遂にこの日が来てしまった。

ロードレース世界選手権にデビュー以来26年、9度のチャンピオンを獲得してきたイタリア人ライダー、バレンティーノ・ロッシ。今後の進退について世界中が注視していたが、今シーズン限りでの引退を決断。そんな彼に、これまで16年間に渡ってパートナーシップを続けきたヤマハは、同社のMotoGP 活動への多大なる貢献に感謝の意を表した。

(ヤマハ発表のリリースより)

9度の世界チャンピオンに輝いた伝説のライダー、バレンティーノ・ロッシ選手が、2021年シーズンをもってMotoGPライダーを引退することを発表しました。ヤマハ発動機株式会社とヤマハ・モーター・レーシングは、今も継続中である16年間の素晴らしいパートナーシップに心より感謝の意を表します。

当社とロッシ選手のパートナーシップは2004年、南アフリカGPでの勝利から始まりました。以来、サーキットの内外で数々の素晴らしい瞬間を共有し、現在までに142回の表彰台、56回の優勝、そして2004年、2005年、2008年、2009年と4度のMotoGP世界選手権のチャンピオンを獲得しました。

ロッシ選手のこの驚異的な戦績、レースへの情熱、そして無類のカリスマ性は、当社とMotoGPの歴史に多大なる影響を与えており、世界中で認められているロッシ選手は、「GOAT」(Greatest of All Time)という称号を得ています。

2022年にゼッケン46をつけるロッシ選手がMotoGPに出場しないということは、当社にとっても、MotoGPにとっても、ひとつの時代が終わることを意味します。しかし、当社とヤマハ・モーター・レーシングは、2021年以降も「VR46 Riders Academy」や「YAMAHA VR46 Master Camp」などを通じ、ロッシ選手との緊密な協力関係を維持していく予定です。

今回の引退発表と新たなキャリアへの移行は、ロッシ選手がMotoGPライダーとして戦う残りの数ヵ月間のモチベーションに影響を与えることはありません。当社も、MotoGPレジェンドであるロッシ選手の貢献に感謝し、残る9戦が特別なパートナーシップを締めくくるにふさわしいレースとなるよう、最善を尽くします。

バレンティーノ・ロッシ選手が残した記録

26シーズンにわたってグランプリに参戦し、42歳の今もなお戦い続けているロッシ選手は、史上最も偉大なライダーの一人です。そのキャリアのなかでマイク・ヘイルウッド選手、カルロ・ウッビアーリ選手と並ぶ全クラスで合計9回のチャンピオンを獲得。ジャコモ・アゴスチーニ選手とアンヘル・ニエト選手だけがその数を上回っています。ヤマハで264戦中56勝のロッシ選手は、ヤマハの歴代チャンピオンの中で最も成功したライダーです。さらには、5種類のレーシングマシン(500cc4 気筒2ストローク、990cc 5気筒4ストローク、ヤマハ990cc 4気筒4ストローク、ヤマハ800cc 4気筒4ストローク、ヤマハ1000cc 4気筒4ストローク)で最高峰クラスのチャンピオンを獲得した唯一のライダーでもあります。

●これまでヤマハで264戦に出場し、優勝56回、2位46回、3位40回を獲得してきたヤマハ史上最も成功したライダーです。
●1996年にグランプリデビューを果たして今季で26年目を迎えており、グランプリで最も長く活躍しています。これまで423戦に出場し、そのうち363戦が最高峰クラスです。
●ヤマハでMotoGPクラスに参戦した期間(今季で16年目)が最も長いライダーです。
●ヤマハで142回の表彰台に立ち、MotoGPクラスに参戦したヤマハライダーの中で最も多くの表彰台を獲得しています。
●MotoGPクラスでヤマハ最多となる56勝を獲得しています。
●1996年のマレーシアでのデビューから2010年のムジェロでまで連続230レースを欠場することなく完走しています。
●グランプリの全クラスで423戦、最高峰クラスでは363戦(264戦がヤマハでの出走)に出場。全クラスおよび最高峰クラスでの最多出場記録を保持しています。
●2004年の開幕戦、南アフリカGPで優勝し、異なるメーカーで最高峰クラスの連覇を達成した初のライダーです。
●2005年には11勝をあげ、ヤマハライダーでは最多となる年間優勝回数を記録しています。
●最高峰クラスで199回、全クラス合計で235回の表彰台に立っています。
●グランプリライダーの中で唯一、ラリーでも活躍しています(モンツァ・ラリーで7回の優勝経験があり、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催された2019年ガルフ12時間レースのGTE Amクラスで優勝)。
●ヤマハがグランプリで獲得した516勝のうち、最多となる56勝(11%)を獲得しています。
●現役のグランプリライダーであり、同時にチームオーナーでもある唯一の存在です。
●125cc、250cc、500cc、MotoGPの全クラス合計で6,330ポイントを獲得しています(2021年スティリアGP以前)。

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