スペインのBAIONAにて9月24日、トライアルの国別対抗世界選手権「2017 FIM TRIAL DES NATIONS 」(トライアル・デ・ナシオン)が開催された。年に一度開催されるデ・ナシオンはナショナルチームとして戦う、サッカーで言えばワールドカップ、テニスで言えばデビスカップのようなイベントである。

昨年に続き藤波貴久(Repsol Honda Team)、小川友幸(HRC CLUB MITANI)、黒山健一(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)という現在考えられる“史上最強”メンバーで挑んだ日本代表チームは素晴らしいチームワークを発揮、僅差で2位には及ばなかったが、同メンバーで2年連続、代表チームとしては3年連続表彰台を獲得した。

優勝は11年連続世界チャンピオンのトニー・ボウを擁するスペインチームで、何と14年連続。やはり最強の“トライアル王国”であることを証明した。

同メンバーでは2年連続、日本代表チームとしては3年連続表彰台獲得となった(左より)小川友幸、藤波貴久、黒山健一の3選手。

藤波貴久のコメント
「2位以上を獲ると全力で臨みましたが、僕も含めて調子がよくなく、失敗も多かったので、とにかく残念で悔しいです。世界選手権に参戦している自分がもっと引っ張っていかないといけないのに、それができていなかったのがすごくくやしいですし、なさけないです。トライアル世界選手権の後半戦からマシンの調子があまりよくなく、セッティングを変えてみましたが、調子の悪さを引きずってしまった感じです。ただ、世界3位と表彰台に上がることができてよかったなと思います。応援してくれたファンのみなさん、チームやサポートしてくれたスポンサーのみなさん、ありがとうございました」

小川友幸のコメント
「世界2位獲得の可能性は十分にあったので、悔しい結果になってしまいました。藤波選手のセカンドマシンを使用しましたが、そのマシンの特性などに慣れるまでに時間がかかり、マシンのポテンシャルを引き出すことができませんでした。また、1ラップ目に2ラップ目を走れないのではないかと思うほどのマシントラブルが出てしまいました。メカニックがパーツを交換してくれたおかげで2ラップ目をトライすることができ、2ラップ目では納得のいくライディングができたセクションもありますが、停止を取られてしまうなど、残念な結果になってしまった場面も。この悔しさは、来年再びデ・ナシオンに日本チームが出場し、代表ライダーに選出してもらったら、そこでぶつけたいと思います。デ・ナシオンは多くの人の協力があって、スポンサー、多くのファンの人の支えのおかげで出場できます。とても感謝しています。ありがとうございました」

黒山健一のコメント
「昨年は2位で今年は3位と順位を落としてしまいましたが、デ・ナシオンで日本代表チームは世界と戦える実力があるということを示せたと思います。ただ、2位のイギリス代表とは3点差だっただけに、悔しさが大きいです。そして昨年もそうですがイギリス・フランス・イタリアとは余裕のないシビアな戦いとなり、世界2位を獲得するのは決して簡単なものではないと改めて実感しました。僕は日本からマシンを輸送したのですが、スペインの気候に合っていたのかベストな状態で臨むことができました。しかし、海側のセクションは下見のときに考えていたとおり、マシンの特性上不得意な設定で、なかなか思うようにトライすることができなかったのが残念です。日曜日&時差があるなか、SNSなどから応援してくれたファンのみなさんにとても感謝しています」

2017 FIM Trial des Nations結果
1位 スペイン 減点6 クリーン78
2位 イギリス  減点42 クリーン57
3位 日本    減点45 クリーン53
4位 イタリア 減点84 クリーン45
5位 フランス 減点86 クリーン45
6位 ノルウェイ 減点116 クリーン33

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