川崎重工直系のファクトリー・チームとして2001年以来の鈴鹿8耐参戦となった「Kawasaki Racing Team」。カワサキに26年振りとなる優勝をもたらした。スーパーバイク世界選手権(WSBK)を連覇中のエース、ジョナサン・レイは鈴鹿8耐通算2勝目、レオン・ハスラムは3勝目となった。

スタート直後は名門・ヨシムラがレースを引っ張るが、最初のライダー交代以降は予選トップ3チームが終盤まで抜かれたら抜き返す接近戦を繰り広げた。「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」は今年、伝説のテック21カラーで参戦。

5連覇を目指すヤマハに対し、それを阻止すべく強力な布陣で王座奪還を掲げるホンダとカワサキというメーカー直系3チームによる争いの図式が、戦いの前からファンを盛り上げさせた今年の鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)。台風の影響により7月27日のTOP10トライアルが中止となり、グリッドはその前日に行われた計時予選の順位が適用された。結果は1位♯21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 、2位♯10 Kawasaki Racing Team Suzuka 8H (KRT)、3位♯33 Red Bull Honda という順に。

7月28日、定刻通り11時30分に戦いはスタート。ここ数年、レース展開に混乱をきたした天候による影響もなく、セーフティカーの導入も今大会は1度のみ。真夏の耐久につきもののアクシデントなども目立つことなく、予選トップ3チームによる緊迫した接近戦がレース終盤まで続くことに。そして残り時間もあと僅かというレースの最後の最後でこれまで前例のないドラマが!


昨年よりメーカー直系のワークス・チームとして参戦を開始した「Red Bull Honda」は高橋巧の健闘むなしく3位。ホンダは最多勝を誇る鈴鹿8耐で遂に5連敗……。

トップを走る♯10 カワサキが残り約2分の時点でコントロールラインを通過。無事に走り切ればゴールというラストラップのS字コーナーでオイルにのって転倒、直後に赤旗レース終了に。優勝は暫定で2位を走行していた♯21ヤマハとなるが、審議の結果、♯10 カワサキが26年ぶりとなる二度目の優勝となった。3位は♯33ホンダ。3位まではすべて同一周回(216周)で、セーフティカーの導入がなければ、これまでの最多周回数である219周(現在の二輪専用シケインが無かった 2002年)を上回ったのではないかというハイペースのレースであった。

スタート直後は名門・ヨシムラがレースを引っ張るが、最初のライダー交代以降は予選トップ3チームが終盤まで抜かれたら抜き返す接近戦を繰り広げた。「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」は今年、伝説のテック21カラーで参戦。

尚、世界耐久選手権(EWC)の2018-2019シリーズは、12位でチェッカーを受けた♯11 TEAM SRC KAWASAKI FRANCE がチャンピオンを獲得。ディフェンディングチャンピオンの♯1 F.C.C. TSR Honda France はレース4位の活躍ながら逆転チャンピオンならずシリーズ2位。レース終了10分前にはチャンピオンに王手をかけていた♯2 Suzuki Endurance Racing Teamはエンジンブローでリタイア、シリーズ3位に終わった。

鈴鹿8時間耐久ロードレース 最終結果(順位/ゼッケン/チーム/ライダー/マシン)
1位 ♯10  Kawasaki Racing Team Suzuka 8H
ジョナサン・レイ/レオン・ハスラム/トプラック・ラズガットリオグル
Kawasaki ZX-10RR  
    
2位 ♯21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
中須賀克行/アレックス・ローズ/マイケル・ファン・デル・マーク
YAMAHA YZF-R1  
 
3位 ♯33 Red Bull Honda
高橋巧/清成龍一/ステファン・ブラドル     
Honda CBR1000RR SP2

◆公式SNSにて更新情報をお届け!