クロスオーバー・ツアラーの教習仕様が登場!
公開日:2022.07.01 / 最終更新日:2022.06.23


ホンダは大型二輪免許およびAT限定大型二輪免許の教習車として「NC750L(MT教習車仕様)」(RH14)と「NC750L(AT教習車仕様)」(同)を7月21日(木)より全国の自動車教習所を対象に発売する。
これまで、ホンダはCB750(RC42)に代わる大型二輪教習車として、NC750S(RC70)をベースとする教習車仕様を2013年よりNC750L(RC67)の名でリリースしてきたが、NC750Sがラインナップから消えたことにより、今回の教習車仕様より3代目NC750X(RH09)がベース車両となったと思われる。
力強いトルク特性で扱いやすい直列2気筒745ccエンジンを搭載し、取り回しやすい低重心の車体パッケージングをもつNC750Xのチャームポイントを活かしつつ、教習時に頻繁に使用する極低速域での操作性や低中速域での扱いやすさと取り回しやすさに配慮した特性に改められたもの。エンジンの最高出力は27kW[37PS]/5,500rpm(NC750Xは43kW[58PS]/6,750rpm)、最大トルクは57N・m[5.8kgf・m]/3,500rpm(同69N・m[7.0kgf・m]/4,750rpm)となる。
また、車体への転倒ダメージを軽減させるバンパー類、教習生の運転状況を教習指導員へ視覚的に伝える表示ランプの装備といった変更が施される。
尚、 AT教習車仕様はクラッチ操作を必要としないデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)となる。
カラーは夜間の教習時にも車両の挙動を確認しやすいパールグレアホワイトの1色を設定。メーカー希望小売価格はNC750L(MT教習車仕様)が1,100,000円、NC750L(AT教習車仕様)は1,210,000円。