今月のフィーチャーバイク

CBR400R

CBR400R

日本にちょうどいいFUNスポーツ

CBR400R

この車名を聞くと、1986年にデビューした4気筒(NC23)を思い浮かべる方もいると思うが、2013年登場のツイン版=NC47が本作。約30年ぶりに同じネーミングの車両が復活したことになる。
80年代当時のNC23はレーサーレプリカではなく、万能スポーツの位置付けだったが、現代のNC47もキャラクターはほぼ同様。コンセプトを「Super Sports DNA」とし、ステージを問わず、扱いやすくもスポーティさを感じさせる走りが信条だ。
シャープなフルカウルボディに搭載されるエンジンは、軽量コンパクトと高品位を追求した新設計で、バランサーを背面に設置するなどマスの集中化を実現。日常で多用する低中速域の出力特性を重視し、最大出力回転数を9500回転に設定した。シャーシは、φ35mm鋼管ダイヤモンドフレームやφ41mm正立フォークをはじめ、しなやかな特性が魅力。リヤショックは豪華なプロリンク式となる。
デビュー3年目の2016年型で主に外観、さらに3年後の2019年型(NC56)でスタイルとライポジ、出力特性を熟成……と定期的にマイチェンが実施されている。

NC47の走りは、街乗りからワインディングまで気軽に楽しめるのが魅力。車体は、直4のCB400SBより12kgも軽く(ともに2017年型ABS比)、軽やかさが際立つ。発進時には2気筒らしい鼓動感を伴い、高回転まで回さなくても十分なトルクフル。市街地では2000~4000rpmもあればアクセルだけで走行できる。適度に動くサスにより乗り心地が良好で、ライポジは自然体。ハンドリングにも安定感があり、全体的にやさしい味わいだ。
400クラスでは珍しいフルカウルスポーツのCBR400R。日本国内で、まさにオールマイティに使えるサイズ感と走りを有しており、ヨンヒャクに求められる実力を満たしたモデルだ。

  • CBR400R

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型式、年式ごとの特長

NC47前期型(2013~2015)

CBR400R
NC700/750シリーズに続き、プラットフォームを共通化しつつ、キャラクターの全く異なる3モデルをリリースするコンセプトに基づいて開発。「NEW FUNdamental Concept」をテーマに、ネイキッドのCB400F、クロスオーバーの400X、そしてフルカウルのCBR400Rがリリースされた。近年の250ccモデルは新興国向けが大半だが、CBR400Rは先進国も視野に入れて開発されており、エントリー層とダウンサイジングを求めるベテランにも対応。幅広いユーザー層に対応した、扱いやすい乗り味を追求している。
心臓部は、新開発の180度クランク並列2気筒DOHC4バルブで、ボアストロークはφ67×56.6mm。’12年型CBR1000RRを思わせるエアロフォルムと精悍なツインアイが特徴となる。
全長(mm) 2,075
全幅(mm) 740
全高(mm) 1,145
シート高(mm) 785
軸距(mm) 1,410
車重(kg) 192[194]
エンジン 水冷4スト並列2気筒
排気量(cc) 399
最高出力 46ps/9500rpm
最大トルク 3.8kg-m/7500rpm
燃料タンク容量(L) 15
タイヤ (前)120/70ZR17 (後)160/60ZR17

※2013年型 []内はABS仕様

NC47後期型(2016~2018)

CBR400R
2016年型でビッグマイナーチェンジを敢行。LEDヘッドライト+テールランプを新採用するとともに、よりCBR1000RR風のキレ感のある外装を獲得。アッパーカウルは前方にスラントさせ、テールカウルも跳ね上がったデザインとなった。
スクリーン下部や各部にダクトを設け、ライダーの頭部周辺における乱流を抑制するとともに、ハンドリングの軽快感をアップ。快適性を増している。さらに低回転サウンドを増幅した新設計の2室構造マフラーや、容量を1L拡大した燃料タンク、プリロード調整機構を追加したフロントサス、5段階の調整機構付きのブレーキレバーなど全方位的に熟成が進んだ。
さらに2019年型でフルチェンジ。ハンドル位置を下げ、前傾度が約8度アップしており、より積極的に操れるポジションとなっている。加えて、3000~7000rpmの常用域におけるトルク感や伸び感が重視され、発進時や追い越しでの加速、タイトコーナーでの立ち上がりがパワフルに。アシストスリッパークラッチも新採用した。
全長(mm) 2,080
全幅(mm) 750
全高(mm) 1,145
シート高(mm) 785
軸距(mm) 1,410
車重(kg) 192[194]
エンジン 水冷4スト並列2気筒
排気量(cc) 399
最高出力 46ps/9500rpm
最大トルク 3.8kg-m/7500rpm
燃料タンク容量(L) 16
タイヤ (前)120/70ZR17 (後)160/60ZR17

※2016年型 []内はABS仕様

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■筆者プロフィール

沼尾宏明
1995年から2輪雑誌編集部に勤務し、後にフリーランスとして独立。
モットーは締め切り前納品で、旧車から最新の法改正、用品に至るまでジャンルを問わず幅広いバイク関連の知識を持つ。
1年半に及ぶユーラシア大陸横断という異色の経験もアリ。
1971年生まれ。