市販車をベースとしたマシンで争われるロードレースの最高峰「スーパーバイク世界選手権」(WSBK)で2年連続ライダー&マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得したカワサキのワークス・チーム「Kawasaki Racing Team」(KRT)。最終戦までチームメイト同士のチャンピオン争いを展開した二人のライダー、ジョナサン・レイとトム・サイクスが来日、彼らを招きプレスコンファレンスが開催された。
レーシングライダーとしてカワサキと数々の栄光を共にし、現在は開発ライダーやアドバイザーを務める藤原克昭が両ライダーに質問をぶつけるという形式で行われたコンファレンス。カワサキに3度のライダー・タイトルをもたらしている二人の“ブリティッシュ・ファイター”はプレスを前に大いに語る。
2016年にベース車がモデルチェンジしたことでキャラクターも変わったNinja ZX-10R、当初はマシンの理解に多少時間を要したというが、チームも一丸となっての前進によって得られた“安定したパッケージ”が強みだという点は、お互いライディングスタイルは異なるもののレイ、サイクス共に同意見。さらにチーム力を加えたトータルなパッケージがWSBKでの勝因だと分析していた。


ヘレス・サーキットで行われた2017年シーズン向けのテストでは、市販車ベースのマシンながらMotoGPマシンのタイムを上回ったことで話題となったが、2年連続チャンピオンのレイはとても謙虚。ただ2017年シーズンに大きな期待を寄せていることは確かだ。
「鈴鹿8耐に出たいか?」という質問に対し、多くのカワサキ・ファン、レース・ファンが気になるアンサーはサイクス、そして8耐優勝経験者(2012年)であるレイも参加したいと考えているようだ。が、現状ではWSBKとのスケジュールのバランスで難しいとのこと。
2018年シーズンまでKRTから戦うことが決まっているジョナサン・レイとトム・サイクス。WSBKでの更なる活躍に要注目である。


ジョナサン・レイ:1987年2月2日生。イギリス出身。2009年よりスーパーバイク世界選手権に参戦。2015年にカワサキへ移籍。2015・2016年にチャンピオンを獲得。

トム・サイクス:1985年8月19日生。イギリス出身。2009年よりスーパーバイク世界選手権に参戦。2010年よりカワサキを駆り、2012年にワークス・チーム入り。2013年にチャンピオンを獲得。