昨シーズンよりスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦し、世界耐久選手権(EWC)の鈴鹿8耐にも出場、今シーズンもHonda World Superbike Team からSBKを戦っていた2006年MotoGPクラスチャンピオン、生まれ故郷から由来する“The Kentucky Kid”の愛称をもつニッキー・ヘイデン。

5月14日に開催されたイタリア・ラウンド終了後、現地にて自転車トレーニング中であった彼は自動車との接触事故に遭遇。脳などに深刻なダメージを負い、集中治療室で懸命の治療が続けられたが、現地時間5月22日19時9分、帰らぬ人となった。35歳。

そのアグレッシブな走りとオープンな人柄で多くの人に愛される素晴らしいライダーであった。

以下、ホンダのモータースポーツサイトより。

「米国・ケンタッキー州出身のニッキー・ヘイデン選手は、モータースポーツ一家に生まれたことで幼少期からレース活動に親しみ、1999年に全米選手権であるAMAのスーパースポーツクラス(600cc)でチャンピオンを獲得。2002年にはAMAスーパーバイククラスにおいて史上最年少でチャンピオンを獲得しました。2003年に、HondaのワークスチームであるRepsol Honda Teamから世界最高峰のMotoGPクラスにデビュー。2006年シーズンには最終戦まで激しい争いの末、年間チャンピオンを獲得しました。2016年からはスーパーバイク世界選手権へ参戦し、年間総合5位を獲得。この年の鈴鹿8時間耐久レースにもMuSASHi RT HARC-PRO.から参戦するなど、豊富なキャリアを活かしたベテランとして今後の活躍が期待されるライダーでした。

ヘイデン選手に対して心から感謝するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。

本田技研工業 八郷 隆弘 代表取締役社長のコメント
『ニッキー・ヘイデン選手の逝去の報に接し、大きな驚きと悲しみを感じています。ヘイデン選手は早くからロードレース界で活躍し、2006年にはHondaのワークスライダーとしてMotoGPでタイトル獲得を果たすなど、Hondaの二輪レース活動に大きく貢献してくださいました。アグレッシブな走りや明るい人柄は多くのファンを魅了しました。これまでのHondaライダーとしての多大な功績に感謝するとともに、ニッキー・ヘイデン選手ならびにご家族に対し、謹んで哀悼の意を表します』」

尚、6月23日(金)までの期間、東京・青山の本田技研工業・本社ビル1階・Hondaウエルカムプラザ青山にて、 ニッキー・ヘイデンがチャンピオンを獲得した2006年のマシン「RC211V」を、実際に使用したレーシングスーツとヘルメットとともに展示。彼の功績を称える特別展示「ニッキー・ヘイデン選手 追悼展示」が行われている。