ホンダグループ「車いす陸上競技支援の取り組み」の原点は、大分の障がい者支援施設「太陽の家」を設立した整形外科医の中村 裕 医学博士と、ホンダ創業者の本田宗一郎の「障がいのある人達の社会的自立の促進」という理念によって1981年に設立された「ホンダ太陽」。同年に開催された「第1回 大分国際車いすマラソン」に参加したホンダ太陽の従業員への支援の輪が拡がりはじめたのをきっかけに自己啓発グループ「車いすレーサー研究会」が発足し、世界一軽い陸上競技用車いすの製作がスタートする。

そして1999年。車いす陸上競技活動がホンダ太陽とホンダR&D太陽からのバックアップを得られる公式クラブ「ホンダアスリートクラブ」となり、活動がさらに強化されることに。

4月からの販売を予定している新型車いすレーサー「翔」。乗り心地や直進安定性を向上させたウイングフレームは夏場に備え「白」を纏う。ステアリングダンパーはネック部に内蔵されるなどの特徴をもつ。標準重量は8.5kg。

本田技術研究所の開発アイテムに陸上競技用車いすが加わったことでクラブ所属選手へ車いすレーサーが提供されたり、2002年には選手からのフィードバックを得ながら世界初となるフルカーボンボディの車いすレーサーの試作1号車が完成。2013年には八千代工業も活動に加わったことで、2014年に販売されるカーボンフレームを採用する市販車いすレーサー「極」(キワミ)の量産技術が確立する。

活動20周年となる2019年。4月には市販車いすレーサーのニューモデル「翔」(カケル)をリリース。今後はホンダグループ全体で、“アスリートの勝利の笑顔を目指す”取り組みを行っていくという。

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