3月に行われた東京モーターサイクルショーにて世界初公開となったヤマハの電動トライアルバイク「TY-E」が、7月14・15日に開催されたFIM トライアル世界選手権・第5戦フランス GPに参戦。TrialE(Electric)クラスの開幕戦となった檜舞台にて、YAMAHA FACTORY RACING TEAMの黒山健一とTY-Eはライバルとの接戦を制し、初陣を優勝で飾った。


ヤマハのトライアルモデルを表す伝統的ネーミング「TY」に電気の「Electric」を組み合わせたTY-Eは●力強い低速トルクと伸びやかな加速を両立し高い走破性を実現する高回転型の小型高出力モーターの搭載●極低速から高速域まで優れたレスポンス、パワーフィーリングを実現するモーター制御技術●優れたトラクション性能を実現する電動モーターと最適化されたフライホイール、瞬発力とコントロール性を確保するメカニカルクラッチなどを搭載したパワーユニット●新設計した小型高出力電池パックなどの高出力・小型軽量のコンポーネント●最適な剛性と電池格納スペースを確保しながら軽量化を突き詰めたCFRPモノコックフレーム●ダイナミックなライダーアクションを妨げない限界まで突き詰めたスリムなスタイリング、という特徴をもつ。


初陣に続きその翌週、TrialE クラスの第2戦(最終戦)となるベルギーGP(7月21・22 日開催)にも黒山とTY-Eは参戦。2018 シーズンのチャンピオンを目指す戦いで、黒山は僅差の2位に。この結果、2戦の獲得ポイントは同点となったが、第2戦の成績を重視するレギュレーションにより黒山はランキング2位となった。


黒山健一のコメント
「前回のフランスGPは1位と絶好のスタートを切れたのですが、ベルギー大会の結果は残念ながら2位となりました。体はよく動いていたのですが、メンタルの疲労から必要のないミスをおかしてしまったことが敗因です。今回の電動トライアルバイクTY-Eでの挑戦は、今後トライアルを続けていく上での大きなモチベーションとなり、同時にとてもすばらしい経験となりました。そしてたくさんの応援が僕にとって大きな力になりました。本当にありがとうございました」