ロレンソ引退、マルケス弟がシートを獲得
公開日:2019.12.06 / 最終更新日:2020.02.26


ホルヘ・ロレンソ、MotoGP最後のレースとなったバレンシアGPにて
ロードレースの世界最高峰・MotoGP2019年シーズン最終戦となったスペインのバレンシアGP。レプソル・ホンダ・チームのホルヘ・ロレンソは、このレースを最後に引退することを発表した。今シーズンよりドゥカティからホンダのワークスチームへ移籍、活躍に注目が集まったが、シーズン前の 負傷やシーズン中の転倒による欠場などもあり、32歳となった彼はトップ争いをする最盛期のような走りを見せることはなかった。
ロレンソは2002年、15歳の誕生日を待って第3戦のスペインGPから125ccクラスで世界戦への参戦をスタート。2006年と2007年に250ccクラス連覇後、2008年に最高峰のMotoGPクラスに昇格、ヤマハのマシンで活躍した。これまで18年間のキャリアで68勝を含む152回の表彰台、69回のポールポジション、37回のファステストラップ、5度の世界チャンピオンを獲得。最後のレースとなった297戦目のバレンシアGP、決勝は13位だった。
アレックス・マルケス
ロレンソの引退により、レプソル・ホンダ・チームに空きシートが生じることになったが、そこにはホンダ・レーシング(HRC)と2020年からの1年契約に基本合意したアレックス・マルケスが座ることに。2014年Moto3クラス、今年Moto2クラスの世界チャンピオンであるアレックスは、MotoGPクラス3連覇中のマルク・マルケスの弟。来シーズンのレプソル・ホンダ・チームはマルケス兄弟を擁しMotoGPクラスを戦うことになる。