がスポイルされては意味がありません。その点で、ヘルメットと同じくらいの重要性を持つ胸部プロテクターの進化には目覚ましいものがありました。

特にJMCAが定める胸部プロテクター推奨制度で言う”レベル2(CEレベル2相当)”の製品が増えたことは朗報です。中でもセパレート式を発売間近にまで仕上げてきたアールエスタイチ「テクセル セパレートチェストプロテクターTRV067 (上写真/プロテクター単体・税別12,800円)」はレベル2を取得予定とのことで期待できます。セパレート式であればジャケット胸部に常時装着しておくことも億劫ではありません。装着率の向上に大きく貢献できそうです。

また、胸部プロテクターが装着可能な長袖ワークシャツを発売するなど独自のアプローチで安全性向上に取り組んでいるデイトナからは、普段はソフトながら衝撃を受けた際のみ瞬時に硬化する「ヘンリービギンズ SAS-TEC 胸部プロテクター CP-1 (右上写真/プロテクター単体・税別4,000円)」が発売。警視庁からプロテクター普及推進隊に任命されているコミネからは「SK-807 CEレベル2 インナーチェストアーマー (右下写真/プロテクター単体・税別4,000円)」が発表されていました。バイクの死亡事故をひとつでも減らしすためにも、こういった製品の普及は必要です。見た目だけでなく安全性にも配慮した上でカッコいいライダーズファッションを目指してください。

3.メガネやコンタクトを使う方にお勧めしたいアイウェア

読者の中にもコンタクトやメガネを使っている方は多いと思います。ライダーにとってはコンタクトもメガネも一長一短。コンタクトはヘルメットの脱着時にわずらわしさがなく視界も裸眼と同じで快適ですが、目にゴミが入った場合は大変です。一方のメガネは、スーパースポーツタイプのような前傾姿勢が強いバイクに乗った場合、前方を見るためには頭を上げておく必要があり、肩こりや疲労の原因となります。

そこで紹介したいのが、ダブルオーグラスギアのバイク専用アイウェア です。前傾ポジションを取っても視界が切れないよう、また真横の確認ができるよう、上部とサイドを覆うようにフレームとレンズが湾曲しています。「Ride(一般男性サイズ・フルリム)」「Ride2.0(上写真/一般男性サイズ・ハーフリム)」「Ride Evo(小顔・女性サイズ)」とラインナップされ、フレームの価格は20,000円。度つきレンズをはめる場合は別途料金がかかり、目安として50,000円程度で作ることができます。

メガネのライダーと言えば、かつてのGPレーサー、ノビーこと上田昇選手がよく知られていますが、現役若手レーサーの長尾健吾 選手(右写真)はダブルオーグラスギアのメガネをかけながら全日本ロードレース選手権(ST600クラス)や8耐等に参戦していますので実績は十分です。視界の確保はライダーにとって重要。Rideシリーズはデザインもとてもカッコいいので、ぜひ装着を検討してみてください。

いかがだったでしょうか? カッコいいという観点は人それぞれですが、バイクの流行を知り、用品の進化を知ることは、カッコよくバイクに乗ることに直結します。デザイン性と機能性、安全性の両立にこだわって、カッコいいライダーを目指したいものですね。