新型グロムをベースとしたレース用コンプリート車を販売
公開日:2020.11.06 / 最終更新日:2020.10.27



倒立フロントフォークや液晶デジタルメーターなど、大型スポーツモデルを彷彿とさせる本格的装備や個性的スタイルなどをもつ125ccのミニ・スポーツバイク、ホンダのGROMが登場したのは2013年。ホンダ・レーシング(HRC)はGROMのレースベース車を使ったワンメイクレース「HRC GROM Cup」を全国のサーキットで開催、ミニバイクのサーキット入門機種として好評を得るなど、
モータースポーツの感動を体感できる環境を整えてきた。
そんなGROMに5速ミッションを新たに備える新エンジンを搭載した3代目にあたるモデルが海外で発表。HRCは新型をベースに、レースに不要な保安部品等を取り外し、HRC KITパーツのECU、ハーネス、各種切り替えスイッチ等を組み込んだ「GROMレースベース車」 を全国のHRC サービスショップに供給する。 さらにサービスショップは独自開発したレース走行に必要なパーツ(カウル・ステップ・マフラー等)を組み込み、レース用コンプリート車として2021年3月中旬より販売する。
「GROMレースベース車」 はサーキット走行専用車であり、一般公道での走行は不可、登録してナンバーを取得することはできない。尚、新型GROMの公道仕様の販売については遅くても来年春頃までに何らかの発表があると予想される。