初開催は何と一世紀昔の1916年! アメリカ・コロラド州で毎年独立記念日前後に開催される「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は、標高4302m地点のゴールまで19.99kmのコースを156のコーナーを攻めながら登りつめ、誰が一番速いかをタイムで競う単純明快かつ大変歴史あるモータースポーツ・イベントである。

そんなヒルクライムレースの二輪車最高峰となるヘビーウェイト・モーターサイクル・クラスにおいて、2017年モデルで大幅にアップデートされたKTM 1290SUPER DUKE Rを駆るクリス・フィルモアが9分49秒625というレコードタイムで優勝を飾った。

元AMAスーパーバイク選手権/現MotoAmerica選手権でKTMのスーパースポーツバイクを走らせ、スーパーモタード選手権ではタイトルを獲得しているフィルモアだが、パイクスピークでは何とルーキー。排気量1301ccで177馬力を発揮、新型LC8/Ⅴ型2気筒エンジンを搭載する1290SUPER DUKE Rは、KTMのオプションパーツ「Power Parts」でセットアップされたもの。

クリス・フィルモアのコメント
「目標は、ルーキーイヤーである今年にコースレコードを更新することだった。しかしレースが始まると、コースは3つのセクションに別れていて、それぞれ走行時間が分けられていることが分かった。したがってコースを通して走ったのは、タイムアタックのときが最初だった。そこではウォームアップランもサイティングラップもなく、ただ順番にスタートしていくだけだった。だからレース前は、レコードを更新できる確信が得られなかった。もちろんスタート地点からは、あらゆる地点のコンディションも予測できなかった。またバンピーな路面がいたるところにあり、レコード更新は難しいだろうと、多くのライダーにアドバイスを受けた。しかし、だからこそレコードを更新する価値があると感じた。自分は最高のバイクと最高のサポートを受け、目標を達成した。そして1290SUPER DUKE Rの高いポテンシャルを見せつけ、KTMの名をパイクスピークのレース史に刻むことができた。こんなに嬉しいことはない」

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