岩場などの障害物をバイクに乗ったまま足を着かずにクリアできるかを争う競技・トライアル。 その全日本選手権シリーズ(全7戦)最終戦が10月30日、宮城県のスポーツランドSUGOにて開催された。8セクション3ラップと2つのスペシャルセクションで争われた最高峰・国際A級スーパー(IAS)クラスは黒山健一(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝。前戦より投入した最新型DOHCエンジンにフューエルインジェクション&後方排気を採用したニューマシン・ヤマハTYS250Fi で2連勝を飾る。

一方、前戦でタイトルに王手をかけていたホンダRTL300Rを駆る“GATTI”こと小川友幸(HRC CLUB MITANI)は今回、スペシャルセクションの最後の最後でミスを犯してしまうが3位でフィニッシュ。40歳にして4年連続チャンピオン獲得となった。IASクラスでは自身6度目のタイトルとなる。

今年、トライアル国別対抗世界選手権(トライアル・デ・ナシオン)で2位を獲得した日本チームのメンバーとして戦った小川、黒山両選手。来シーズンのチャンピオン争いが早くも楽しみだ。

尚、国際A級(IA)クラスは3人によるチャンピオン争いの結果、久岡孝二 (ガスガス)がチャンピオンを獲得。今シーズンよりスタートしたレディースクラスは西村亜弥(ベータ)が初代チャンピオンとなった。


小川友幸

黒山健一

小川友幸のコメント
「今シーズンは、40歳で4年連続チャンピオンを目標に、各大会を集中して戦ってきました。大勢のファンの前でチャンピオンを決めることができたことに満足しています。常に信頼できるアドバイスで支えてくれたチームスタッフをはじめ、マシンセッティングでともに戦ってくれたHRCやスポンサーの皆様、そしてトライアルファンに感謝いたします。来シーズンは、5年連続チャンピオンという、さらに高い目標に向けてチャレンジします。また、イベントにも積極的に参加して、トライアルを盛り上げていきますので、応援をよろしくお願いします」

黒山健一のコメント
「前回に続き今回も僕の実力というよりは運でこの結果になった気がしますので、まだまだ反省点なり乗り込みが必要です。今日は第4、第7セクションが鬼門になりました。SS最終セクションは先にクリーンしたことが、(小川選手の)プレッシャーになったと思います。走れば走るほどけっこう路面が滑ってきていたんで、僕も危うく5点を取ってしまいそうなところでしたがリカバリーを重ねてクリーンすることができました。今年はチャンピオンを取れず非常に残念ですが、後半戦はわりと良い走りができてきたし。新しいバイクに乗るのが楽しくて愉しくてたまらないので、来年は運ではなく自分の実力でしっかりと王座奪還したいと思います」

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